チーム

7月29日(金)地域交流会の一環として白鶴酒造株式会社様を訪問しました。

コベルコ神戸スティーラーズは、地域密着型のチームとして、地元・神戸と密接な関係を築くべくさまざまな活動を行っています。729日(金)、日本一の酒どころ「灘五郷」の蔵元の1つ、白鶴酒造株式会社様と地域交流会を実施しました。

白鶴酒造株式会社様とクラブハウスのある灘浜グラウンドまでは、700メートルほど。また、互いにレガシーを大事にしており、阪神淡路大震災を乗り越えて復興を遂げたという共通点があります。KOBELCO CUPに参加している選手を除く約30名の選手と約20名のスタッフは、ゴミ拾いをしながら歩いて白鶴酒造資料館へ。白鶴酒造株式会社従業員の皆様に迎えられ館内に入ると、まずはノンアルコールの大吟醸テイストのスパークリング飲料「吟零」をふるまっていただきました。ウェルカムドリンクでひと息ついた後、福本チームディレクターがチームの概要やレガシー活動をはじめ、チームが大事にする選手の人間性や社会性について説明。その後、白鶴酒造資料館 館長髙田様が登壇し、1743年の創業から現在にいたるまでの歴史について教えていただきました。白鶴酒造株式会社様の長い歴史の中には、第2次世界大戦や阪神淡路大震災があり、特に震災の際は、ほとんどの蔵が倒壊し甚大な被害を受け、危機的な状況から再開を果たしたそうです。選手、スタッフは、真剣な表情で髙田館長の話に聞き入っていました。続けて、酒づくりについてのレクチャー、3種類のお酒を試飲。酒づくりにまつわるクイズ大会では、全問正解したモエアキオラ選手に大吟醸のお酒がプレゼントされるひと幕も。モエアキオラ選手は、「日本酒を飲んで、今シーズンも頑張ります!」と笑顔を見せていました。

質疑応答では、白鶴酒造株式会社様より「チームならではのトレーニングはありますか?」と質問があり、ホルテンヘッドコーチが「グラウンドまで近いので、練習を見学しに来てください」と回答。松岡選手からは「飲み会の際には白鶴のお酒しか飲まないなど”しばり”はありますか?」と素朴な疑問が飛び出し、従業員の方から「”しばり”しかないですね(笑)!」との答えが。また、福本チームディレクターからは「どうしたらラグビーを見に来てくれますか?」と質問というよりもお願いがあり、「今日を機会に従業員全員でスタジアムに行きます!」と髙田館長に快諾していただきました。

最後に、選手を代表してシカリング選手が「今日は貴重な経験をさせていただき、楽しかったです。これからはコベルコ神戸スティーラーズの応援をよろしくお願いします!」と挨拶し、さらに、ホルテンヘッドコーチが「チームは今シーズン、1からチームの歴史などを学んでいるところです。今日は、地元の企業の歴史などを知ることができて良かったです。共に震災を乗り越えた企業とチーム、互いに協力して神戸を盛り上げていきたいと思います。次回はぜひ練習の見学をしに灘浜グラウンドに来てください」と述べ、2時間にわたる交流会は終了。

ベテランの有田選手は「まず300年近い歴史があることに驚きました。白鶴酒造株式会社様も震災を乗り越えて今がある。神戸製鋼所もチームもそうです。改めて、当時の方々の苦労を知ることができました。神戸にある企業とチームですので、これをきっかけに交流を深めていって、地元を盛り上げていきたいですね」と感想を述べてくれました。

福本チームディレクターは「震災の時は、チームは瓦礫の撤去を手伝ったり、地域の自警団として活動したりしていたのですが、その後は、グラウンドからすぐそばでありながら、なかなか交流する機会がありませんでした。今回、このような場を持つことができ、チームのことやラグビーに興味を持っていただく、良いきっかけになったと思います。今後も白鶴酒造株式会社様と交流を深めていきたいですし、ホストゲームでは日本酒のブースを出していただくことも考えています。これからもコベルコ神戸スティーラーズは、地域密着のチームとして、地元の企業様との交流会などを開催していきたいと思います」とコメント。

白鶴酒造株式会社様、あたたかく受け入れてくださり、ありがとうございました。

白鶴酒造資料館

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