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8月29日(木)神戸製鋼本社にて山中亮平選手とアタアタ・モエアキオラ選手の記者会見を行いました

8月29日(木)、9月20 日(金)に開幕するラグビーワールドカップ2019 へ向けた日本代表最終登録メンバー計31名が発表され、コベルコスティーラーズから山中亮平選手、中島イシレリ選手、ラファエレ ティモシー選手、アタアタ・モエアキオラ選手が選出されました。それを受け、神戸製鋼本社にて山中選手とモエアキオラ選手の記者会見を実施し、多数の報道各社にお集まりいただきました。

約200人の社員の方々も見守る中で行われた記者会見は、「やっとワールドカップメンバーに入ることができ嬉しい気持ちでいっぱいです」と山中選手が笑顔で切り出すと、モエアキオラ選手も「選ばれて嬉しいです。発表後、トンガに電話をして両親に伝えました」と話し、和やかな雰囲気でスタート。

質疑応答では、4年前のワールドカップイングランド大会でメンバーから外れてしまった山中選手に、この4年間どういう思いで過ごしてきたのかと質問があり、「代表に入れない時期もありましたが、ワールドカップに出たいという一心でトレーニングを積んできました。諦めずに頑張ってきてよかった」と振り返る場面も。山中選手は昨年春、ワールドカップに出るためにやるべきことを逆算し、スマートフォンにメモを取っていたといいます。「昨年春はサンウルブズのメンバーにも選ばれていませんでした。ワールドカップに出るためには、秋に代表復帰しないと。そのためには、まずチームで試合に出て活躍しないといけません。昨シーズンはチームでレギュラー獲得することを第一の目標に掲げていました」と山中選手。また、ターニングポイントとしては、フルバックに挑戦したことを上げていました。山中選手は「うまい選手の動画を見たり周りの選手に聞いたり、フルバックの動きを勉強し、昨シーズンは高校時代に戻ったような感じでしたね」と話し、ニュージーランド代表のベン・スミス選手や昨シーズンまでチームメイトだったアダム・アシュリークーパー選手の動画を見て、後輩の井関信介選手にもアドバイスを受けていたと述懐。フルバックとして手応えを得たのは、今年サンウルブズのメンバーに入りスーパーラグビーで7試合に出場したことと答え、その理由にフィジカルが強い相手に対していいパフォーマンスを発揮し自信になったと述べていました。さらに、3年前にこの世を去った平尾誠二元GMに対して、山中選手は「ラグビーを続けられたのは平尾さんと会社のお陰です。平尾さんも喜んでくれていると思います」とも。

モエアキオラ選手にはトンガ代表ではなく、なぜ日本代表を目指したのかという問いがあり、「16歳で来日し、日本で成長することができました。僕を支えてくれたすべての人に恩返しがしたいという気持ちがあり、日本代表を目指しました」と回答。最後にワールドカップ日本大会に向けて意気込みを聞かれ、山中選手が「1試合でも多く試合に出場し、良い結果を出したい!」と力強く話すと、モエアキオラ選手も「僕も1試合でも多く出場したい。持ち味である力強いランを見せたいと思います!」と宣言し、1時間にわたる記者会見は終了しました。

この会見の様子は、後日、「off-time SHOT!」のコーナーでもご紹介しますので、公開を楽しみにお待ちください。

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