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試合後のコメント

ジャパンラグビートップリーグカップ2018-2019プール戦 vs 宗像サニックスブルース戦のコメント

 取材日:2018年11月25日

ジャパンラグビートップリーグカップ2018-2019プール戦 vs 宗像サニックスブルース戦のコメント

前節のクボタスピアーズ戦で今シーズン公式戦初となる黒星を喫したコベルコスティーラーズは、プール戦最終戦となる第3節で宗像サニックスブルースと対戦した。この一戦に、チームの一員になったばかりのロス選手とアーウォン選手が先発出場。また、ルーキーの前田選手がリザーブに名を連ねた。

試合は、序盤からコベルコスティーラーズが主導権を握り、ゴール前まで攻め込む。12分、ゴール前ラインアウトからモールを押し込み、崩れたところでバックスへと展開、最後はバックマン選手からパスをもらったアーウォン選手が先制のトライを決める。ゴールキックも成功し、7-0とする。その後もコベルコスティーラーズが攻守で圧倒し、22分にバンリーベン選手、26分に山下(楽)選手、32分にナエアタ選手がトライを決め、前半を26-0で折り返す。後半になっても、勢いは止まらず、8分、バンリーベン選手がこの日2本目となるトライをマークする。この後、反則を立て続けに取られ、自陣に釘付けとなるが、堅い守りでゲインラインを超えさせない。逆に相手のミスを誘い、流れは再びコベルコスティーラーズへ。26分、グラウンドに入ったばかりの児玉選手がトライを奪うと、30分、37分にもトライを決め、52-0でノーサイド。コベルコスティーラーズは、同時刻に行われていたクボタスピアーズvsヤマハ発動機ジュビロ戦の結果次第では、プールC組1位の可能性があったが、クボタスピアーズが勝利し、残念ながら2位となり、1月13日(日)と19日(土)に行われるカップ総合順位決定戦は、5位決定トーナメントに回ることになった。

試合後の記者会見で、ディロンヘッドコーチは「先週の試合では自分たちのアタックをすることができませんでしたが、今日は本来のアタックシェイプを取り戻すことができました。また、サニックスは、多彩な攻撃ができるチームです。そのようなチームを無得点に抑えることができ、ディフェンスも評価したい。この試合には、ロス、アーウォンといった新加入の選手やこれまでプレータイムがあまりなかった選手が出場しましたが、その中でもトップリーグデビューを果たした前田が、短い時間でしたが、良いパフォーマンスを発揮してくれました」と、コメント。続けて、キャプテンの前川選手がプールC組2位という結果を受け、「トップリーグとカップ、二冠を目指していたので、残念な気持ちでいっぱいです。ただ、このプール戦から多くのことを学べましたので、トップリーグ総合順位決定トーナメントを戦う上でいかしていきたい。

来週からの総合順位決定トーナメントは、厳しい戦いになると思います。しっかり良い準備をし、一戦一戦戦い、最後に頂点に立てるようにしたい」と、一戦必勝を誓った。なお、マンオブザマッチには、攻守にわたり大活躍だったマット・バンリーベン選手が選ばれた。

エイデン・ロス選手、前田剛選手、マット・バンリーベン選手、ナイジェル・アーウォン選手のコメントです。

エイデン・ロス 選手

「足首を負傷していて、今日は8ヶ月ぶりの試合出場となりました。久しぶりに試合をして、とにかく楽しかったですね。チームには、11月16日に合流しました。チーフスディベロップメントでデーブ(・ディロン)から指導を受けていましたし、チーフスにはコベルコスティーラーズから毎年選手が研修に来ていたこともあり、知っている選手がいたので、すぐにチームに馴染むことができました。ヤンブー(山下裕)のことも知っています。彼は1シーズン、チーフスでプレーしていたので、何度も一緒にスクラムを組みました。日本のスクラムについては、ニュージーランドより低いと感じましたが、低さにも徐々に慣れてきています。神戸のラグビースタイルにもっとフィットして、勝利に貢献できるようにしたいと思います」

前田剛 選手

「初めての公式戦だったので、緊張しましたが、持ち味であるフィジカルの強さを前面に出したタックルを何度も見せることができ、手応えを感じることができました。今後は課題であるハンドリングスキルを成長させて、もっと長いプレー時間をもらえるようにしたい。チームの勝利に貢献できるよう、これからより一層頑張ります!」

マット・バンリーベン 選手

「コベルコスティーラーズでプレーし、4年目になりますが、初めてマンオブザマッチに選ばれました!素直に嬉しいですね。今日はアタックに定評があるサニックスとの対戦でしたが、ディフェンスがよく機能し、ノートライに抑えることができました。僕自身もディフェンス面でチームに貢献できたと思います。2つのトライについては、周りの選手のお陰です。個人的には、アタック力をさらに成長させていきたいと思っています。12月からはじまるトップリーグの総合順位決定トーナメントは負けたら、そこで優勝の可能性はなくなります。目の前のことに集中して、一戦一戦を大事に戦っていきたいと思います」

ナイジェル・アーウォン 選手

「チームに合流し、2週間程度です。まだ戦術やチームメイトのプレースタイルなどを学んでいる途中なのですが、コベルコスティーラーズの赤いジャージを着て初めて出場する公式戦で、良いパフォーマンスができて、うれしく思います。先制のトライに関しては、バッキー(バックマン)がお膳立てしてくれました。僕はただ彼から来たパスをキャッチして、トライしただけ。ラッキーでしたね(笑)。敵陣深くでのキックチャージは、狙っていました。うまく跳ねてくれたらトライになっていたかなって。これからもチャンスがあれば、チャレンジしていきます。持ち味は、体格をいかしたプレーとスピード。今後、チームのシステム等を理解すれば、ポジショニングなど細かいところがさらに良くなっていくと思いますので、ぜひ期待していてください。応援よろしくお願いします」

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