コベルコスティーラーズの選手も何度か出演している大阪・北浜にあるラグビー居酒屋「マーラー」主催のトークライブに山下楽平選手が登場しました。昨シーズンの三冠王・山下選手の話しが聞けるとあって、申込を開始するやいなや、満席になったという今回のトークライブ。なんと山下選手は、予想もしなかったドレッドヘアスタイルで登場！「タナ・ウマンガ選手（元オールブラックス）みたいでしょ」という山下選手。司会進行のラグビージャーナリスト・村上晃一さんも驚いた様子でした。

トークの前半戦は、ラグビーとの出会いからスタート。山下選手のお父様は京都産業大ラグビー部出身ですが、ラグビーをすることは強要されず、たまたま見た枚方ラグビースクールの練習に魅了されて、小学２年生の時にラグビーをはじめたそうです。子供の頃は、身体が小さくて、中学1年で140cmくらい。「ちょこちょこと抜いていくタイプでした。今は身体が強くなって、抜くより、当たっていく方が気持ちいいですね」と山下選手。さらに中学時代は、頭が良くて、全国統一模試で30位くらいだったことや練習がキツかった京産大学時代のことなど、関西人らしく小ネタをはさみながら（笑）披露。ちなみに山下選手はラグビーをはじめてから、基礎的なことを教えてもらったことがないそうで、京産大4年時にはじめて、その年にコーチに就任したコベルコスティーラーズOBの元木由記雄氏にパスの基本やコンタクトなど徹底的に指導されたと話していました。トークの後半戦はコベルコスティーラーズに入部してから。山下選手は子供の頃からコベルコスティーラーズ、そしてOBの大畑大介氏のファン。憧れていたチームに入部し、昨シーズン、トライ王、新人賞、ベスト15を受賞。しかし本人は「もっとトライを獲りたかったですし、自分のパフォーマンスに満足はしていません」とキッパリ。香港セブンズで膝を負傷し、現在、リハビリ中ですが、上半身を鍛えに鍛えて、昨シーズンより筋肉隆々になった印象。「7人制代表に選ばれてオリンピックにも出たいし、15人制でワールドカップにも出場したい」と今後の目標を語っていました。質疑応答では「楽平の名前の由来は？」（「楽しく平和に」。お母様がつけてくれたそう。本人も気に入っているとのこと）や「かっこいいと思うポジションは？」（「パス、ラン、キック、タックルなど、なんでもできないといけないCTBが一番かっこいい！高校時代に一度挑戦してみて、本当に難しいと思いました」とのこと）など、さまざまな質問に回答。その後、コベルコスティーラーズグッズなどが当たる抽選会のあと、最後に「今シーズンはトライ王だけでなく、プレースキックをもっと磨いて、得点王を狙いたい。もちろん優勝もしたい。昨シーズン以上に見ている人がワクワクするようなプレーをしたいと思います！」と意気込みを述べ、2時間にわたるトークライブは終了しました。今シーズンも山下楽平選手の活躍にご期待ください！