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試合後のコメント

【試合レポート】 9月26日(土) ジャパンラグビー リーグワン ライジング2026 中国電力レッドレグリオンズ戦

【試合レポート】 9月26日(土) ジャパンラグビー リーグワン ライジング2026 中国電力レッドレグリオンズ戦

雨の中の初陣で果敢にチャレンジし、計10トライで66-0の完封圧勝!

2025年からスタートした若手やプレータイムが少なかった選手が出場する育成目的の大会「ジャパンラグビー リーグワン ライジング2026」。コベルコ神戸スティーラーズは今年初めて同大会に参戦する。初戦はディビジョン3の中国電力レッドレグリオンズだ。敵地・中国電力坂グラウンドで行われた試合は、神戸Sがトライを量産し66-0で勝利した。
アンドリュー・エリスヘッドコーチ(以下HC)の体制で臨む、初めての一戦。新指揮官は「まずはラグビーを楽しもう」と若手中心のメンバーを送り出した。
前半は雨というコンディションも相まってハンドリングエラーを連発し、チャンスは作るも取りきれない展開が続く。それでもフィジカルで優位に立ち、8分ラインアウトモールからNO8ポルテレが抜け出しトライを決めると、12分にも敵陣ゴール前で得たラインアウトを起点にフォワードが近場でボールを繋いで最後はPR大下がねじ込む。25分には徳田に代わり、百戦錬磨のベテランSH日和佐がグラウンドへ。29分、敵陣22mライン付近のスクラムからテンポよくボールを運ぶと、SH日和佐からパスを受けた、この日が24歳の誕生日のPR宮内がディフェンスを物ともせずにトライラインへ。21-0と相手をシャットアウトして試合を折り返した。

「雨が降ったり止んだりする厳しいコンディションの中で、勇気を持ってプレーし『神戸Sのラグビー』を続けることを皆が意識していました。ただ、無理にパスを繋ごうとしたり、難しいところでパスをしてしまったり正しくない状況判断があって、それがハンドリングエラーやトライを取りきれない要因となりました」とエリスHC。ハーフタイムには状況をしっかり見て適切な判断をするよう指示を送った。
ハーフタイムの指示を体現するように、後半に圧巻の3連続トライを決める。まずは3分、怒涛の連続攻撃から前進しゴール前まで迫ると最後は後半から出場のHO松岡がトライまで持ち込んだ。さらに6分、相手のキックオフをキャッチしSO伊藤がキックパスをNO8ポルテレに通すと、そこから繋いでCTBラファエレがクリーンブレイクし敵陣深くへ。相手にノックフォワードがあり、ゴール前でのスクラム。そこでSH日和佐が相手の陣形を見て右へと展開し、最後はWTB辻野がフィニッシュ。9分にもリスタートのキックオフから確実にボールをキャッチし連続攻撃から最後はSO伊藤が一瞬の隙をついてトライゾーンまで持ち込んだ。しかし、完璧な流れは続かない。直後のキックオフを落球すると、そこから自陣での時間が続く。粘り強くディフェンスし、相手に決してトライラインを越えさせない。逆に17分、自陣からボールを動かし、FB井関がトライゾーンへ。
24分にはオールブラックス経験者である新加入のCTBブリッジが登場。リザーブメンバーが全員グラウンドに入ったところで、再び神戸Sが猛攻を仕掛ける。スクラムでは相手を圧倒し、ラインアウトでも連続でスティール。バックスも雨をものともせずに躍動する。27分、38分にもトライをマークし、66-0でノーサイド。悪天候という障壁、そして難しい初陣という局面を、若い力と圧倒的なパフォーマンスでねじ伏せた。

試合後、エリスHCは「後半は無理なオフロードを避けてキャリーを選択するなど、良い判断が見られ、ボールリサイクルが機能しました。後半のパフォーマンスは誇らしく思います」と笑顔を見せた。試合を通して良かった点については「若手を含めて選手たちが自らプレーを選択し、責任を持って実行していたところです。このような厳しい天候でも、その判断から多くのトライを挙げ、手応えを感じられる試合になりました」と振り返る。
もちろん、課題も残った。「精度を含めて改善すべき点が多いです」とエリスHC。ただ、雨という厳しい状況下でプレーしたことは選手の学びになる。この日のメンバーは、リーグワンはもちろん、トレーニングマッチ等でもなかなかプレータイムを得られなかった選手も多い。その中でエリスHCは約60分間司令塔を務めたSO伊藤や、途中からSOでプレーしたCTB大町のパフォーマンスを「素晴らしかった」と高く評価した。
連覇を目指すシーズンにおいて若い世代の突き上げこそが、チームがもう一回り進化するための最大の伸びしろとなる。初戦で得た収穫と課題をベースに、チームはここから本格的なビルドアップを進めていく。

 

宮内 慶大
「神戸Sの赤いジャージーを着て試合に出るのは今回が初めてでした。昨シーズン、プレーシーズンマッチやトレーニングマッチでもなかなか出場機会に恵まれなかったですが、リーグワンライジングでプレーするチャンスをもらえて本当に嬉しく思います。昨シーズンはフッカーに挑戦していましたが、今シーズンは再び本職である左プロップとしてプレーすることになりました。昨シーズンから4、5キロ増量しプロップ仕様の体にしています。試合ではトライを取れたことも良かったですが、プロップとしてスクラムで相手にプレッシャーをかけられたことに手応えを感じていて、セットプレーは重点的に取り組んできた部分だったので、試合で成果を出せて安心しました。試合については、今シーズン標榜している全員が常にオプションになるアタッキングラグビーを体現しようと試合に臨みました。ただ、僕自身、福西(隼杜)さんからのオフロードを受けた場面でノックフォワードもあって、ボールを受けるエリアやコミュニケーションはもっと意識しないといけません。プレーの細部をさらに突き詰めて、次はもっと精度の高いプレーをしたいと思います」

 

ヴィリー・ポトヒエッター(相手チームのキャプテンが選出したプレーヤー・オブ・ザ・マッチ)
「今日の試合はチームにとって再びチャンピオンになるための大事な第一歩です。新体制のもとでチームの雰囲気はとても良いですし、選手同士のつながりも強まっています。また目指すラグビーの理解度も深まっています。目の前の状況に応じて自分たちで判断し仕掛けていく、エキサイティングなラグビーをしていく中で、今日はミスもありましたが、全員が楽しみながらプレーし、チームとして良いスタートを切ることができました。個人的にはオフシーズンから良い準備ができていて、始動してからも努力を重ねてきました。目標はリーグワンで多くの試合に先発として出場することです。今日はいつもプレーしている『7番』ではなく『6番』に入ったのですが、プレーの幅を広げる良い機会になりました。チームの連覇に向けて、自分もさらに成長し続けないといけません。スティールは強みとしてさらに磨いていきたいですし、それに加えてボールキャリーといったアタックの部分でも存在感を出せるようにしていけるよう頑張ります!」

 

伊藤 大祐
「もっと自分のプレーを出せたというのが率直な感想です。前半は雨の影響もあり、序盤はチーム全体が消極的になり、フィフティー・フィフティーのパスやミスが増えて、自分たちで試合を難しくしてしまいました。後半はお互いに空いているスペースをコールで共有できて、立ち上がりは良かったと思います。エリスHCが求める神戸Sのラグビーは自由度が高くて、空いているところがあればスキルを使ってどんどん仕掛けていくスタイルです。自分のプレースタイルにも合っているので、やっていて楽しい。ただ、『10番』としては周りを生かす判断やチームをリードする部分をもっと伸ばさないといけません。自分1人でできることには限りがあるので、チームメイト同士で要求やフィードバックを伝え合い、練習だけでなく試合でももっとリーダーシップを発揮していきたいと思います」

 

〜NEXT GAME〜
ジャパンラグビー リーグワン ライジング2026
10月10日(土)14:00 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズvsルリーロ福岡
@宮崎県屋外型トレーニングセンター

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