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Road to RWC2027

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【Road to RWC2027】「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2026」日本代表 vsアメリカ代表レポート

【Road to RWC2027】「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2026」日本代表 vsアメリカ代表レポート

FWとBK、ハイブリットプレーヤーの本領を発揮!「自分の強みを出せた」ティエナン・コストリー

「リポビタンDチャレンジカップ2026」カナダ代表戦は57-12で大勝したものの、ブレイクダウンで後手を踏んで反則を犯したり、ハンドリングエラーが出て遂行力が低かったりと課題が残る一戦となった。このカナダ代表戦を踏まえ、特にブレイクダウンの修正にこだわり練習を重ねた日本代表は「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2026」準決勝でアメリカ代表と対戦。コベルコ神戸スティーラーズから植田 和磨とイノケ・ブルアの両WTBが先発、NO8ティエナン・コストリーは後半17分から植田に代わってWTBとして出場した。
前の試合では不発に終わった「超速ラグビー」だが、試合に向けて「爆発できる準備はできている」と、ジョーンズ日本代表ヘッドコーチは語った。体が大きくフィジカルの強いアメリカ代表に対し、フォワードのテーマはカナダ代表戦と同様に相手を圧倒するという意味を込めて「デモリッション(破壊)」。そして、アメリカ代表は9番からのキックが多いことから空中戦を制することが重要だと警戒した。
立ち上がりから日本代表は攻勢をかける。開始2分、CTB廣瀬(S東京ベイ)が抜け出し先制。その直後、WTB植田がトップスピードで走り込み内側からボールを受けるとキックを転がし、チャンスメイクする。5分、細かくパスを繋いで前進する中、WTBブルアのピック&ゴーからスペースを突くと、フォローしていたLOストーバーグ(BL東京)へとパスを繋いでトライを演出した。日本代表の勢いは止まらず、9分にもテンポの良いパス回しからCTBライリー(埼玉WK)が中央へトライ。日本代表はブレイクダウンで優位に立ちテンポを落とさず攻撃し、アメリカ代表に守備の時間を強いる。16分にはモールを押し込み、HO原田(BL東京)がトライゾーンへ。28-0と大きくリードを広げた。その後、2本連続でトライを許すも、41分、日本代表は「デモリッション(破壊)」を掲げたスクラムで圧倒し反則を獲得すると、ゴール前でのラインアウトモールからFWで攻め込み、最後はPR大塚(関西学院大)がトライを奪って35-14で折り返した。
後半に入ってからも日本代表の勢いは落ちない。前半につくった流れをそのまま持ち込み、2分、SO伊藤(明治大学)が鋭いステップで裏へと抜け出すとCTBライリーがこの日2本目のトライをマークする。14分にはWTBブルアが中央を突破し、NO8コーネルセン(埼玉WK)がフィニッシュ。ここでコストリーが植田に代わって、WTBのポジションへ。24分にはそのコストリーが持ち味であるスピードを見せてクリーンブレイク、ゲインラインを一気に突破すると、並走していたFBグリーン(東葛)へラストパスを送り、鮮やかなトライアシストを見せた。後半はアメリカ代表に1点も与えない完璧な40分を見せ、日本代表が来年のワールドカップで同組のアメリカ代表を最終スコア63-14で撃破した。
ジョーンズ日本代表HCは「アメリカ代表に攻め込むアプローチで臨みました。このような結果になり非常に嬉しく思っています」とコメント。2試合連続でキャプテンとしてチームを率いたSH齋藤(東京SG)は試合の入りと流れを取り戻す前半終了間際のトライにチームの成長を感じたと話す。ただ、日本代表が目指す超速ラグビーはまだまだ完成ではない。「アタックのコース取りなどは改善の余地がある」とジョーンズ日本代表HCは高みを見据えた。
この試合では後半17分から出場し本来のポジションではなくWTBで出場したコストリーが強烈なインパクトを残した。
「急遽ウイングに入ることになったのですが、自由にプレーできて楽しかったです。自分の強みであるスピードも出せました!」
また、日本語も流暢に操るコストリーはベンチで積極的にチームメイトに声をかけていたという。
「ベンチにいる時から試合の状況を話し、情報を共有したり、特にこの試合はキャップ数の少ないフロントローということもあり、緊張しないようできるだけ話しかけたりしていました」と言い、リザーブメンバーをリードした。

 

ティエナン・コストリー
「普段はフォワードをメインに練習をしています。ウイングをする準備はほとんどしていなかったですが、今日はその分自由にプレーできましたし、楽しかったです。(後半23分のFBグリーンのトライに繋がる走りについて)強みであるスピードを活かしハンドオフも使って、サム(・グリーン)に繋げて良いシーンだったなって。この試合に向けては雨が続き、天候的には難しい状況ではありましたが、強度の高い良い練習ができて、それが今日の日本代表らしいラグビーに繋がったと思います。また、この試合では新しいシェイプのアタックにチャレンジしました。全員が脅威になって何度もラインブレイクでき、手応えを感じて。フィジー代表との決勝でも良いラグビーをして優勝したいと思います」

植田 和磨
「オーストラリア代表との2試合目で後半から出場したのですが、パフォーマンスが良くなくて途中で交代することになりました。エディーさん(ジョーンズ日本代表HC)からたくさんのアドバイスをいただきましたし、自分自身を見つめ直す良い機会になりました。ただ、前回のカナダ代表戦はメンバーから外れて、めちゃくちゃ悔しかったです。しかも、チームメイトのノックス(イノケ・ブルア)や大学の同期、稲場(巧)のファーストキャップの試合だったので、本当に悔しくて。今日は2人と一緒に出場することができて嬉しかったです。パフォーマンスについては、試合後、エディーさんから『良かった』とは言ってもらいましたが、個人的には納得のいくものではありません。相手がハイボールを上げてくることはわかっていたのですが、そこで自分の未熟さが出てしまって。今、日本代表は下がりながらキックをキャッチすることに取り組んでいます。周りの選手にひと声かければ、うまくいく場面もあったのですが、そこでスキル、コミュニケーションが足りなくて。ハイボールの処理は個人的にさらに成長しないといけないところです。次はフィジー代表との決勝になります。7人制日本代表に選ばれた時にフィジー代表と対戦し、個の力の高さを感じました。1対1では厳しい戦いを強いられると思うので、横とコネクトしながら日本代表らしいラグビーをしていくことが大切になってきます。日本代表として1週間良い準備をして、決勝戦に臨みます。今日は会場が花園ということで大勢のスティールメイツにご来場いただき、ありがとうございました!僕の名前が入ったタオルを掲げてくれている方も多くて気合が入りました。今日の試合を糧により成長した姿を見せられるように頑張ります!引き続き応援よろしくお願いします」

 

アメリカを戦略通りに撃破した日本代表は強豪フィジー代表とのファイナルに挑む。母国との対戦をWTBブルアは「めちゃくちゃ楽しみです」と話していた。日本代表は現在フィジー代表と3連敗中だ。日本代表がフィジー代表の大会4連覇を阻み、7年ぶりのPNC王座を奪還できるのか注目が集まる。

 

<NEXT GAME>
「アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2026」決勝
9月19日(土)19:05 KICK OFF
日本代表vsフィジー代表
@秩父宮ラグビー場
詳細はこちら

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