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KOBELCO

close-up KOBE -Long interview-

ロングインタビュー

2023-24シーズン退団選手インタビューPart.6  山田 生真

 取材日:2024年5月14日

2023-24シーズン退団選手インタビューPart.6 山田 生真

明るくて、先輩にも物おじしない性格の持ち主。そのキャラクターで強豪校に進んでからも、周りから多くを吸収して成長し、1年から試合に出場しました。大学4年の時には、リーグワンでの活躍を見据えてバックローからフッカーにコンバートし、コベルコ神戸スティーラーズへ。フッカーとしてレベルアップを目指して取り組んできましたが、在籍した3シーズンでは1試合の出場と悔しさを感じています。ポジション獲得に向け、チームメイトたちと切磋琢磨した日々を振り返ってもらいました。

山田 生真

IKUMA YAMADA

PROFILE
  • 生年月日、出身地/1999月1月26日生まれ(25歳)、愛媛県西条市出身
  • 経歴/小松ラグビースクール→東海大学付属仰星高校→東海大学
  • 入団年次/2021年
  • ポジション/HO
  • 身長・体重/177cm・98kg
  • 2023-24シーズンまでのチーム公式戦出場回数/1

「レベルの高いフッカーの選手たちと切磋琢磨し成長することができました。
リーグワンの試合で『2番』を付けて出場できるようこれからも頑張ります!」

山田選手はこれまで高校でも大学でも1年の時から試合に出ていましたが、神戸スティーラーズでは1試合の出場に終わりました。

「ラグビーをはじめてから試合に出られなかったことはないので、精神的にもきつい3シーズンになりました。ただ、今シーズンがはじまる前に徳田(健太)さんから『試合に出る、出られないにフォーカスするのではなく、自分の成長にベクトルを向けて取り組むことが大事だ』と言葉をかけていただきました。その言葉通り、フッカーとしてレベルアップすることだけに目を向けてトレーニングし、これまで以上に成長できたシーズンになりました。試合に出られず悔しいことも多かったですが、世界のトッププレーヤーや日本代表経験がある選手と一緒に練習ができ、たくさんの刺激をもらいましたし、有意義な時間を過ごすことができました」

神戸スティーラーズに入り、大学時代と比べてどういうところに違いや差を感じましたか。

「ラグビーのレベルはもちろんですが、選手の意識が学生時代と比べると格段に高いことに驚きました。例えば、ヤンブーさん(山下 裕史)はシーズンオフも休まずに自主トレーニングをしていますし、どの選手もチームから与えられたトレーニングメニューにプラスして、自分の足りないところを強化するような練習をしています。そういう意識の高さに触れられたことも良かったです。あと、大学時代は部員数が多いこともあり、公式戦以外にも練習試合がたくさん行われ、そこでアピールすることが試合出場につながりました。リーグワンではプレシーズンマッチもトレーニングマッチもそれほどなくて、1回1回の練習や試合が勝負です。数少ないチャンスを物にしないといけない厳しさを感じました」

山田選手は2021-22シーズンをもって退団した平原 大敬さんとよく一緒にラインアウトのスローイングの練習に取り組んでいましたよね。

「バラさん(平原 大敬)には本当にお世話になりました。大学4年からフッカーに転向し、ラインアウトのスローイングもスクラムもまだまだという状態だったので、このままだったら先輩たちとの差を埋めることができないと危機感を感じて、バラさんにお願いして練習に付き合ってもらっていました。バラさんも自分のトレーニングがあるにもかかわらず、僕の練習に付き合ってくれて、熱心に教えてくれて。そうこうしているうちにプライベートでも可愛がってもらうようになって、ケンティーさん(松岡 賢太)と3人で2部練習の合間にお茶したり、食事に連れていってもらったりしました。僕は大学からの同期入団の選手がいなかったので、1年目のしんどい時期をバラさんに支えてもらいました」

どういうところが成長できたと思いますか。

「フッカーとしてすべての面で成長できたと思います。神戸スティーラーズのフロントローの選手は、日本代表を経験している選手が多いですから。スクラムを組んで、トイ面のフッカーの選手に『どうですか』『こんな感じで組むのがいいですか』と質問したり、両隣のプロップの選手に聞いたりして、成長することができましたし、ラインアウトのスローイングに関しても、平原さん、北出(卓也)さんをはじめフッカーの先輩たちからたくさんアドバイスをしてもらいました。それに今シーズンはスローイング専門のコーチがスポットでコーチングしてくれて、投げ方、練習方法など1から教えてもらったことは大きかったです。それまでスローイングに対して苦手意識があったのですが、かなり克服することができました。いろいろと教えてくれたフッカーの先輩、後輩にはすごく感謝していて、実は僕の提案でチームのフッカー会を開催したことがあるんです。フッカーの選手はみんな優しくて、良い人ばかりですし、しかも選手としてレベルが高い。ライバルとして切磋琢磨できたことは僕にとって誇りです」

大学4年の時にフッカーに転向して良かったと。

「良かったですね!もちろん、フッカーとしてまだまだ成長しないといけないですが、神戸スティーラーズに在籍した3シーズンで土台ができたと思います。これからもラグビーを続けますので、ここで学んだことを活かして、今度は『2番』を付けて試合に出て活躍できるように取り組んでいきます」

それが今後の目標ですね。

「そうですね。リーグワンで1試合に出場しましたが、その時はフッカーではなくてフランカーでの出場で、しかも数分間でした。今度こそフッカーとしてリーグワンの試合に出たいという気持ちが強いです。ディビジョン1のチームでプレーすることになったら、神戸スティーラーズと対戦して、スクラムの時に北出さんや牛原(寛章)さん、ケンティーさんをトイ面にバチバチやり合って押し勝ちたいと思います!」

ライバルであり、仲間であったフッカーの選手を含めたチームメイトにメッセージを。

「チームには東海大学出身の選手や東海大学付属仰星高校(現・東海大学付属大阪仰星高校)出身の選手も多くて、初めて仰星会を開催できたことも良い思い出です。ラグビーでは、“ザ・プロフェッショナル”というような意識の高い選手たちに囲まれながらトレーニングに取り組み、切磋琢磨することができました。もちろん、試合に出られなかった悔しさはありますが、神戸スティーラーズでラグビーができて幸せでした。チームメイトに対し感謝しかありません。今後は対戦チームとして顔を合わすことができるようにしたいですし、お互いに頑張りましょう!」

では最後にSteel Matesの皆様にメッセージをお願いします。

「僕のように試合に出ていない選手に対しても、常に気にかけてくださってイベント等で声をかけてくれて、Steel Matesの皆様からチーム愛を感じました。先日開催されたSteel Mates感謝祭でもたくさんの方から『応援しているよ』と言っていただき、嬉しかったです。ありがとうございました。これからもラグビーを続ける予定ですので、引き続き、応援よろしくお願いします!」

今シーズンはバックアップメンバーに入る試合も多く、「フッカーとして成長できた3年間になりました」と明るい表情で話してくれた山田選手。チーム初となるフッカー会や仰星会を開催するなど、チーム1積極的で、前向きなキャラクターは、ラグビーでもその性格を存分にいかして、近い将来、大輪の花を咲かせてくれるに違いありません。

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