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2月16日(金)灘浜グラウンドにてディビジョン2の豊田自動織機シャトルズ愛知(S愛知)を迎えてトレーニングマッチを行った。共同キャプテンを務める山下(楽)は「相手がどこであるとか関係なく自分たちにフォーカスし、神戸ラグビーを80分間やり切ることを意識した」と話す。
平日にもかかわらずSteel Matesが大勢見守る中、S愛知のキックオフではじまった試合は、2分、FB山中のラインブレイクからパスを繋ぎ、ラストパスを受けたWTB松永が左端へ猛攻の口火を切るトライをマークする。その3分後、CTBリトルがタックルを受けながらも倒れずに力強い走りで突破すると連続攻撃を仕掛けて、ラストパスを受けたSO李が右端にグラウンディング。11分には、S愛知陣22mライン付近でのマイボールラインアウトからモールを押し込んで前進すると、そこから左へと展開しテンポよくボールを動かしてNo8サウマキがトライ。ガットランドのキックも決まり、21-0とリードを広げる。攻撃の手を緩めない神戸Sは相手を圧倒し、S愛知陣でプレーし続ける。15分、22mライン付近でのマイボールスクラムから攻撃を仕掛け、CTB李の左端へのキックパスをWTB松永がキャッチしトライを決めると、続けてリスタートのキックオフ後すぐにノーホイッスルトライ。まさに息つく暇なくスコアを重ねていく。22分にはS愛知陣22mライン付近で相手ボールを奪って、最後はCTB李からパスを受けたWTB山下(楽)がインゴールへ。スクラムでも相手にプレッシャーをかけ、反則を奪ってS愛知陣10mライン付近でのマイボールラインアウト。そこからフェイズを重ねて、最後はFB山中が中央へトライ（28分）。前半だけで7トライを奪い47-0で折り返した。
メンバーを入れ替えて臨んだ後半も神戸Sがパワー、スピードで上回り相手を圧倒する。7分、WTBタプオシがトライを決めると、15分にはゴール前ラインアウトからモールを押し込んでHO北出がインゴールへ。その後も神戸Sが危なげない試合運びでトライを量産する。21分、クイックタップから速攻を仕掛けて大外にいたWTBタプオシが左端へ飛び込むと、27分にもWTBタプオシがトライを決める。残り10分でさらに3本のトライをマークし、92-0で神戸Sが圧勝した。

共同キャプテンの山下(楽)は「アタックでは14トライを取り、ディフェンスも0点に抑えることができてポジティブな面がたくさん出た試合になりました。ただ、前半25分過ぎたあたりから繋ぎのところでミスが出るなど、雑なプレーが増えていったところは反省です」とまとめる。マイク・ブレアアタックコーチ(AC)も同じく全体的には良かったものの、前半最後の15分、無理にパスをしてノックオンになるなど精度の低いプレーが出たことを指摘した。このトレーニングマッチは25日に敵地で行われる第7節リコーブラックラムズ東京戦の準備の一環だったというブレアACは、
「第6節終了後オフを挟んで、1週間前に練習を再開しました。ゲーム勘を取り戻すためには良い一戦になったと思います。ただ、我々の目指すラグビーは、フィフティフィフティのパスをして繋いでいくものではありません。それぞれが連携し、精度高くボールを繋いでいく。改めて、今日の試合で精度の重要性に気づいたことと思います」と述べる。山下(楽)は
「リーグワンの試合では、詳細にこだわり、それを完璧に遂行できるかが大事になってきます。そういう意味では、今日のような雑なプレーをしていてはいけない。どんな局面でも高いスタンダードで自分たちのラグビーをし続けられるようにしていきたい」と誓っていた。
続けて、山下(楽)は自身のプレーについて触れ、
「個人的には開幕戦の後、小さな怪我が続きパフォーマンスが落ちていてポジティブなマインドを持てなかったのですが、今回のオフで心身ともにリフレッシュすることができました。今日は前半40分出場し、まずまずのプレーを発揮できて自信を取り戻す良いきっかけになりそうです」と笑顔を見せていた。
再びはじまるNTTリーグワン2023-24。
神戸スティーラーズはこの大勝から得られた学びを、これから待ち受けるタフな戦いにいかしていく。

〜NEXT GAME〜
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24第7節
2月25日(日)13:00 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズVSリコーブラックラムズ東京
＠駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場

〜NEXT HOSTGAME〜
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24第8節
3月3日(日)14:30 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズVS トヨタヴェルブリッツ
＠東大阪市花園ラグビー場
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