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試合後のコメント

ジャパンラグビートップリーグ2017-2018第8節 vsパナソニックワイルドナイツ戦のコメント

 取材日:2017年10月14日

ジャパンラグビートップリーグ2017-2018第8節 vsパナソニックワイルドナイツ戦のコメント

第7節でキヤノンイーグルスに敗れ、初黒星を喫したコベルコスティーラーズは、5試合ぶりとなるホストゲームで、ホワイトカンファレンス1位のパナソニックワイルドナイツと対戦した。「キヤノン戦の敗戦から切り替えることができ、練習の雰囲気は悪くなかった」とキャプテンの前川。コベルコスティーラーズは、この一戦、司令塔に山中、センターに重、アシュリークーパーを据えるなど、前節からBK陣のメンバーを変えて臨んだ。

パナソニックのキックオフではじまった試合は、7分、キックカウンターから先制トライを許す。9分、パナソニックに反則があり、ゴール前マイボールラインアウトのチャンスを得るが、堅守に阻まれ、ゴールラインを割ることができない。「自分たちの思う形にもっていけなかった。そこに運ばせないのがパナソニックの巧さ。あそこでトライを取ることができていたら、流れは変わっていたかもしれない」と前川が話したよう、その後もパナソニックが試合の主導権を握る。14分に、PGで加点されると、16分にもトライを献上。さらに31分、40分にもPGで追加得点を許し、0-23で折り返し。

ハーフタイムでは「ディフェンスでプレッシャーをかけることやマイボールのブレイクダウンでボールを取られていたので、そこで取られないようにすることなど、やるべきことを再度確認し合った」と言うが、後半66分、ディフェンスの裏にできたスペースにキックを転がされると、そのままCTBに繋がれ、失トライ。15分にも、ディフェンスの裏へのキックを起点にトライを奪われると、19分、22分、27分と立て続けにトライを決められ、0-56。そして迎えた38分、パナソニック陣22mライン付近でのマイボールスクラム。大きな「神戸コール」が湧き上がる中、「このままでは終わらせない」と山中がトライをマークし、一矢を報いたが、試合は7-56でノーサイド。

試合後、マッケイヘッドコーチは「キックを相手にフリーな状態で渡すことで、ディフェンスをセットできず、それが失点に繋がりました。スコアボードがすべてですので、言い訳はしません。パナソニックを賞賛したい」と総括した後、「残念な結果に終わりましたが、この試合に向けてできる限りの努力をした選手、スタッフを誇りに思います。また最後の山中のトライでは、観客から大きな拍手が湧き上がり、スタンドとチームの一体感を感じ、感動しました。タフな状況ではありますが、これからも自分たちのラグビーを信じ、次に向かっていきますので、ファンの方々も我々を信じてください」と応援してくださるファンの皆様方にメッセージを送った。前川は「キックでエリアを取ろうとしましたが、そこでうまく行きませんでした。いいキックを蹴ることができずに、相手にボールを渡してアタックをされてしまった。

次節はウインドウマンス前の最後の試合です。勝ち切れるように、キックでのエリアコントロールなど、今日出た課題を修正して、試合に臨みます」と次節 vs リコーブラックラムズ戦に向けて意気込みを口にした。大敗となってしまったが、前キャプテンの橋本は「自分たちの実力が分かった試合です。まだまだやるべきことはたくさんあります」と次節以降の戦いを見据えた。コベルコスティーラーズはここから這い上がっていく。

山﨑基生選手、山中亮平選手、重一生選手のコメントです。

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山﨑基生選手

「セットプレーについては試合を通じて安定していました。うまくいかなったのは、キックゲームとブレイクダウンです。次節で対戦するリコーは、コンタクトが強いですし、そこで負けないようにしないといけません。またブレイクダウンも修正して、リコー戦では、今日の最後のようなプレーをキックオフから80分間できるようにしたいと思います」

SO

山中亮平選手

「完敗です。相手のやりたいようにやられてしまいました。そうさせてしまった要因は、キックのところ。裏へ蹴られて、そこをケアすることができなくて、トライに繋げられてしまいました。個人的には、今日は、久しぶりにスタンドオフに入りましたが、ゲームコントロールの面で自分を含め、ほかのバックスも成長しないといけないと感じました。悔しい敗戦となりましたが、切り替えて、リコー戦では勝利できるよう、また1週間準備していきます」

CTB

重一生選手

「今シーズン公式戦では初めて12番に入りました。12番は13番と違って、スタンドオフと同じようにゲームコントロールも求められます。でも視野が狭くなってしまって、そこがうまくできませんでした。その点、トイ面の(松田)力也(パナソニックワイルドナイツ)は、外へ繋いだり、自分で行く時は行ったりし、しっかりゲームコントロールしていました。負けたことは悔しいですが、いい刺激をもらいましたし、課題が見つかったことは自分にとって収穫です。チームとしては、裏にキックを蹴られた時のケアやミスボールに対してリアクションの早さといったところで後手を踏んでしまいました。特にリアクションの速さは相手の方が1枚も2枚も上手だったように思います。今日の敗戦を次に繋げられるように、課題を修正して、リコー戦に臨みます。次節では、ファンの方々の期待に応えられるように頑張りますので、ぜひスタジアムで応援よろしくお願いします」

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