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-Long interview-

2022/08/30 | 取材日:2022年08月19日

2022年度新加入選手インタビュー Part.10 サウマキ アマナキ選手

高校時代に横浜キヤノンイーグルスのスカウトからオファーを受けて、日本に来ることを決めたというサウマキ アマナキ選手。兄は、大東文化大学、イーグルスでも活躍したホセア・サウマキ選手です。スティーラーズのラグビーをプレーしてみたいと、来日7年目に、「恩を感じている」というチームから離れる決断したアマナキ選手の目標とは?話を聞きました。

「目標は優勝と日本代表として試合に出ることです。
スティーラーズで叶えられるように頑張ります!」

サウマキ アマナキ
AMANAKI SAUMAKI

PROFILE

■1997年3月8日生まれ(25歳)、トンガ出身

■トゥポウ高校→横浜キヤノンイーグルス

■ポジション/FL

■身長・体重/190cm・100kg

スティーラーズのラグビーに惹かれて移籍を決断
—関西に住むのははじめてですね。神戸はどうですか?
「田舎が好きなのですが、神戸は海も山もあって、しかも、美味しいお店が多くて!とても快適に暮らしています」
—好きな日本食は?
「ラーメンです!二郎系が好きですね(笑)」
—ところで、昨シーズンは、サウマキ選手にとって最多となる公式戦14試合に出場しました。
「たくさん試合に出られて、充実したシーズンになりました。イーグルスに入ってから4年間はウイングをしていたのですが、2019年度シーズン、ヘッドコーチに就任した沢木さんからフォワードに転向しないかと言われたんです。高校時代にバックローでプレーしていて、ボールにもっと絡みたいと思っていたので、すぐに『やります!』と答えました。フォワードの方が、自分に合っていると思いますし、コンバートしたことで、出場のチャンスを得ることができました。フォワードにコンバートして良かったと思います」
—昨シーズン、はじめてスティーラーズと対戦しましたね。1度目の横浜スタジアムで開催の試合はイーグルスが21—55で完勝し、2度目の対戦は、スティーラーズが42–33で雪辱を果たしました。
「1度目の対戦は、これまでイーグルスはスティーラーズにずっと負けていたので、絶対に勝たないといけないと気合いがとても入っていました。前半40分ですべてを出し切ろうと試合に臨み、終始自分たちのペースでゲームを運ぶことができました。2度目は、スティーラーズに良いラグビーをされてしまって…。改めてスティーラーズの強さを感じた試合になりました」
—6シーズン所属した横浜キヤノンイーグルスからスティーラーズに移籍を決めたのはどういう思いがあったからなのでしょうか。
「沢木さんがチームの指揮を執るようになってからイーグルスは攻撃的なラグビーをするようになったのですが、2018年度シーズンに見たスティーラーズのラグビーが強烈に印象に残っていて。フォワードもバックスにようにパスをして、楽しそうなラグビーだと思いました。スティーラーズのラグビーがしたいと思ったことや、そういうラグビーをすることで、さらにプレーの幅が広がり成長できるのではないかと考えて、移籍を決めました」
—移籍にあたり、イングランド・プレミアシップでプレーする兄のホセア選手には相談したのでしょうか。
「セア(兄、ホセア選手のニックネーム)にはもちろん相談しました。スティーラーズへ移籍しようと思うんだけど…と話したら、スティーラーズもイーグルスと同様に良いチームだし、ナキ(アマナキ選手のニックネーム)が行きたいと思うなら移籍したらいいんじゃないかと言ってくれて、背中を押してくれました」
—実際にスティーラーズに加入し、チームの雰囲気などはどうですか?
「みんな、フレンドリーで優しいですし、クラブハウスもトレーニング施設も素晴らしい。今は、怪我をしてリハビリ中なので、練習に参加していないのですが、レベルが高い選手ばかりで、早くみんなと一緒にプレーしたいですね」
来日した当初から目標は日本代表
—今年6月、初めて日本代表に選ばれましたが、怪我で宮崎合宿を離脱されたんですよね。
「そうなんです。日本に来た時から『日本代表になりたい』と思っていました。桜のジャージを着て、テストマッチに出るという夢に近づいたとワクワクしていたんですが、シーズン中に負傷していた箇所が、代表合宿中に悪化してしまって、手術することになったんです。早く治して、今シーズン、試合に出て、また日本代表に入れるようにアピールしたいと思います」
—サウマキ選手が日本でプレーすることになったのは、どういうきっかけからなのでしょうか。
「セアが大東文化大学3年の時にラグビーマガジンのインタビューを受けて、記事の中でトンガに弟がいると紹介されたんです。すると、それを読んだイーグルスのスカウトが自宅を訪ねてきて、オファーを受けました。当時、僕はまだ高校生でしたし、日本でプレーすることなど考えていなくて。それに、自分のプレーが通用するとは思っていなかったので、びっくりして、すぐに兄に電話しました。兄と相談して日本でチャレンジすることに決めて、イーグルスに入団し、1年後にセアも加入して。それから目標が日本代表でプレーすることになりました」
—もしも日本でプレーしていなかったら、何をしていたと思いますか?
「日本に来ていなかったらとどうしていたんだろうと、よく考えますね。けど、まったくイメージがわかなくて…。日本でラグビープレイヤーとして育ててもらったことに感謝していますし、声をかけてくれたイーグルスに恩を感じています」
—来日した当初、日本のラグビーの印象はどうだったのでしょうか。
「とにかくよく走るなって。それに、リーグ自体のレベルも高い。イーグルスに入団し4年間は試合に出られず、楽しくなくてギブアップしかけた時期もありました。だけど、奥さんと出会って、子どもができ、家族のために頑張ろうとマインドセットが変わりました。そして、5年目にフォワードへコンバートし、ようやく試合に出ることができた。途中でギブアップしなくて良かったと思いますね」
リッチー・マコウのような選手に
—フォワードに転向したことが転機になりましたね。ラグビーをはじめてから日本でプレーするまでのポジションの変遷を教えてください。
「7歳からラグビーをはじめ、最初の頃はフルバックやスタンドオフでプレーしていたんですが、体が大きくなってきて、中学生くらいからロックやバックローといったフォワードでプレーするようになりました」
—イーグルスではロックでプレーしていましたが、ロックとフランカー、どちらが好きなのでしょうか。
「どちらかというとフランカーでプレーする方が好きなのですが、試合に出られるなら2列目でも3列目でもかまいません。両方で出られるように準備しておきます」
—持ち味を教えてください。
「ストロングポイントはボールキャリーです。僕のボールキャリーがスティーラーズのラグビーに勢いを与えることができればと思います。開幕までにさらにパワーアップさせてチームに貢献したいですね」
—どういう選手になっていきたいと思っていますか。理想の選手像を教えてください。
「元ニュージーランド代表のリッチー・マコウに憧れていました。マコウのような選手になるには、もっとフィットネスを高めて、ワークレートを上げないといけません。それに、ジャッカルの技術を伸ばさないと。努力して、彼のような選手になりたいです」
—スティーラーズで達成したい目標は?
「イーグルスにいた時からずっと優勝したいと思っていました。その目標は変わりません。スティーラーズで優勝を達成したいですし、それを今シーズン、叶えられるようにチームメイトと力を合わせて頑張ります」
—試合に出て優勝に貢献したいと。
「もちろんです!自信はあります!」
—活躍を楽しみにしています。では最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。
「ニックネームは『ナキ』です。『ナキ』と呼んでください。スティーラーズのファンの皆様は、とても情熱的だと聞いています。スタジアムで熱い応援よろしくお願いします!」

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