close-up KOBE

-Long interview-

2022/08/31 | 取材日:2022年8月19日

2022年度新加入選手インタビュー Part.11 ボーディン・ワッカ選手

7人制ニュージーランド代表として活躍し、アメリカ・メジャーリーグラグビー(MLR)で3年間プレー。22シーズンは、16試合のうち15試合に10番で先発出場を果たし、7トライ、42ゴール、10ペナルティゴールをマーク。3年前からMRLに参戦しているニューイングランドフリージャックスを、チーム史上初のプレーオフ進出、さらにMLR史上最長の連勝記録に貢献しました。実は、以前から来日を熱望していたという『ワックス』こと、ボーディン・ワッカ選手は、今、新天地でのプレーに胸を膨らませているのです。

「日本でプレーする機会を得られてワクワクしています。 すべての試合でメンバーに入り、勝利に貢献します」

ボーディン・ワッカ
BEAUDEIN WAAKA

PROFILE

■1994年1月27日生まれ(28歳)、ニュージーランド・ファカタネ出身

■タラナキ(マイター10)→ニューイングランドフリージャックス(MLR)

■ポジション/SO

■身長・体重/181cm・93kg

■7人制ニュージーランド代表

日本でプレーする機会を狙っていた
—日本は初めてですか?
「『ワールドラグビー セブンズシリーズ』の大会で東京に来たことがありますが、住むのは初めてです。6月までメジャーリーグラグビーでプレーしていたので、アメリカにいて、それからニュージーランドへ帰っていました。ニュージーランドは冬だったので、日本の暑さに参っています(苦笑)。こんなに暑くて湿度が高いとは思っていなく…。秋が待ち遠しいですね」
—今年は例年になく暑いので、日本人も秋が来るのを楽しみにしていますよ(笑)。これまでのところで、何か気に入った日本食はありますか?
「まだそれほど試していないのですが、イシ(中島)に焼き鳥屋に連れていってもらいました。焼き鳥は美味しかったですね。ただ、鶏刺しは…苦手でしたね」
—これからいろいろな日本食にチャレンジしてみてください。ところで、ワッカ選手が日本でプレーしようと思ったのはどういう理由からなのでしょうか。
「7人制日本代表でプレーするジョニー・ファアウリやセタ・タマニバル(両選手ともに東芝ブレイブルーパス東京)、以前スティーラーズに所属していたセフォ・カウタイといった選手と知り合いで、特にタマニバルとは、タラナキで一緒にプレーしていたこともあり、仲が良くて。あと、従兄弟も札幌でプレーしています。彼らから日本はラグビーのレベルが高くて、環境も良いと聞いていて、以前から日本でプレーしたいと思っていました。ずっとチャンスを待っていたのですが、オファーがなくて。今回、スティーラーズから声をかけていただき、ようやく日本でプレーする機会を得ることができました!日本でプレーできることが楽しみで仕方ないですね」
—日本のラグビーの印象は?
「まだ実際に試合をしていないので、映像を見た印象でしかないのですが、展開が速いと思いました。それに、フィジカルの強度も高いように思います」
—スティーラーズの選手の印象を教えてください。
「練習をしていて、まずスキルの高さに驚きました。僕はラグビーが盛んなニュージーランドで生まれ育ったものとしてスキルに対してプライドを持っているのですが、その僕が見ても、すごいなと思うレベルで。あと、オフフィールドでは、みんな、気さくに声をかけてくれて馴染みやすい雰囲気を作ってくれます。今日も、これからイシを中心に、何人かの外国人選手、日本人選手と一緒に山へピクニックに出かけます」」
チームに必要とされるポジションでベストプレーを
—楽しんできてくださいね。ところで、スティーラーズのOBでアドバイザーでもあるアンドリュー・エリス選手が在籍するラグビー・ニューヨークの優勝で終わった22シーズンのメジャーリーグラグビーですが、ワッカ選手はニューイングランドフリージャックスの司令塔として活躍し、リーグの年間最優秀選手に選ばれたそうですね。
「素晴らしいシーズンになりました。これまで試合に出ていたスタンドオフの選手が怪我をしてしまったんです。その後フィジーから10番の選手が加入したのですが、チームに加わって間もないこともあり、22シーズンから指揮を執ることになった南アフリカ出身のヘッドコーチから10番でプレーしてほしいと言われました。彼が僕を攻撃の中心に据えてくれて、試合の運び方など、コミュニケーションを取りながら1試合1試合戦っていきました。 ヘッドコーチと僕の考えが一致したことも幸運だったと思います。運も重なり、すべてがうまく運んで、充実した時間を過ごせましたね」
—スタンドオフでプレーするのは楽しかったですか?
「楽しかったですね。これまでフルバックやウイングでプレーすることが多かったのですが、実は、子どもの頃から10番でプレーしていて、タラナキとプロ契約したのもスタンドオフだったんです。しかし、長らく10番でプレーしていなかったので、感覚を取り戻すために、スタンドオフをしていた頃の昔の自分の動画だけでなく、カルロス・スペンサーやダン・カーター、ボーデン・バレットといった名プレイヤーの映像を見て、彼らがどのようなゲームメイクをして、どういう動きをしているのかを確認しました。実際に試合に出て、10番は、ボールタッチの回数が多いですし、自ら仕掛けて走ることもできれば、スペースにボールを運んで味方を生かすこともできる。フルバックやウイングも好きですが、スタンドオフはまた違った楽しさがありますからね。10番でプレーする魅力を再確認しました」
—スティーラーズでもスタンドオフで試合出場を狙うと。
「10番を付けてプレーするのは楽しいので、スタンドオフで出たい気持ちはありますが、インサイドセンター、フルバック、ウイングでプレーできますので、チームに必要とされるポジションでベストなプレーをします」」
フットワークとスピードでチームに貢献する
—試合に出たらどんなプレーを見せてくれますか?
「スティーラーズの強みの1つに、カウンターアタックがあります。僕の持ち味は、フットワークとスピードですので、その部分で貢献できると思います。また、前線で戦ってくれているフォワードが戦いやすい位置にボールを運べるよう、正しいプレーを選択していきたいですね」
—セブンズで見せたスピードを見られるのを楽しみにしています。
「もうそこまで速くはないですよ(笑)。とはいえ、スピードは、セブンズでプレーしていた時ほどではないですが、まだまだ自信がありますので、楽しみにしていてください」
—今シーズンの目標をお願いします。
「リーグワンのすべての試合で23人のスコッドに選ばれること。そして、勝利に貢献し、皆で優勝を勝ち取りたいと思います」
—メジャーリーグラグビーでMVPを受賞したように、優勝してリーグワンでもMVPに選ばれると。
「(笑)。そうですね、取れたらいいですね。でもまずは、コーチ陣や仲間から信頼を得て、毎試合、試合メンバーに選ばれるように頑張ります!」
—では最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。
「スティーラーズファンの皆様、はじめまして。ボーディン・ワッカです。みんなからは『ワックス』と呼ばれています。試合に出て、皆様の前でベストなパフォーマンスを発揮できるように準備をしていきます。チームとしても、すべての試合で見て面白いスティーラーズのラグビーを披露できるように、これからハードワークしていきます。優勝するためには、試合会場での皆様の後押しも大切ですので、ぜひスタジアムでスティーラーズの応援よろしくお願いします!」

インタビュー一覧に戻る

PAGE TOP