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-Long interview-

2022/06/10 | 取材日:2022年5月19日

退団選手インタビュー Part.9 重 一生

重 一生ISSEI SHIGE

■1994年12月5日生まれ、大阪府吹田市出身

■吹田ラグビースクール→常翔学園高校→帝京大学→コベルコ神戸スティーラーズ(2017年度)

⬛︎ポジション/センター

⬛︎2021−2022シーズンまでの公式戦出場回数/21

「クーピーから教えてもらったことが僕のベースになっている。
試合に出られない時期を含めて楽しい5年間になりました」
チームに所属した5シーズンはどうでしたか?

「1年目、2年目は試合に出られたのですが、3年目以降はなかなか試合に出られなくて苦しい時期もありましたが、それを含めて楽しい5年間になりました。こんなに長い期間、試合に出られないというのは経験したことがなかったのですが、ポジティブに捉えてトレーニングに取り組み、メンタルの強さを身につけることができました。また、2018年シーズンからは基本スキルの練習に取り組んできました。DC(ダン・カーター)、クーピー(アダム・アシュリークーパー)、ベンダー(ベン・スミス)といった世界トップの選手は、基本スキルのレベルが高いです。基本スキルの重要性を学びましたし、それ以外にもたくさんのことを習得できたので、次のステージではスティーラーズで培ったものを試合に出せるように頑張ります」

今後はどうされるのでしょうか?

「まだまだラグビーを続けたいと思っています。ただ、スティーラーズは子供の頃から憧れていたチームなので、経験を積んで、また戻ってくることができるよう頑張ります!」

2018年シーズンには優勝を経験し、決勝戦にも出場されました。

「優勝したシーズンは印象深いです。試合に出ていないバックボーンのメンバーが試合メンバーを全力でサポートし、試合メンバーもバックボーンのメンバーに感謝の思いを持っていて、チームに一体感がありました。高校、大学でも優勝を経験していますが、学生時代と同じように優勝という1つの目標に向かって全員がひとつになっていて、どの年代でも優勝する時のチームというのは、チームの雰囲気が同じなんだなと感じることができました。2019年シーズンのチームも同じような雰囲気があり、『ジャパンラグビー トップリーグカップ2019』で優勝することができました」

印象に残っている試合を教えてください。

「2試合あります。1つ目は、入団1年目の『ジャパンラグビートップリーグ2017−2018』第6節ヤマハ発動機ジュビロ戦です。38−19で勝利したのですが、ラストワンプレーが長くて…。お互いにミスしたボールを拾ってはアタックを続けて、それが4分くらい続きました。最終的に(アンドリース・)ベッカーのトライでノーサイドとなったのですが、これまでで一番しんどかった試合です。あれほど体力を消耗した試合は経験したことがなくて、忘れられない一戦になりました。もう1試合は、優勝したシーズンの『ジャパンラグビートップリーグ2018−2019』準決勝トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦です。準々決勝でそれまで試合に出ていた山中(亮平)さんが負傷し、代わりに『12番』を付けて出場しました。スタンドオフはDC、『13番』はクーピー、オールブラックスとワラビーズに挟まれてプレーしました。その試合で印象的だったのが、DCとクーピーが常に密にコミュニケーションを取っていたことです。DCと喋り終えたら、クーピーが僕にアタックやディフェンスの指示を出してくれて、プレーしやすかったです。世界トップの選手はコミュニケーションの量、質もトップクラスなんだと分かりましたし、印象深い試合になりました」

影響を受けた選手を教えてください。

「クーピーですね。ディフェンスのことやハンドリングを教えてもらって、クーピーから伝授されたことは僕のベースになっています。それにクーピーは明るくて社交的で人間性も素晴らしくて。クーピーからラグビーだけでなく、いろんなことを教えてもらって、師匠のような存在です。クーピーのお陰で、1年目、2年目は、5シーズンの中でもっとも成長できた時期になりました」

試合以外で印象に残っていることはありますか?

「いっぱいあり過ぎて!コロナが流行る前は、みんなと飲みに行ったり、網走合宿では3日に一度チームバーベキューをしたり。マネジメントスタッフは大変だったと思いますが、そのほかにも、いろいろなチームアクティビティを開催してくれて。そういう企画を通じても、チームに一体感が生まれたように思います」

チームに期待することは?

「今シーズンは、ミスが多かったのですが、神戸のラグビーはハマれば、見ている人も、プレーしている選手も楽しい。そういうラグビーをして、また頂点に立って欲しいですね」

チームメイトへメッセージを。

「若手がチームを盛り上げていって欲しい。若手が頑張ることで、ベテランの選手も危機感を感じて、相乗効果でチーム力は上がってくる。個人的には、同じポジションの池永玄太郎、濱野隼大、そしてスタンドオフの日下太平。下の世代がどんどん上の世代を突き上げられるよう頑張ってください!」

ファンの皆様へメッセージをお願いします。

「試合に出ていない時でも『応援しているよ』と声をかけてくださったことは、励みになりました。皆様の存在はチームにとって宝であり、皆様がいるから選手は頑張れます。ホームだけでなく、すべての会場で応援していただき、ありがとうございました!スティーラーズのファンは日本一です!これからはチームだけでなく、僕個人にも応援していただきますよう、よろしくお願いします!」

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