チーム

7月2日「リポビタンDチャレンジマッチ2022」フランス代表戦に山中亮平選手、中嶋大希選手、李承信選手が出場しました。

ウルグアイ代表との2連勝の後、日本代表は、72日(土)、豊田スタジアムにて、現在ランキング2位のフランス代表と対戦しました。ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチは、「フランス代表は間違いなく強いチームであり、これは日本代表にとって大きなチャレンジです。ボールインプレーの時間を長くして、自分たちのアタックをしていきたい」と話し、試合メンバーに対しては「一人一人が自分の仕事を全うしてほしい」とコメント。この一戦に、山中亮平選手、中嶋大希選手、李承信選手がメンバー入り。李選手は、体調不良で欠場となった山沢拓也選手(埼玉WK)に代わって急遽先発出場となり、「イレギュラーなことだけど、試合を楽しもう」と自身にとって2度目のテストマッチに臨んだのだとか。

試合は、開始2分、フランス代表にいきなりトライを奪われますが、6分、李選手が敵陣10mライン付近右中間のPGを決めると、14分には、日本代表がキックカウンターからボールを継続してトライをマークし、107に。その後も日本代表はキックを使わずパスをつないで攻撃を展開し、テストマッチ8連勝中のフランス代表を相手に一歩も引かぬ戦いを繰り広げます。さらに、李選手が1本のPGを決め、前半を1313で折り返し。後半に入ると、フランス代表がパワーと上手さを見せつけ、日本代表は次第に防戦一方に。10分、リザーブの中嶋選手が、茂野海人選手(トヨタV)に代わってグラウンドに入り、李選手とともにゲームをコントロールします。日本代表は、パスをつないで前進をはかりますが、ミスや反則を重ねてしまい、なかなか得点を奪うことができません。もどかしい展開が続く中、終了間際、24570人もの観客の後押しを受けて、日本代表がゴール前のスクラムから意地のトライをマークし、スタンドが大きく湧き上がりました。試合は、2342で日本代表の敗戦となり、坂手淳史日本代表主将は「後半、スキルのミスが多く出てしまった。プランの遂行力が課題です」とコメント。

5本のキックを決める活躍を見せた李選手は、試合後、「木曜日に先発になると告げられました。ただ、先発であっても、リザーブであっても、チームのプランを遂行することには変わりがありません。チームを勝たせられるように、自分の役割を果たそうと試合に臨んで、長短のパスや、1本外しましたが、キックは手応えを感じました。しかし、特に後半、自分のミスから流れを相手に渡してしまう場面があって…。タックルの精度を高めないといけないですし、タッチキックのミスは反省点です。まだまだ10番として課題はありますが、ティア1のチームとの対戦に、80分間フル出場し、このような経験ができたことは、今後にいきてくると思います」と総括していました。李選手について、ジョセフ日本代表ヘッドコーチは「21歳という若さで、このようなビックゲームに臨むことになったが、終始落ち着いてプレーしていた」と評価。

もちろん、李選手だけでなく、山中選手はベテランらしく安定感あるプレーを、中嶋選手も素晴らしいパスワークを見せ、来年に開催されるラグビーワールドカップに向けてアピールしていました。

フランス代表戦の第2戦は、79日、国立競技場にて開催されます。日本代表のリベンジを期待しましょう!

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