チーム
7月16日(月・祝)ダン・カーター選手の入団記者会見を行いました
7月16日(月・祝)、神戸市内のホテルにて、ダン・カーター選手の入団記者会見を行いました。
会見には、福本正幸チームディレクターも出席。福本チームディレクターは、冒頭、「西日本豪雨災害でお亡くなりになった方のご冥福を心から祈念するとともに、被害にあわれた多くの皆様に心からお見舞いを申し上げます」と神妙な面持ちで挨拶。その後、「ダン・カーター選手には素晴らしいプレーを見せることはもちろん、リーダーシップや世界一の経験値をチームに落とし込んでほしいですし、選手にはカーター選手の誰よりもラグビーに真摯に取り組む姿勢やファンを大切にするラグビー選手としてのプロ意識を見習ってほしいと思います。チームは、カーター選手の加入により、ニュージーランドラグビーを具現化する体制がさらに整いました。今シーズンのコベルコスティーラーズは、強くて、面白いラグビーをし、15年ぶりの優勝を達成したいと思います」と述べました。
次に、カーター選手が「こんにちは。ダン・カーターです。日本、そして神戸に来ることができてうれしいです。よろしくお願いします」とまずは日本語で挨拶。続けて「日本には今回を含めて4度目の来日です。日本はとても特別な場所。フランスでプレーした後、もう1つプレーしたい国がありました。それが日本でした。日本は2019年ワールドカップ開催国でもあります。日本でプレーできることが楽しみで仕方ありません」と話した後、コベルコスティーラーズで新しいシーズンを迎えることを「新学期がはじまるような気持ち」と表現し、「午前中の練習に参加し、チームメイトに会いました。新しいモチベーションを得て、とてもワクワクしています」と話しました。さらに、「コベルコスティーラーズは長い歴史を持ったチーム。ただ2003年以来、優勝をしていません。今シーズン、優勝して、新しい歴史を作りたいと思います。もちろん、優勝は簡単なことではありません。皆でハードワークして、優勝を掴み取りたいと思います」と決意表明。また、「私の経験をいかして、若い選手の成長の手助けもしたい」とも述べていました。会見は、その後、質疑応答へ。
日本で何年プレーしたいか問われると、「現在、2年契約をしていますが、36歳と若くないので、その後のことはわかりません。ただ、コベルコスティーラーズでキャリアを終わらせたいと思っています」と回答。コベルコスティーラーズへの加入の経緯については「日本でプレーしたいと思っていた矢先、コベルコスティーラーズからオファーを受けました。アンディー(アンドリュー・エリス)や(アダム・アシュリー)クーパーに相談し、決心しました」とコメント。質疑応答では、「カーター選手のどこを見たら楽しめますか?」という質問もあり、これには「面白い質問ですね」と笑顔を見せた後、「キックをはじめ、スキルを見てほしいですね。あと、ラグビーは激しいスポーツですが、その中で私は冷静に周りとコミュニケーションを取りながら、試合をオーガナイズしていきます。そういうリーダーシップも見どころだと思います」と返していました。囲み取材を含め、1時間あまりの記者会見となりましたが、カーター選手は1つ1つの質問に丁寧かつ真摯に答えていました。
カーター選手は、7月22日(日)に開催の「コベルコラグビーフェスティバル2018」にも参加します。「ファンの皆様に会えるのも楽しみ」と会見で話していたカーター選手やそのほかの選手に会いに、7月22日(日)は、灘浜グラウンドへお越しください!選手、スタッフ一同、皆様のご来場をお待ちしております。