チーム
「阪神淡路大震災1.17のつどい」に選手、スタッフが参加しました
毎年1月16日、17日に神戸市中央区の東遊園地で行われる「阪神淡路大震災1.17のつどい」は、阪神・淡路大震災でお亡くなりになられた方を追悼するとともに、震災で培われた「きずな・支えあう心」「やさしさ・思いやり」の大切さを次世代へ語り継いでいくために実施されています。
震災から30年という節目を迎えた昨年、チームは初めてこの追悼イベントに参加し、阪神・淡路大震災を風化させずに伝え続けていくことがコベルコ神戸スティーラーズの使命であることをより一層意識することができました。今年は1月17日がNTTリーグワン2025-26の試合日となり、選手、スタッフは2つのグループに分かれて、16日の午後、17日の早朝にそれぞれ参加。デイブ・レニーディレクターオブラグビーは、「大切なご家族を亡くされた方に少しでも寄り添うことができればという思いと美しい神戸の街で震災があったことを風化させずにつないでいくためにも大切であると考えて、今年も選手、スタッフ全員で参加することにしました」といい、「1.17のつどい」に参加することは「私自身にとっても、チームにとっても特別なことです」とその意義を語りました。
チームでは日頃から阪神・淡路大震災について語る機会があり、この週のチームミーティングでは大きな被害を受けて停止した神戸製鋼所の第3高炉が復旧するまでの動画を全員で視聴。また、今シーズン加入したメンバーはHAT神戸にある「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」に来館し、震災について知識を深めました。震災から今年で31年を迎え、チーム内で当時を知る選手は大阪府四條畷市出身の山下 裕史選手、神戸市北区出身の日和佐 篤選手のみ。芦屋市出身の徳田 健太選手は一時的に避難所生活を強いられたそうですが、当時1歳でその頃の記憶はないそうです。共同キャプテンで神戸市灘区出身の李 承信選手は「昨シーズン、ベテラン選手が退団したこともあり、震災を知っている選手が少なくなりました。そういう中で1月17日がどういう日であるのか、神戸で生まれ育った人間として共同キャプテンとして、チームメイトたちに発信していき、これからも震災を風化させずにつないでいきたいと思います」と決意していました。
共同キャプテン 李 承信選手(神戸市灘区出身)
「紙灯篭に炎を灯す時、みんなで協力し合うことで、明かりの輪が広がっていきました。震災当時もみんなで助け合いながら、自分を犠牲にして街の復興のために尽くしてこられたのだなと感じられて。『1.17のつどい』に参加し、神戸の街のために、人々のためにラグビーを通じて恩返しをしようとあらためて決意しました。また、選手全員が1月17日のホストゲームは、誰のために戦わないといけないのか深く理解することができたと思います。紙灯篭には昨年同様に『神戸のために』と書きました。神戸で生まれて、神戸でラグビーをはじめ、神戸で人間的にもラグビー選手としても成長することができています。神戸の街が大好きですし、ラグビーの力で恩返しがしたいという思いは年々強くなっています。特別な感情を持って1月17日の試合に臨み、神戸の皆さんのためにプレーしたいと思います」
本橋 拓馬選手(神戸市西区出身)
「小学校、中学校で1月17日が近づくと阪神・淡路大震災について学ぶ授業がありました。ただ、今回チームで動画を見て、神戸製鋼所の高炉が停止したことや普段練習しているグラウンドが液状化現象で使用できなくなったことなど、初めて知ることも多くて。『1.17のつどい』に参加し、実際に震災を経験した方だけでなく、僕らのような若い世代もいて、そういう方々の姿を見て、神戸市出身の選手として阪神・淡路大震災のことを伝えていかないといけないと強く思いました。これから入団してくる後輩たちにもつないでいけるようにしていきます」
日和佐 篤選手(神戸市北区出身)
「昨年同様、今年も家族で参加しました。実際にこの場に来ることで、テレビを見るだけでは感じられない何かを感じ取ってほしいという思いで子どもたちを連れてきています。特に長女は1月17日が近づいてくると、震災について質問してきますし、神戸の街にどういうことが起きたのかを理解しはじめているように感じます。個人的には当時、神戸製鋼ラグビー部やオリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)が震災に負けずに力強く戦う姿を鮮明に覚えていて、勇気づけられました。僕たちも1月17日のホストゲームで見ている方々に何かを感じてもらえるような試合をしたいと思います」
船曳 涼太選手(神戸市北区出身)
「昨年は16日の午後に参加させていただきました。今年は17日の5時46分に黙祷を捧げ、あらためて震災の記憶をつないでいかなくてはいけないと思いました。今、綺麗な神戸の街があるのも、当時の方々のお陰です。神戸市出身ということもあり、街に対して思いは強いですし、神戸スティーラーズの一員である限り、震災のことをつないでいかないといけません。神戸の街のためにラグビーを通じて恩返しができるよう頑張ります」
植田 和磨選手(明石市出身)
「阪神・淡路大震災については両親から話を聞いたり、子どもの頃から授業で学ぶ機会がありましたが、初めて『1.17のつどい』に参加し、あらためて震災の記憶をつないでいくこと、忘れないことの大切さを感じました。震災で神戸の街は大きな被害を受けましたが、当時の方々のお陰で復興しました。そして、神戸製鋼所も…。当時の従業員の方々が復興に尽力してくださったお陰で、今神戸Sでラグビーができていますし、社員として働くことができています。感謝の思いを持ちながら、見ている方々に笑顔を届けられるようなプレーを見せたいと思います」
1月17日に神戸総合運動公園ユニバー競技場で行われた第5節リコーブラックラムズ東京戦は、「神戸の街、人々のために戦おう」とチームはひとつになり、グラウンドに立つ全員が躍動し、67-21で勝利しました。試合後、スタンドからは「ありがとう!」という声が選手に送られ、李選手は「皆さんの笑顔が見たかったので嬉しいです」と安堵の表情。
今年の「1.17のつどい」で灯篭を使って描かれた文字は、「つむぐ」。「震災の記憶と教訓を先の世代につないでいく」というメッセージが込められています。その言葉の通り、これからもコベルコ神戸スティーラーズは阪神・淡路大震災のことを語り継ぎ、次世代へとつないでまいります。








