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【レポート】7月12日(土)「リポビタンDチャレンジカップ 2025」日本代表 VSウェールズ代表にワイサケ・ララトゥブア選手、李 承信選手が出場しました

7月5日に行われたウェールズ代表との第1戦に24-19で勝利した日本代表は、7月12日(土)ノエビアスタジアム神戸にて、同チームとの第2戦を行いました。神戸でテストマッチが開催されるのは2018年6月のイタリア代表戦以来、実に7年ぶりとなります。

前日練習後の記者会見に出席した神戸出身の李 承信選手は「日本代表として地元神戸でのテストマッチに出場し、成長させてくれた方々の前でプレーできることに対して、感慨深いです」と話していました。第1戦の翌日から練習をはじめ、この試合に向けて準備してきたという日本代表。旧ティア1(ラグビー強豪国10ヵ国の総称)から初の連勝を目指した一戦に、コベルコ神戸スティーラーズからワイサケ・ララトゥブア選手、李 承信選手、植田 和磨選手がメンバー入りを果たしました。

第1戦ではウェールズ代表に先制トライを奪われ、試合の入りが悪かった日本代表は「良いスタートを切ろう」と臨みましたが、先にスコアしたのはウェールズ代表。9分、ターンオーバーから展開すると、WTBジョシュ・アダムス選手が抜け出し先制のトライをマーク。日本代表は24分に李選手のPGで3-7に迫りますが、28分、36分と立て続けにトライを献上し、3-21に。ここでエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチが動きます。第1戦では先発のフロントローを80分間使い続けましたが、「流れを失くした時には何かを変えないといけない」と、前半37分、16番の江良 颯選手(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、17番木村 星南選手(東芝ブレイブルーパス東京)、18番竹内 柊平選手(所属なし)を投入。その采配が功を奏し、スクラムで反則を奪うと、日本代表はゴール前でマイボールラインアウトのチャンスを獲得。FWで連続攻撃を仕掛けて最後は竹内選手がトライを決め、10-21で折り返しました。

先週の試合展開と同じように後半の反撃が期待される中、19分、ワーナー・ディアンズ選手(東芝ブレイブルーパス東京)が、23分にはディラン・ライリー選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ)がトライをマークし、22-24と2点差に迫ります。しかし、自陣から脱出を狙った李選手のキックがダイレクトタッチとなると、35分、ウェールズ代表にラインアウトから展開されて失トライ。ゴールキックも決まり、22-31に。2万5074人の大観衆の前で日本代表の歴史的快挙はならず、そのままノーサイド。

日本代表のキャプテンを務めるリーチ マイケル選手(東芝ブレイブルーパス東京)は「連勝することの難しさを感じました。勝てる試合を落としたことは非常に悔しいです」と述べた後、「この敗戦をバネにしたい」と前を向きました。

なお、植田選手は残念ながら出番がなく、ファーストキャップ獲得は次戦へ持ち越しとなりました。

 

ワイサケ・ララトゥブア選手
「後半0分から出場できるとは思っていなかったので、先週よりも長くプレータイムを得ることができて嬉しかったです。大学の大先輩であるキャプテンのリーチ(マイケル)さんのために、地元神戸で応援してくれているファンのために、ティア1のチームから連勝したいと思ってハードワークしました。2点差に迫って、歴史的な勝利まであと少しのところだったのですが…。勝つことができず、悔しく思います。実はもともとシーズンが終わった後、フィジーでオフを過ごそうと思っていたのですが、日本代表に入ることになりキャンセルしました。リーグワンからずっと動き続けているので、一度リフレッシュし、またパシフィックネーションズカップに向けて準備したいと思います」

 

李 承信選手
「敵陣でどれだけ戦えるかというプランの中で、モメンタム(勢い)を失った時にはキックに切り替えるようと話していて、(齋藤)直人さんを中心に良いコントロールができていたのですが、コンテストキック後のルーズボールを確保したウェールズ代表がどんどん回してきました。コンテストキックのところで負けてしまったところがあったので、自分を含めて、いろいろなバリエーションのキックを使って対応していくべきでした。後半に入り、キックとボールキープをバランス良く使いアタックができるようになりました。最後のダイレクトタッチになったキックは、藤原(忍)選手とのコミュニケーションが合わなくて…。終盤にかけて疲労が溜まっていく中でもしっかりコミュニケーションを取ることができようにならないと。キックの精度とともに、この部分もさらに成長させていきたいです。今日は地元神戸で旧ティア1のチームに2連勝と歴史的な試合にしたいという気持ちが強かったのですが、それができずに悔しく思います。ただ、日本代表として方向性は間違っていないですし、目指すラグビースタイルもより明確になっています。さらに強くなるための準備をして、パシフィックネーションズカップに臨みたいと思います。今日は応援ありがとうございました!」

 

日本代表の次なる戦いは、8月30日(土)からスタートするパシフィックネーションズカップ2025となります。引き続き日本代表の応援をよろしくお願いします。

パシフィックネーションズカップ2025
8月30日(土)17:00 KICK OFF
日本代表VSカナダ代表
@ユアテックスタジアム仙台

 

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