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【レポート】6月28日(土)「リポビタンDチャレンジカップ 2025」JAPAN XV VSマオリ・オールブラックスにワイサケ・ララトゥブア選手、植田 和磨選手が出場しました
ラグビー日本代表による2025年夏の戦いがスタートしました。初戦は、6月28日(土)、秩父宮ラグビー場で開催の日本代表宮崎合宿に参加するメンバーで構成されたJAPAN XVとマオリ・オールブラックスとの対戦です。昨年、JAPAN XVはニュージーランドの先住民マオリ系の選手で構成するマオリ・オールブラックスと2度試合を行い、2度目の対戦で日本チームとして初めて同チームに勝利するという快挙を達成しました。
キャップ非対象試合ではあるものの、会場には1万9792人が駆けつけ、中には試合メンバー入りを果たしたワイサケ・ララトゥブア選手、植田 和磨選手の応援ボードを持って来場されたスティールメイツの姿も。
試合は序盤JAPAN XVがキックを使いながらテリトリーを獲得し、スピード感あふれるラグビーを展開。9分、相手のミスからJAPAN XVがボールを奪って攻撃に転じると、シオサイア・フィフィタ選手(トヨタヴェルブリッツ)からパスを受けた植田選手が一気に加速して2人を抜き去り、先制トライをマーク。その後、マオリ・オールブラックスに2本のトライを許し、10-10の同点で迎えた32分、ゴール前でのラインアウトからフェイズを重ねて最後は左端に立つ植田選手へとパスが渡り、そのままトライゾーンへ。後半はマオリ・オールブラックスがボールを保持してアタックを展開、終始相手のペースで試合が進み、最終スコア20-53でJAPAN XVは黒星を喫しました。
残念な結果に終わりましたが、日本代表合宿に初めて招集されたララトゥブア選手、植田選手は80分間フル出場、中でも植田選手は2トライをマークする活躍ぶりを見せ、7月5日、12日に開催のウェールズ代表戦に向けて大いにアピールしました。
ワイサケ・ララトゥブア選手
「日本代表入りを目標にしていたので、初めて合宿に参加することができて嬉しいですし、JAPAN XVとしての試合でメンバー入りすることができて光栄に思いました。今日はいつも通りハードワークすることを掲げて試合に臨み、前半は思うようなプレーができていたのですが、後半に入り、相手のフィジカルとスピードに圧倒される場面もあり、チームとしても個人としても、今後さらにレベルアップしないといけないと感じて…。また、ブレイクダウンでもいろいろな課題が出ました。まだまだ個人的に成長しないといけないと感じられた一戦です。(ウェールズ代表戦については)出たいですし、出ることができればベストを尽くします!」
植田 和磨選手
「よい緊張感を持って試合に臨むことができて、強みのランで2本トライをマークできましたし、ハイボールも取ることができました。ただ、ハイボールキャッチには関しては2本落として、チームに迷惑をかけてしまって。これまでは取れていたボールが、相手に190cmくらいの選手がいると簡単に取られてしまいます。ハイボールキャッチも持ち味の1つですので、落下地点の見極めなど、練習を重ねて精度を上げていきたいと思います。(マオリ・オールブラックスの印象を聞かれ)スーパーラグビーで活躍している選手ばかりで、スピード、フィジカルの強さを感じました。ただ、そこで自分が負けているとは思わなかったですし、特にスピードに関しては、相手がラインブレイクした時に追いつくこともできました。今日は80分間出場し、手応えを感じられた一戦になりましたが、このままだったら日本代表に定着することができないと思うので、さらに運動量を増やして、もっとボールを持つ機会を増やして突破力を見せられるようにしたいです。来週からウェールズ代表とのテストマッチが2試合行われますが、まずは日本代表内でのポジション争いに勝てるようアピールしたいと思います」
コベルコ神戸スティーラーズからは、両選手に加えて、李 承信選手が日本代表合宿に参加しています。
引き続き、日本代表と3選手の応援をよろしくお願いします!
リポビタンDチャレンジカップ 2025
- 7月5日(土)14:00KICK OFF
日本代表VSウェールズ代表
@ミクニワールドスタジアム北九州
※チケットは完売 - 7月12日(土)14:50KICK OFF
日本代表VSウェールズ代表
@ノエビアスタジム神戸
チケットはこちら
※神戸では7年ぶりとなるテストマッチ開催となります!