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【レポート】7月21日(日)「リポビタンDチャレンジカップ2024」日本代表vsイタリア代表にサウマキ アマナキ選手、李 承信選手が出場しました

7月22日(日)札幌ドームにて、夏の代表活動の締めくくりとなる一戦「リポビタンDチャレンジカップ2024」日本代表vsイタリア代表が行われ、サウマキ アマナキ選手が先発、李 承信選手がリザーブ入りを果たしました。

17,411人が見守る中ではじまった世界ランキング14位の日本代表と8位につけるイタリア代表との試合は、序盤から接点で厳しいプレッシャーを受け、思うようなテンポで攻撃を仕掛けることができず、日本代表は苦しい展開に。

3分、PGでイタリア代表にスコアされると、8分には10mライン付近のラインアウトからボールを繋がれ、トライを献上。さらに13分には、ハーフライン付近でのこぼれ球をイタリア代表FLが足にかけ、自ら拾い上げると、サポートに入っていたSHにパスを繋いでトライ。ゴールキックも決まり、0-17とリードを広げられてしまいます。その後、日本代表はゴール前へ迫る場面もありましたが、ラインアウト、スクラムの安定感が欠け、チャンスを活かすことができません。31分には、反則の繰り返しでイタリア代表FLにイエローカードが出され、1人多い日本代表は敵陣深くへ。しかし、相手の硬い守りにゴールラインを割ることができず、逆に、35分、キックカウンターからイタリア代表FBにゲインを許すと、パスを繋がれトライを献上。差を詰めたい日本代表は、前半終了間際、自陣22mライン付近で相手からボールを奪うと、FB矢崎 由高選手(早稲田大)からパスを受けたCTBディラン・ライリー選手(埼玉WK)が60m走り切りトライ。ゴールキックも決まり、7-24で折り返しました。

SO松田 力也選手(トヨタV)のキックオフではじまった後半。先にスコアしたのは、日本代表。2分、CTBライリー選手が自陣22mライン付近で相手のパスをインターセプトし、そのまま走り切りこの日2本目のトライをマークします。ゴールキックも決まり、14-24と10点差に。ここから一気に反撃を開始したいところでしたが、7分、イタリア代表はハーフライン付近での日本代表の反則にショットを選択し、ロングPGを決めて、14-27に。13分、反則の繰り返しでイタリア代表WTBがシンビンとなり、1人多い日本代表はゴール前へと迫りますが、ラインアウトでミスが出て相手ボールに。途中出場のSO李選手が「テンポを上げることを意識していました」というように、後半はスピード感溢れる連続攻撃を見せる場面が増え、チャンスを作りますが、仕留め切ることができません。もどかしい展開が続く中、イタリア代表は、19分にPGで加点、32分と、試合終了間際にもトライを奪い、14-42でノーサイド。日本代表はテストマッチ3連敗という結果に終わりました。

 

サウマキ アマナキ選手
「ジョージア代表戦の悔しい敗戦から気持ちを切り替えて、チームはこの試合に向けて、良い準備をすることができていました。ただ、FWとしては想定していたよりもイタリア代表のブレイクダウンでのプレッシャーがきつくて…。またセットプレーも安定していませんでした。個人的には、持ち味であるボールキャリーとタックルでチームに貢献しようと思っていましたが、ボールを持つ機会が少なかったですし、タックルも『もっとやれた』という思いが強いです。夏のテストマッチ最終戦で、自分たちのやってきた『超速ラグビー』を体現できずに敗れたことは残念ですが、個人としては5試合中4試合に出場し、すべての面で成長できたと感じています。8月23日からの『パシフィックネーションズカップ2024』にも出場したいですし、一旦、体を休めて、また招集されたら1から頑張ります!」

 

李 承信選手
「もともと逆目をついていくゲームプランで1週間準備してきたのですが、相手が分析とは違うディフェンスをしてきたこともあり、後半からはシンプルに順目で攻めていくことにしました。敵陣でプレーし続け、22m内に何度も入ることができたのですが、チャンスをスコアに変えることができなくて…。トライを取るべきところでスコアして、3点を狙えるところでは3点を取っていかないといけないと改めて痛感した試合になりました。個人としては、後半から出場しテンポアップできたところは良かったと手応えを感じましたが、夏の代表活動最後のテストマッチということで、良い準備をして自信を持って臨んだだけに、悔しい気持ちでいっぱいです」

 

エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチは試合後、「うまくいった場面もありましたが、ハンドリングエラーやラインアウトのミスもあり、スコアに繋げることができませんでした。選手がテストマッチに慣れていくことが必要です。課題は多いですが、毎試合毎試合、前進できています」といい、敗戦の中での収穫については「相手が違うディフェンスをしてきましたが、後半は適応できましたし、我々の手元にボールがある時は、相手の脅威になれました」とも。また、テストマッチの経験が少なく、若い選手が多い日本代表は「幼稚園児のようなチーム」とし、最低でも1選手が20キャップを重ねていかなければいけないと話していました。実際、コベルコ神戸スティーラーズから日本代表に選ばれている選手を見ても、李選手14キャップ、サウマキ選手5キャップ、コストリー選手2キャップです。この夏の日本代表は、JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン) vsマオリ・オールブラックス第2戦で挙げた1勝のみに終わりましたが、8月23日からは日本代表のほか、カナダ代表、フィジー代表、サモア代表、トンガ代表、アメリカ代表の6チームが参加する「パシフィックネーションズカップ2024」が控えます。成長途中だという日本代表の応援を引き続きよろしくお願いします。

 

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