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【レポート】7月13日(土)「リポビタンDチャレンジカップ2024」日本代表vsジョージア代表に李 承信選手、ティエナン・コストリー選手が出場しました

歴史的な勝利に沸いたマオリ・オールブラックス戦から1週間が経った7月13日(土)、日本代表としては今年2試合目となるテストマッチが宮城・ユアテックスタジアム仙台にて行われました。対戦相手は、世界ランキング14位のジョージア代表です(日本代表は12位)。エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチが「ベストの23人を選んだ」というメンバーに李 承信選手が先発、ティエナン・コストリー選手がリザーブ入りしました。
SO李選手のキックオフではじまった試合は、シーソーゲームの展開に。3分、敵陣22mライン付近でのラインアウトからバックスへ展開すると、テンポよくボールを繋いでWTBジョネ・ナイカブラ選手(BL東京)が先制トライ。日本代表は最高の立ち上がりを見せますが、その後、ジョージア代表に2本のPGを許し、7-6に。17分、日本代表はPGで加点し、10-6で迎えた20分。日本代表FL下川 甲嗣選手(東京SG)の相手をはがすプレーにレッドカードが出され、日本代表は残り時間を14人で戦うことになります。その直後、ジョージア代表にゴール前ラインアウトからモールを押し込まれてトライを献上。さらに、28分にもトライを奪われ、13-18と差を広げられます。日本代表は相手の強みであるスクラムで反則を得て敵陣へと入りますが、スコアに繋げることができずに、5点ビハインドで折り返しました。
勝負の後半。拮抗した展開が続く中、12分、ハーフライン付近で反則を得ると、日本代表はショットを選択します。45mのロングPGは失敗に終わるも、16分にはPGを決め、16-18に。19分、相手CTBにイエローカードが出され、互いに14人になり数的不利が解消されると、日本代表は24分、連続攻撃から最後はWTB長田 智希(埼玉WK)がトライを決めて逆転に成功します。さらに李選手のゴールキックも決まり、23-18に。1万5903人の観客から割れんばかりの大きな歓声が湧き上がりましたが、32分、LOサイナラ・ワクァ(花園L)が反則の繰り返しでイエローカードを受けてしまうと、再び数的不利な状況に。なんとかゴールラインを守り切りたいところでしたが、34分、FWの連続攻撃からトライを奪われ、23-25と再びリードを許してしまいます。再逆転を目指して13人の日本代表は懸命なプレーを見せますが、ミスもあり、なかなか敵陣へ入ることができずに、そのままノーサイド。23-25でジョージア代表に敗戦という結果に終わりました。

 

李 承信選手
「ジョージア代表はスクラムやモールでプレッシャーをかけてくることは想定していたのですが、それ以前に自陣で戦い過ぎてしまって…。もっとキックを使って、敵陣でボールをキープすることができていれば勝つことができていた試合です。個人としてはキックの使い方という課題が出ました。しっかり状況を判断し、キックでFWを楽に前に出させられるようにしないと。『10番』としてキックゲームの経験が少ないこともあり、キックを使ってのエリアマネジメントは早く成長しないといけないところです。また、今日は1本プレースキックを外してしまいました。プレースキッカーとして1本も失敗してはいけないと思いますので、もっと精度を上げていきたい。ただ、チームとしても個人としてもアタックの面では良い感触を得ています。14人になってからも良いラグビーができ、後半トライも生まれました。敗れたことは残念ですし、悔しいですが、前を向いて次の試合へ準備していきたいと思います」

 

ティエナン・コストリー選手
「23-18と試合をひっくり返した後の後半25分にピッチに入りました。14人という状況から、さらにシンビンが出て、13人で戦うことになってしまって…。必死でディフェンスをしましたが、リードを守り切ることができずに敗れてしまいました。勝てた試合だっただけに悔しさを感じます。次に対戦するイタリア代表は、シックスネーションズでスコットランド代表、ウェールズ代表に勝利していて、ジョージア代表戦以上に厳しい試合が予想されます。今日は個人としても、もっとできることがあったと思いますので、この反省を次に活かすことができるよう、練習で良いパフォーマンスを見せて、イタリア代表戦でもメンバー入りができるよう頑張ります!」

 

ジョーンズヘッドコーチは「60分を14人で戦うことになり、最後の10分はさらに1人少ない状況になりました。ただ、後半のスコアだけを見ると、10-7で日本代表が上回っています。選手の努力は素晴らしかったですし、今日は良い学びになったと思います」と語り、次につながる試合になったと言います。また、キャプテンを務めたリーチ マイケル選手(BL東京)は「ジョージア代表はフィジカルが強いチームです。イングランド代表を含めた2試合で、弱みと強みがよくわかりました。若い選手が多い日本代表にとって、この2試合は財産になります」と話していました。その言葉通り、李選手もコストリー選手も、この悔しい敗戦を今後に活かすと決意します。
日本代表は7月21日(日)北海道・札幌ドームにて世界ランキング8位のイタリア代表と対戦します。タフな試合が続きますが、熱い声援で日本代表に勝利を呼び込みましょう!

 

NEXT GAME
7月21日(日)14時05分キックオフ
「リポビタンDチャレンジカップ2024」
日本代表vsイタリア代表   ※キャップ対象試合
北海道・札幌ドーム

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