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【レポート】7月6日(土)「リポビタンDチャレンジカップ2024」JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)vsマオリ・オールブラックスに小瀧 尚弘選手、サウマキ アマナキ選手、ティエナン・コストリー選手が出場しました

JAPAN XVとニュージーランドの先住民マオリの血を受け継ぐ選手たちで編成されたマオリ・オールブラックスとの第2戦が、7月6日(土)豊田スタジアムにて行われました。1週間前に秩父宮ラグビー場で行われた試合は10-36でJAPAN XVが敗れています。第2戦に小瀧 尚弘選手、サウマキ アマナキ選手が第1戦目に続き先発出場、7月1日からJAPAN XVに合流していたティエナン・コストリー選手がリザーブ入りを果たしました。

うだるような暑さの中で行われた一戦は、JAPAN XVが主導権を握ります。キックを巧みに使いながら敵陣へ入りチャンスを掴むと、ゴール前で得た反則から速攻を仕掛け、CTBサミソニ・トゥア選手(浦安DR)が先制のトライをマーク。その後、マオリ・オールブラックスに攻め込まれる時間もありましたが、ダブルタックルでプレッシャーをかけ、相手の前進を阻止すると、22分には、PGで加点し、8-0とリードを広げました。ボールが滑る状況に苦しめられる場面もありましたが、相手のミスにも助けられ、ゴールラインを死守。前半36分に自陣ゴール前での故意の反則により、交代したばかりのPR竹内 柊平選手(浦安DR)がシンビンとなり1人少ない状況になりましたが、14人で守り切り、8-0で前半を折り返しました。

JAPAN XVのキックオフではじまった後半、先にスコアしたのはマオリ・オールブラックス。5分、ゴール前からモールを押し込まれトライを献上すると、ゴールキックも成功し、8-7に。1点差に迫られますが、15人に戻ったJAPAN XVがここから攻勢に出ます。10分、PGで加点すると、13分には途中出場のNO8コストリー選手が力強い走りでゴール前までボールを運ぶと、最後はPR竹内選手(浦安DR)がグラウンディング。SO山沢 拓也選手(埼玉WK)のゴールキックも決まり、18-7と引き離しにかかります。その後、敵陣に入るも、立て続けにラインアウトをスティールされ、チャンスを生かすことができません。27分、マオリ・オールブラックスにトライ&ゴールキックを許して18-14に。しかし、33分、FB矢崎 由高選手選手(早稲田大)がPGを決めると、36分にはゴール前ラインアウトからモールを押し込み、途中出場のHO佐藤 健次選手(早稲田大)がトライをマーク。1万4613人の観客の前でJAPAN XVが最終スコア26-14で歴史的勝利をおさめました。

 

小瀧 尚弘選手
「マオリ・オールブラックスに初めて勝利することができました。歴史的な勝利を挙げた試合に出場できたことは嬉しかったのですが、自分自身のパフォーマンスに関しては、第1戦同様に満足するものではなくて…。暑さもあって運動量が落ちてしまい、求められているインパクトあるプレーができず、後半7分で交代することになりました。ただ、先週の試合と比べるとラインアウトは安定していて、そこは良かったところです。個人的にはJAPAN XVとして出場した2試合は、『もっとできた』と悔いが残るものになってしまいました。今後は課題に感じたタックルの圧力やブレイクダウンのクオリティを上げていき、また日本代表に選ばれるよう努力していきます」

 

ティエナン・コストリー選手
「7月1日からJAPAN XVに合流し、試合に向けて準備を進めてきました。マオリ・オールブラックスには、ニュージーランドで一緒にプレーしていた選手が何人かいたので、メンバー入りがわかった時はとても嬉しかったです。試合に関しては、第1戦でディフェンス面が課題として出たので、1週間かけて、ラック周辺での動きや役割を確認し、連携やタックルの入り方などに取り組んできました。詳細を詰めて、役割が明確になった中で試合に臨み、今日はチームとして成長したところを見せることができたと思います。みんなのハードワークが勝利につながりました!個人としてもスーパーラグビーに出場する選手を相手にプレーし、良い経験ができ、結果にも満足しています。これからジョージア代表、イタリア代表戦と続きますが、今日得た手応えを活かしていきたいと思います」

 

コストリー選手のコメントにあるよう、試合に向けてFWはディフェンス面の修正に取り組み、共同キャプテンの原田 衛選手(BL東京)は「自陣22m内に入られてもトライを取らせませんでした。ディフェンスシステムを守った上で粘り強くファイトし続けられたことが結果につながりました」と勝因について述べ、笑顔を見せていました。これまでマオリ・オールブラックスとは4度対戦し、全敗しています。5度目の対戦にして初めて成し遂げた快挙にエディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチは「マオリ・オールブラックスは世界のトップ10に入るほどの実力があります。そういうチームに対し、先発15人中13人が日本人という布陣で勝利できたことは日本ラグビーにとって大きな一歩です。また、チームには若い選手が多く、この勝利は自信になります」と力を込めました。
7月13日(土)、日本代表は宮城・ユアテックスタジアム仙台にて強力スクラムを武器に持つジョージア代表と対戦します。連勝へ向けて選手の後押しをよろしくお願いします!

 

NEXT GAME
7月13日(土)19時05分キックオフ
「リポビタンDチャレンジカップ2024」
日本代表vsジョージア代表   ※キャップ対象試合
宮城・ユアテックスタジアム仙台

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