チーム

12月1日(金)「NTTジャパンラグビー リーグワン2023–24」開幕前記者会見を行いました

12月9日 (土)に幕を開けるNTTリーグワン2023–24を控え、灘浜グラウンドのスティーラーズ記念館にて、福本 正幸チームディレクター、デイブ・レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチ(以下、HC)、今シーズン、共同キャプテンを務めることになったブロディ・レタリック選手と山下 楽平選手が出席し、開幕前記者会見を行いました。

8月14日から始動し、約3ヶ月半、レニーHCのもとでハードなトレーニングを積んできた神戸スティーラーズ。福本チームディレクターは「昨シーズンは9位という成績に終わりました。レニー氏の発するエネルギーがチームの錆を落とし、鉄へと蘇らせてくれています。NTTリーグワン2023–24では躍進し、我々のいるべき本来の場所へ戻ることができるようにしたい」と力強く宣言すると、レニーHCは「全員が変わりたいという思いでハードワークしてくれています。また、チームカルチャーの構築という面でも、それぞれのつながりを意識して取り組んできて、良い準備ができています。ブロディ・レタリック、アーディ・サベアというオールブラックスの2人もチームに合流し、ようやく52人がそろいました。このチームで今シーズン戦っていけることが楽しみです」と笑顔を見せていました。

キャプテンについては「自分の目で人間性などを見て判断しキャプテンを決めたかった」とレニーHC。その上で、レタリック選手と山下(楽)選手を共同キャプテンに任命した理由を

「楽平は、これまで素晴らしい姿勢で取り組んでくれて、周りのメンバーに対してもチャレンジを促します。チームメイトからリスペクトされていますし、適任だと思いました。ブロディは神戸スティーラーズに在籍していた経験があり、チームのことを理解しています。また経験や知識も豊富です。2人が共同キャプテンとしてチームを牽引することがベストだと判断しました」と説明。

共同キャプテンの両選手はそれぞれ以下のように決意を述べました。

 

レタリック選手

「3シーズンぶりにチームに戻ってくることができて嬉しいですし、楽平とともに共同キャプテンを務めることになり光栄です。私の考える良いリーダーというのは、グラウンド内外で見本となる選手になることです。グラウンドの外では、自分の経験や知識をもって若い選手の成長を手助けし、グラウンドの中では、誰よりも良いプレーをして、チームを牽引する。そういうキャプテンになれるように努力します。私が日本でプレーしていた時よりもリーグワンのレベルが上がりタフな戦いが予想されますが、チームを頂点に引っ張っていくのが、キャプテンとしての私の役割だと思います。そのために全力を尽くします」

 

山下(楽)選手

「任命された時は驚きましたが、光栄なことですし、キャプテンとしての役割を果たすことができるよう頑張ります。僕の考えるキャプテン像は、まず選手としてスペシャルでないといけないと思っています。グラウンドでしっかり体を張って良いパフォーマンスをする。その上で、選手、コーチ陣、スタッフとコミュニケーションを取りながら、チームを良い方向に引っ張っていく。学生時代や神戸スティーラーズでも、たくさんの素晴らしいキャプテンを見てきました。みんな、それぞれの方法でリーダーシップを発揮し、チームを牽引していましたが、誰かを真似するのではなく、“僕らしさ”を出していき、シーズンが終わった時にレニーHCから良いキャプテンだと評価してもらえるようにしていきたい。チームに関しては、全員がこれまでグラウンド内外でハードワークしてきました。そのお陰でフィットネス等の数値が上がりましたし、昨シーズンの課題であったディフェンスに関しても横との連携がよくなり、個人のタックルスキルも上がりました。プレシーズンマッチでもディフェンスでプレッシャーをかけターンオーバーから良い反応が見られるなど成長を感じられています。フィールド内外で選手間でのコミュニケーションが取れて、チームとしても成熟度が増しています。今シーズンは充実したシーズンが送れると確信していて、リーグワンの開幕が待ち遠しいです」

 

今シーズンの目標については

山下(楽)選手は「優勝です!」ときっぱり。レタリック選手も「リーグワンのタイトルを取ることです」と明言しました。

いよいよ開幕するNTTジャパンラグビーリーグワン2023-24。2023年は、プロ野球では阪神タイガースが、Jリーグではヴィッセル神戸が日本一になり、兵庫県のスポーツチームが頂点に立っています。山下(楽)選手は「次は僕らが優勝するしかありません」と、地域をさらに盛り上げると決意します。

チーム史上ワーストの9位という成績に終わった昨シーズンから巻き返しを誓う神戸スティーラーズ。より多くの皆様にスタジアムに足を運んでいただき、戦いを見守っていただきますよう、よろしくお願いします!

※ブロディ・レタリック選手、アーディ・サベア選手の記者会見レポートはこちら!

 

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