チーム

7月15日(土)「リポビタンDチャレンジカップ2023」 ALL BLACKS XV(オールブラックス・フィフティーン)戦に具 智元選手と李 承信選手が出場しました。

7月15日(土)熊本・えがお健康スタジアムにて「リポビタンDチャレンジカップ2023」第2戦日本代表vs ALL BLACKS XV(オールブラックス・フィフティーン)が行われました。この一戦はキャップ対象外ですが、日本代表として戦う今年初めての試合です。W杯で袖を通す日本代表新ジャージのお披露目でもある注目の一戦に、コベルコ神戸スティーラーズから具 智元選手と李 承信選手が出場しました。

19,586人の観客が詰めかけた試合は、ALL BLACKS XVのキックオフで開始。前半、風下に立つ日本代表は、ミスからボールを失うと、9分、12分と立て続けにトライを献上し、第1戦と同様に追いかける展開になりました。待望のトライは、25分。日本代表は2本のPGを決め、6-12としたところで、ハーフライン付近でのマイボールラインアウトから粘り強く攻撃し、最後は松島 幸太朗選手(東京サントリーサンゴリアス)がインゴールに飛び込みトライ。李選手が確実にゴールキックを決めて、13-12とこの試合初めてリードを奪います。しかし、30分、自陣ゴール前で速攻を仕掛けられトライを決められると、流れは再びALL BLACKS XVへ。38分、ミスからターンオーバーを許すとそこからトライを献上し、13-29で前半を折り返しました。

後半も序盤はALL BLACKS XVのペース。3分、11分と、立て続けにトライを奪われますが、その後、日本代表が反撃を開始します。スペースにボールを動かしスピードある攻撃を展開すると、14分、19分に、セミシ・マシレワ選手(花園近鉄ライナーズ)が連続トライ。李選手がゴールキックをきっちりと沈め、27-41と差を詰めます。残り20分、日本代表は逆転を目指し懸命に戦いますが、チャンスでミスが出るなど、トライを取り切ることができずに、そのままノーサイド。「リポビタンDチャレンジカップ2023」ALL BLACKS XV戦は、残念ながら2連敗という結果に終わりました。

スクラムの屋台骨として活躍した具選手は「自分たちのスクラムを組むことができましたが、ヒットスピードを上げることができれば、相手にもっとプレッシャーをかけることができたと思います」とさらなる高みを目指して改善点が見えた様子。

5本のキックをすべて決めた李選手は「合宿からしっかり準備してきたので、100パーセント決めることができて良かったです」と話した後、試合について「前半は風下だったので、長いキックを使わずに、ショートサイドをつきながらアタックしていくゲームプランでした。近場でラインブレイクできたり、キックオフからFWがいいチェイスをしてくれてマイボールにしたり、いい場面もあったのですが、ノックオンといったイージーなミスからトライを奪われてスコアが開いてしまいました。いいストラクチャーは作れているので、自分を含めて、1人1人のプレーの精度を高くしないといけません」と総括。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが試合後「ミスが多かった」と述べていたように、ミスの部分を悔やんでいました。また、自身のパフォーマンスについて「ゲームコントロールをテーマに試合に臨みました。フェイズが重なったところでのゲームの組み立てや敵陣に入ったところでFWの選手やスクラムハーフとコミュニケーションが取れていなかった場面もあったので、そこは反省点です。また、1対1の局面で抜かれる場面が2、3度あったので、ディフェンスは修正しないといけないです」とコメント。収穫と課題の両方を感じた試合になったようでした。

日本代表は、7月22日から「リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ」として、サモア、トンガ、フィジー代表と対戦します。ALL BLACKS XVとの2試合で得たものを、今後の3連戦でいかし、まずはサモア代表とのテストマッチで勝利してくれることと思います!GO JAPAN!

 

【日本代表のNEXT GAME】
「リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ」
7月22日(土)14時50分
日本代表vsサモア代表(北海道・札幌ドーム

 

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