試合
7月2日(日)「なの花薬局ジャパンセブンズ2017」に出場しました
7月2日(日)、秩父宮ラグビー場にて、7人制のラグビー日本一を決める「なの花薬局ジャパンセブンズ2017」が行われ、コベルコスティーラーズは日本協会推薦で出場しました。メンバーは、セブンズ日本代表の経験もあるキャプテンの安井選手をはじめ、宣原選手、橋本(皓)選手、芦谷選手、田中選手、徳田選手、林選手、清水(晶)選手、重選手、大橋選手、西林選手、バイフ選手の精鋭12名。キャプテンの安井選手は「まったく7人制の練習をしていないんですよ。ポテンシャルをいかして戦います!」。とはいえ、目標はもちろん「2年ぶりの優勝です」ときっぱり。
初戦は、東日本大学セブンズの覇者、明治大学との対戦となりました。林選手のキックオフではじまった試合は、開始1分、キックオフをマイボールにするとパスをつないで、バイフ選手がトライ。幸先の良いスタートとなりましたが、「ブレイクダウンで15人制の戦い方をしてしまって、ターンオーバーを許してしまい、ボールキープができなかった」と、試合後、安井選手や橋本選手が話したよう、3分、5分、さらに前半終了間際にも、トライを奪われ、5-19で折り返します。「フィジカルは優位に立っていましたし、後半からはボールキープを意識して戦いました」と安井選手。その言葉通り、ギアチェンジしたコベルコスティーラーズは、2分に林選手が、4分に安井選手がトライを決め、17-19と2点差に。そして、6分、明治大陣で反則を得ると、そこからパスをつないで、最後は宣原選手が右中間へ逆転のトライ。終了間際に攻められる場面もありましたが、守り切り、22-19でノーサイド。試合後、勝利のトライを決めた宣原選手は「決めてやりましたわ(笑)!でも、ごっつあんトライですけどね」とにっこり。SHに入った重選手は「大学の時に、セブンズでSHをしていました。久々だったので、難しかったですが、15人制とはまた違って楽しいですね。7人制とはいえ、チャンスをもらったのでしっかりアピールします!」と活躍を誓っていました。芦谷選手は「初戦ということもあり、7人制の戦い方ができなくて、ミスが多く出ましたが、1試合やって慣れました。個人的には走力をいかして頑張ります」と抱負を語っていました。
プール戦2試合目は、東海学生セブンズ2017優勝の朝日大学。この試合も、1分、マイボールスクラムから繋いで宣原選手が先制のトライ。清水選手のゴールキックも決まり、7-0。しかし、その後、ミスが出て、なかなか追加得点を奪うことができません。後半に入ってからも、歯がゆい展開が続きます。3分、相手ボールスクラムからトライを奪われ、7-5と2点差に迫られると、試合終了間際、ゴール前に迫りながら、痛恨のノックオン。そして、神戸陣ゴール前での朝日大学ボールスクラムから展開されると、キックを絡めた攻撃からトライを献上。ゴールキックも決まり、7-12でノーサイド。試合後、安井選手は、「ミスが多く出てしまった」と悔しそうにひと言。コベルコスティーラーズは、D組2位となり、C組1位の日本協会推薦のトヨタ自動車ヴェルブリッツとカップ準々決勝を戦うことになりました。セブンズパレードを挟み、朝日大学戦から約50分後に行われたカップ準々決勝 vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦。相手キックオフを、しっかりマイボールすると、1分、バイフ選手が先制のトライ。ゴールキックも決まり、7-0とします。しかし、4分、6分とトライを決められ、7-14で後半へ。反撃が期待されましたが、1分、4分に追加得点されると、終了間際にも、トライを決められてしまい、7-35で敗れ、プレート準決勝 vs 早稲田大学戦へ進むことになりました。
早稲田大学との試合は、開始1分、インターセプトから先制のトライを奪われましたが、3分に大橋選手、5分に林選手、6分には芦谷選手がトライを決め、19-7で折り返し。前半は優位に試合を進めたコベルコスティーラーズでしたが、後半に入ると、様相が一転。1分、相手キックオフをノックオンしてしまうと、自陣早稲田ボールスクラムから繋がれ、トライ&ゴールキックも決まり、19-14。その後、相手キックオフをマイボールにされ、立て続けにトライ&ゴールを決められ、19-28に。追いかける展開となったコベルコスティーラーズは、5分、キャプテンの安井選手がトライを決め、清水選手のゴールキックも決まって、26-28と2点差にまで詰め寄りますが、そのまま試合終了。コベルコスティーラーズは、プレート準決勝敗退という結果でジャパンセブンズを終えました。
「相手キックオフのところマイボールにされてしまったところなど、セブンズの練習量の差が出てしまいました。ただ、それ以外にも、全体的にミスが多過ぎました。その部分は、15人制でも、ミスが多いと勝てない。これをいい教訓にしていきたいです。1勝3敗と残念な結果に終わりましたが、気持ちを切り替えて、トップリーグ優勝を目指して、またハードワークしていきます!」と、安井選手は力強く締めくくってくれました。ご来場いただいたファンの皆様、応援ありがとうございました!また、会場を多いに湧かせたセブンズパレードの様子などは、フォトコラムで紹介させていただきます。