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KOBELCO

試合

7月5日(日)「inゼリージャパンセブンズ2015」で優勝しました!

7人制ラグビーの日本一を決める「ジャパンセブンズ」。3回目となる同大会でコベルコスティーラーズは、カップ決勝で帝京大学を下し、優勝しました!

予選グループはリコーブラックラムズ、東芝ブレイブルーパスとトップリーグチームが顔をそろえるプールC組。1回戦は東芝ブレイブルーパスとの対戦です。「この日のために練習したのは2日間だけですが、個々の力を生かしたラグビーをやっていきたい」と話していたのは、安井選手と共にチームを率いる田邊選手。小雨が降る中、行われた試合は、開始早々、相手キックオフのミスからフリーキックを得るとパスをつないで、7人制日本代表の経験もある中濱選手が先制のトライ。その2分後、自陣での反則から逆襲を仕掛けられ、トライを献上。しかしすぐさま、田邊選手がトライをマークし、12-7で折り返します。リードもつかの間、後半2分、トライを奪われ12-14に。拮抗した展開が続きましたが、4分、下地選手が相手ディフェンスにつかまりながらも力強く前進し、ゴール中央にトライ。ゴールキックも決まり、19-15。残り時間を懸命のディフェンスで守り切り、そのままノーサイド。決勝点となったトライを決めた下地選手は「(中濱)寛造さんがスペースを作ってくれていたので、僕はそこに走り込むだけでした。もっと角度をつけて走りこんでいれば、相手につかまらなかったと思います。トライになってよかったです」とほっとした表情を見せていました。

予選2回戦は、リコーブラックラムズとの対戦。試合前、安井選手は「リコーは大会2連覇中。簡単に勝たせてくれないと思います」と言うと、バンリーベン選手も「リコーは、アタック、ディフェンス共に組織だって動いていますし、ニュージーランドの7人制代表経験者もいる。ディフェンスが多くなるかもしれないですが、守り切ってターンオーバーからトライを奪いたい」と話していました。試合は、獲って獲られてのシーソーゲーム。最後までどちらが勝つか分からない展開となりました。まずはコベルコスティーラーズが1回戦の入りと同じように、相手キックオフがタッチを割りフリーキックを得ると、ボールをつないで、最後はバイフ選手が力強くインゴールまで駆け抜け先制すると、すぐさまリコーにトライを献上。その後、バンリーベン選手が試合前に話した通りの展開に。自陣深く相手に攻められたその時、井口選手の低いタックルが炸裂!そのままボールを奪うと、下地選手が大きくゲインを切り、ラストパスを受けたバンリーベン選手がトライラインを駆け抜けます。下地選手のゴールキックも決まり、14-7。しかしリードしたもののその1分後、トライを奪われ、同点に。14-14で迎えた後半、いきなりリコーにトライを奪われます。攻めるリコーに、守るコベルコスティーラーズ。4分、相手のミスから自陣でボールを奪うと、一気にリコー陣へ。最後は田邊選手がキックを転がすと、そのまま自らインゴールで抑えてトライ。ゴールキックも決まり、21-19で逆転に成功。なんとか守り切りたいコベルコスティーラーズでしたが、6分、トライを奪われ、試合終了。21-26で黒星を喫しC組2位に。試合後、井口選手は「何度も相手に抜かれてしまって。しかもそのうちの2本はトライになってしまいました。あれさえなければと悔やまれます。もったいない試合をしてしまいました」と悔しそうな表情を見せていました。

カップ準々決勝はD組1位のヤマハ発動機ジュビロと対戦。この試合、開始直後からコベルコスティーラーズはボールをキープし、アタックし続けますが、トライを獲り切ることができません。そのまま両チーム無得点のまま進んだ4分、ヤマハ陣ゴール前まで攻め込みながらラックから出たボールをヤマハに奪われると、そのまま走り切られて先制のトライを献上。しかし直後の相手キックオフをしっかりキープすると、パスをつないで、トライゲッター中濱選手がインゴールに飛び込みます。さらに前半終了直前にも、ヤマハ陣22mライン付近で反則をもらうと速攻からトライをマーク。12-7とリードをして、前半を折り返しました。後半に入ってからもコベルコスティーラーズペース。2分、ゴール前スクラムから押し込んで、バンリーベン選手がグラウンディングし、追加得点。5分、トライを奪われ、5点差まで詰め寄られますが、そのまま逃げ切り19-14でカップ準決勝進出を決めました。試合後、安井選手は「ヤマハのディフェンスが下がり気味だったので、攻めどころが難しかったです。先制されましたが、我慢して我慢して最後にトライし、勝つことができてよかった。次のサニックスは、速いランナーや強い外国人選手がいるので、彼らを止めることが勝負の鍵になると思います。神戸は、能力の高い選手が多いので、個人の強さで勝負し勝利したい。どんどん攻守ともに動きがよくなっているので期待していてください」と力強く宣言。

決勝進出をかけた宗像サニックスとの戦いは、田邊選手が蹴ったキックオフのボールをバンリーベン選手がキャッチするとボールを展開し、「一か八か蹴った」という田邊選手がインゴールに絶妙なキックを転がします。それを井口選手が抑えて、先制。さらにサニックス陣ゴール前で田邊選手がインターセプト!そのままトライラインを駆け抜けます。その後すぐ、安井選手が自慢のスピードで相手ディフェンスを切り裂くと70m走り切りトライ。前半3トライを奪い、後半へと突入します。しかし後半は展開が一変。相手ペースで進み、立て続けにトライを奪われます。17-14で迎えた3分、バンリーベン選手がシンビンとなり、ひとり少ない状況でトライを献上。17-21でこの試合、はじめてリードを奪われます。しかし試合終了間際にサニックスにシンビンが出ると、フリーキックからボールを展開し、最後はバンリーベン選手がインゴールに飛び込み、逆転のトライ!コベルコスティーラーズは決勝進出を決めました。決勝戦は、リコーブラックラムズを破った帝京大学との一戦。試合前、田邊選手は「サニックス戦は、前半、すべてがうまく運んだのですが、後半は相手の時間帯になってしまいました。最後は執念で勝った!ここまで来たら優勝しかありません」と決意を述べてくれました。試合は開始直後にトライを奪われるものの、神戸陣内のスクラムからボールをつなぐと、安井選手がサニックス戦同様にすばらしい走りを見せ、インゴールへ。その後、2トライを奪い、17-5で折り返しました。しかし後半に入ると、帝京大ペース。2本連続でトライを奪われ、17-17と追いつかれてしまいます。さらに相手にターンオーバーから得点され、17-24に。「サニックス戦も後半、同じような展開になったので、焦りはなかった」と試合後、安井選手が話したように、落ち着いたプレーを見せる選手たち。中濱選手が狙いすましたかのようにインターセプトからトライを決め、再び24-24の同点。そして終了間際に、試合を決めるトライをバンリーベン選手がマークし、31-24でノーサイド。コベルコスティーラーズは、現行の形式になって以来、同大会で初めて頂点に立ちました。試合後、安井選手は「まさか優勝できるとは思ってもみなかったです。個々の能力の高さと負けん気の強さでプレーし、優勝を手にすることができました」と弾けんばかりの笑顔でコメント。なお予選から攻守にわたり活躍したバンリーベン選手がMVPに選ばれました。応援してくださったファンの皆様、ありがとうございました!

  • 田邊秀樹選手

  • 安井龍太選手

  • 中濱寛造選手

  • 下地大朋選手

  • 梁正秋選手

  • イーリニコラス選手

  • 谷口到選手

  • マット・バンリーベン選手

  • 井口剛選手

  • トニシオ・バイフ選手

  • 南橋直哉選手

  • 表彰式の様子

  • MVPに輝いたバンリーベン選手

  • チームを率いた安井選手と田邊選手

  • MVPのバンリーベン選手

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