戻る

  • INSTAGRAM
  • twitter
  • facebook
  • YouTube
  • LINE
  • tiktok

KOBELCO

Post-Game Comments

試合後のコメント

【試合レポート】6月7日(日) NTTリーグワン2025-26 プレーオフトーナメント決勝クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦

【試合レポート】6月7日(日) NTTリーグワン2025-26 プレーオフトーナメント決勝クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦

アタックの神戸Sがディフェンスで魅せた!レニー体制3年目、スティールメイトと共に戦い掴んだリーグワン初制覇

MUFGスタジアム(国立競技場)で行われたプレーオフトーナメント決勝はコベルコ神戸スティーラーズがクボタスピアーズ船橋・東京ベイを22-13で破ってリーグワン初優勝を達成した。
リーグワンがスタートしてから7位、9位と低迷していたコベルコ神戸スティーラーズ。2022-23シーズン、チームを立て直すべく世界的名将、デイブ・レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチが指揮官に就任し、2シーズンを経て、ついにたどり着いた決勝の舞台。
レニーHCはこの試合が終わればチームを退団し、ニュージーランド代表を指揮する。決勝はレニー体制で臨むラストゲーム。3シーズン積み上げてきた集大成を発揮すべく、ベストなパフォーマンス、ベストゲームをしようと大舞台へと向かった。
対戦相手はリーグ屈指の大型FWを誇り、フィジカルでプレッシャーをかけてくるS東京ベイ。また、SOフォーリー、FBスティーブンソンらによる多彩なキックにも要注意だ。今シーズン両チームは2度対戦し、1勝1敗。決着を着ける時が来た。
試合は序盤からS東京ベイのペースで進む。キックでテリトリーを獲得されて、フィジカルで前に出られ、なかなか敵陣へ入ることができない。3分には自陣ゴール前でのマイボールラインアウトを奪われてトライラインに迫られる。ここはNO8ララトゥブアが体を入れてグラウンディングを阻止。しかし、その後もS東京ベイの時間が続く。WTB木田にラインブレイクを許すとパスを繋がれ、神戸S陣22mライン陣内へ。そこで反則があり、16分S東京ベイはPGで先制。その3分後、今度はS東京ベイ陣10mライン付近中央で反則を得て、PGを選択する。SO李が40mのPGを成功させて、3-3に振り出しに戻るも、22分、S東京ベイがPGで加点。さらにFBスティーブンソンのキックが「50:22」になり、自陣22mライン付近でS東京ベイボールのラインアウトに。神戸Sは必死のディフェンスを見せるも、25分PR為房にトライゾーンにボールを捩じ込まれて、5点を献上。ゴールキックも決まり、3-13と10点差に。もうこれ以上離されたくない神戸Sは、自陣10mライン付近から展開し、FB上ノ坊が裏へとキックを転がすとWTBブルアが反応。猛然とボールを追いかけ、トライゾーンで押さえ込む。左端の難しい角度のゴールキックをSO李がしっかり決めて、10-13と3点差に迫る。残り10分、中盤で激しい攻防が繰り広げられる。史上最年少の21歳で決勝出場のCTBイオアサに代わって19分から出場したベテランCTBリトルが激しく絡んでスティールすると、S東京ベイもCTB廣瀬がスティールで反則を誘う。互いの意地とプライドがぶつかり合う白熱した展開が続く。前半も残り1分となったところで神戸SはS東京ベイ陣22ライン付近で反則を得ると、PGを選択。SO李がこれを決めて、13-13とし同点で試合を折り返した。

泣いても笑っても今シーズンは残り40分。全力を尽くすだけだ。思い切って自分たちのラグビーをしようとリーダー陣から声がかけられた。すると、神戸Sはハーフライン付近から連続攻撃を仕掛け前進する。そこでS東京ベイに反則があり、神戸SはPGで加点し16-13に。この試合初めてリードを奪った。その後も息を呑むような激しいコリジョンバトルが繰り広げられるが、徐々に神戸Sの攻撃の時間が増えてくる。12分にもPGを決めて、19-13とリードを広げる。だが、まだ6点差。ワンプレーで試合をひっくり返される。自陣10mライン付近でのマイボールスクラムで反則を犯すと、S東京ベイはトライを狙いにくる。神戸S陣ゴール前ラインアウトから攻撃を展開されると、今シーズン、全試合先発出場のPR高尾が体を入れて相手の反則を誘い、好プレーを見せる。LOレタリックはPR髙尾のプレーを「試合の流れを変える局面になった」と振り返る。その後のピンチにもFLサベアが絡んでスティールするなど、トライラインを死守。逆に相手は反則を立て続けに犯し、神戸Sが敵陣でアタックを展開、スタンドからKOBEコールが沸き起こる。しかし、固いディフェンスに阻まれ、スコアすることができずに時間が経過する。30分には、WTB木田が裏へとボールを転がし、SHホールが猛追。そこでノックフォワードがあり、神戸Sは自陣ゴール前でのスクラムとなる。トライラインを背負いながらのスクラムで、後半から出場のPR具が押し込み、反則を獲得。ラグビーワールドカップ2019日本大会のアイルランド戦を彷彿させるような、気迫溢れる表情を見せるPR具。残り時間はあとわずか。38分にもスクラムで反則を得ると、PGで加点、22-13に。そのまま神戸Sが逃げ切り、リーグワン初の頂点に立った。
レニーHCは「S東京ベイは本当に素晴らしいチームです。今日の試合の結果を見ても、小さな差だったと思います。今季、この試合を含めて3度対戦しましたが、どの試合もタイトな展開だったので勝ち切れたことが嬉しいです」といい、その上で「S東京ベイは前半序盤から速いテンポでプレーして、自分たちにプレッシャーをかけてきました。その攻撃に対して、神戸Sはディフェンスが良かったですし、プレッシャーを受けながらも13-13で折り返すことができました。後半もディフェンスがよく機能し、ボールを奪い返してアタックし、それが3本のPGに繋がって勝ち切ることができました」とこれまで強化してきたディフェンスが勝利の要因になったと語った。決勝では神戸Sらしい攻撃は陰を潜めたが、PR髙尾のスティールをはじめ、ディフェンス面でビッグプレーが連発した。この試合、S東京ベイに奪われたのは、13点。これは今シーズンのS東京ベイ戦で最少失点だ。
プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた共同キャプテンのレタリックは「セットプレーに関してはスクラム、ラインアウトとも、素晴らしいパフォーマンスでした。課題であった反則についても、練習から意識してきたオフサイドをしないことやノットローラウェイをしないというところが今日はうまくいきました」と笑顔を見せた。
2018-2019シーズン以来、7季ぶりの優勝。選手、スタッフ、そして、これまで応援してくれたスティールメイツが待ち望んだ瞬間だ。
「スティールメイツのサポートは本当に素晴らしいです。どこのスタジアムでも常にスティールメイツは応援に駆けつけ、我々に力を与えてくれました。今日は神戸Sらしいトライをたくさん取るラグビーはできなかったですが、フィジカルでしっかりとファイトし続けて、きつい状況でも戦う姿勢を見せることができました。スティールメイツの皆様にもそこは見ていただけたと思います」とレニーHC。
レタリックも一番にスティールメイツへ感謝の言葉を述べていた。
ホストゲームも、ビジターゲームも、スティールメイツと共に戦い掴んだリーグワン初制覇。新たな歴史を刻んだコベルコ神戸スティーラーズが、レニー体制で築いたものを継承しながら、来シーズン、さらなる進化を目指す。

 

LOブロディ・レタリック(共同キャプテン、※POTM受賞)
「両チームともに素晴らしいシーズンを過ごしてきて、決勝の舞台に立つことができました。予想していた通り、試合は腕相撲のように流れが行ったり来たりするタフな戦いになり、決勝という名にふさわしい試合だったと思います。前半はS東京ベイからフィジカルバトルでプレッシャーを受ける場面が多かったですが、後半、ボールを持っている時は自分たちのラグビーができて、そこで反則をもらえる状況が増えました。ディフェンスについてはチーム、個人を含めてターンオーバーができて、我々の良さを見せることができました。セットプレーに関してはスクラム、ラインアウト、両方とも後半素晴らしいパフォーマンスを出せたと思います。80分間粘り強く戦い、大勢のスティールメイツの前で優勝できたことが嬉しいです。シーズン通してスティールメイツには会場がどこであっても常に足を運んでもらって熱い声援を送っていただきました。皆様に感謝を申し上げたいと思います。今シーズンも応援ありがとうございました!」

 

SO李 承信(共同キャプテン)
「2020年に大学を辞めて神戸Sに入団し、チームには感謝の思いがありました。大好きな神戸Sで新しい歴史を作りたいと思いながらプレーしていたので、リーグワン初優勝できて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。優勝が決まった瞬間は、涙が出ました。決勝に向けてレンズから(レニーHC)はこれまで積み重ねてきたことを出し切ることと、メンタルの部分では、誰のために、誰を代表してプレーするのかを考えて、それを体現するように言われて。全員が、神戸のため、母体となる神戸製鋼所のため、スティールメイツのため、パートナーのため、家族のためにプレーしようと臨みました。その上で自分の役割をしっかり遂行しようと。個人的にはプレースキックはしっかり役割を果たすことはできました。プレーオフという一発勝負では3点を刻んでいくことが重要です。前半1本トライを決めることができましたが、敵陣22m内に入ったところでのS東京ベイのディフェンスが良かったので、PGでスコアしていこうと。チームとしては、前半、コンタクトのところでプレッシャーをかけられ受けてしまう場面がありましたが、神戸Sにはスティールが上手い選手がいます。彼らが相手の隙を見てボールを奪ってくれて、良いディフェンスを見せることができましたし、後半もゴール前に迫られた場面もありましたが、0点に抑えることができて。大勢のスティールメイツの前で優勝できて幸せですし、日本一なるという夢を叶えることができて最高の気分です。来シーズン、新しい体制になりますが、レニー体制で築いたカルチャーを継承しながら、さらに良いチーム、良いラグビーを目指します!スティールメイツの皆様、今シーズンも応援ありがとうございました!」

 

※後日公式ホームページでは試合メンバー23人全員のコメントを紹介します。ぜひ楽しみにお待ちください。

loading