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KOBELCO

close-up KOBE -Long interview-

ロングインタビュー

2026年度新加入選手インタビュー  FLニク・ヘンリク選手

 取材日:2026年2月5日

2026年度新加入選手インタビュー  FLニク・ヘンリク選手

南アフリカ出身。2019年に他界した父はプロラグビー選手としてカリーカップ(南アフリカ国内リーグ)に出場するなど活躍していたそうです。そんな父の姿を見て自身もプロラグビー選手になることを夢見ていたというヘンリク選手。高校卒業後、日本でその夢を叶えようと、流通経済大学へ。大学時代は度重なる怪我があり、悔しい思いをしましたが、念願が叶い神戸Sでプロラグビー選手に。子どもの頃はバックスでプレーしていて、強靭なフィジカルに加え、スピードにも自信があるという「ニック」こと、ヘンリク選手に今後の目標を聞きました。

※ヘンリク選手はカテゴリーBということでチームの登録人数の関係により現時点ではアーリーエントリー選手ではありません。

「神戸スティーラーズは特別なチーム。
リーグワンで活躍できるよう頑張ります!」

FL

ニク・ヘンリク

NICO HENRICO

PROFILE
  • 生年月日/2003年4月14日(22歳)
  • 出身地/南アフリカ出身
  • ラグビー歴/Klipfontein Primary school→HTS Middelburg→流通経済大学
  • ポジション/FL
  • 身長・体重/186cm・108kg

特別なチームの一員になれた

チームにはいつ合流しましたか。また、練習に参加して感じることは。

「1月下旬に神戸に来て、練習には2月2日から参加しています。やはり感じるのは大学時代と比べてフィジカル、スキルなど、すべての面でレベルが高いということです。選手のクオリティも高いですし、パフォーマンスも素晴らしい。だからこそチームは連勝できているのだと思います。また、スタッフと選手が絆で結ばれていて、チームとしてひとつにまとまっていると感じました。大学時代から神戸Sは素晴らしい文化があり、素晴らしい選手、スタッフが揃っていて、特別なチームだと思っていたので、そういうチームの一員になれて幸せに思います」

南アフリカ出身というと、チームにはヴィリー・ポトヒッター選手やニール・ハンセン選手がいます。

「ヴィリーにはチームのことを教えてもらうなど、いろいろと助けてもらっていて、一緒にいることが多いですね。それに母国の言葉で話せるのが嬉しくて。時々アフリカーンス語で喋って、故郷のことを思い出しています。ほかにもチームにはノックス(イノケ・ブルア)やワイス(ワイサケ・ララトゥブア)といった大学の先輩や大学時代から知っている選手も多いので、チームの輪にすんなりと入っていくことができました」

チームの雰囲気や練習にも慣れたという感じでしょうか。

「練習にもしっかり入っていけていますし、チームの雰囲気も楽しめています。ただ、ひとつ慣れないことがあって。チームミーティングで自分の意見を言わなくてはいけないのですが、大勢の前で話すことがあまり得意ではないので緊張して。これが唯一慣れていないことですね。けど、どの選手もしっかりみんなの前で話しているので、身に付けていかなければいけないと思っています」

度重なる怪我に泣いた大学時代

ところで、ヘンリク選手がラグビーをはじめたきっかけは。

「6歳からラグビーをはじめたのですが、きっかけは父がプロのラグビー選手だったからなんです。ピューマズでフランカーをしていて、カリーカップに出場しました。将来、父のような選手になりたいと思い、ラグビーをはじめたんです」

ポジションの変遷は。

「父がフランカーだったので、バックローでプレーしたかったのですが、足が速かったこともあり、子どもの頃はセンターでプレーしていました。中学くらいからナンバーエイトでプレーするようになったのですが、試合ではウイングで起用されることもありました。その後、怪我をして、またセンターに戻りました。高校ではずっとバックローですね」

各年代の代表などに選ばれた経験はあるのでしょうか。

「13歳の時にクレイヴン・ウィークという大会で地域の選抜チームに選ばれたことがあります。14歳の時には14歳以下のバーバリアンズに選抜されてフランス遠征に行きました。この時は約3週間、フランス代表チームと毎日のように試合をして、良い経験になりました。あと、15歳の時に国内のセブンズの大会で地域の代表に選ばれたこともあります。高校時代はU16の代表チームに選ばれました」

南アフリカでプレーし続けるのではなく、日本を選んだ理由は。

「日本のラグビーを見た時にボールが動いてスピードが速くて、面白そうだなと思いました。そんな時にオファーがあり、流通経済大学に進むことにしました。ただ、大学では怪我があり、なかなか思うようにプレーできなくて」

公式戦にもほとんど出ることができなかったそうですね。

「そうなんです。1年の時に肩を怪我したんですが、2年の時は良いスタートを切れて、Aチームでプレーしていたんですけど、今度は足を痛めてしまって、南アフリカで手術を受けました。ただ、その後も怪我が続き、結局、2年の春シーズンに試合に出たきりとなりました。中学、高校と大きな怪我をしたことがなく順調にキャリアを積めていたので、苦しい4年間で…。ただ、そんな中でも学びはありました。『急に何かが起きて、自分が好きなことができなくなることがある。だからこそ、常にハードワークしないといけない』と、よく父から言われていて。その言葉が身に染みて感じられて、だからこそ一瞬一瞬を大事に取り組もうと思うようになりました」

大学時代の鬱憤を晴らすような活躍を神戸Sでしてほしいですね。

「神戸Sで活躍することが大きな目標です。コンディションはまだ80パーセントですが、チームに合流してからメディカルスタッフの手厚いサポートのお陰で、怪我をする前の状態に戻りつつあります。1日も早く神戸Sのジャージーを着て試合に出たいです」

目標とする選手はクワッガ・スミス選手

プレーにおいてご自身の強みというのは。

「フィジカルとスピードには自信があります。それとセンターでのプレー経験があるので、スピードを活かしてスペースに走り込むのも得意です。フランカー、ナンバーエイト、そしてセンターでもプレーできるユーティリティさも持ち味だと思います」

先ほどチームメイトの前で意見を述べるところを伸ばしていきたいと言われていましたが、プレー面ではどうですか。

「フィジカルやスピードといった強みをさらに磨きたいですし、すべての面で成長したいです。チームには才能あふれる選手がたくさんいるので、彼らからいろんなことを学びたい。あとはまだチームに入ったばかりで神戸Sのラグビーを理解していないので、ほかの選手がやっているような動きができるようにしていきたいです」

才能あふれる選手という点で神戸Sに入ってから改めてすごいと思った選手はいますか。

「タマ(ティエナン・コストリー)ですね。フィジカルが強いですし、スキルがあって本当に素晴らしい選手です。あと、スキルという面ではマイキー(マイケル・リトル)にも驚かされました。スキルフルな選手で、ピッチ上でそれをいかんなく発揮し、チームに貢献しています。お手本になるような選手のプレーを見て成長していきたいです」

目標とする選手というのは。

「静岡ブルーレヴズのクワッガ・スミス選手です。彼はセブンズ代表の経験があり、その後、15人制で南アフリカ代表として活躍しています。スピードがあり、ボールに絡むのもうまくて、ワークレートが高い。常にハードワークするところが本当に素晴らしいなって。僕自身、セブンズでプレーしていたこともあるので、クワッガには憧れを抱いていますし、彼のような選手になりたいと常に思っています」

日々チャレンジし、ポジション獲得へ

神戸Sのバックローにはニュージーランド代表で活躍するアーディ・サベア選手がいますが…。

「南アフリカ代表とニュージーランド代表とのテストマッチは常に熾烈な戦いになります。その上でアーディのことは選手としてリスペクトしていますし、チームに合流してからまだそれほど経っていない中でも、彼から多くのことを学べています。グラウンド外での立ち居振る舞い、そして、グラウンド内での働きは目を見張るものがあります。アーディと一緒に練習できることに感謝しながら、同じポジションでありライバルでもあるので、どんな小さな練習であっても彼にチャレンジするマインドで取り組んでいます」

ラグビーをする上でモットーなどがあれば教えていただけますか。

「ラグビーは体を激しくぶつけ合うスポーツだからこそ、お互いにしっかりリスペクトの気持ちを持ってプレーすることが大事だと父から教わってきました。それはチームメイトに対しても、対戦チームに対してもです。リスペクトする気持ちを持ちながら日々チャレンジし、神戸Sでポジションを勝ち取りたいと思います」

今後の目標は。

「個人としてはスターティングメンバーに入ることが目標です。その上でいつか日本代表でプレーできたらと思いますが、まずはチームにフォーカスし、神戸Sで活躍できるよう頑張ります」

では最後にスティールメイツへメッセージをお願いします。

「神戸Sへの応援ありがとうございます。チームはリーグワンチャンピオンを目指して戦っています。試合に出ても出なくてもチームの力になれるよう最善を尽くします!」

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