戻る

  • INSTAGRAM
  • twitter
  • facebook
  • YouTube
  • LINE
  • tiktok

KOBELCO

Post-Game Comments

試合後のコメント

【試合レポート】12月21日(土) NTTリーグワン2025-26第3節トヨタヴェルブリッツ戦

 取材日:2025年12月27日

【試合レポート】12月21日(土) NTTリーグワン2025-26第3節トヨタヴェルブリッツ戦

地元・神戸で迎える山下 裕史のメモリアルマッチを勝利し、勝ち点5をゲット

前節で三重ホンダヒートを破り、今シーズン1勝目を挙げたコベルコ神戸スティーラーズはノエビアスタジアム神戸でトヨタヴェルブリッツと対戦し、49-29で勝利した。
この試合は2008年の入団以来スクラムの最前列で体を張り続ける鉄人、PR山下のリーグ通算200試合目の一戦だ。チームは「ヤンブーさん(山下 裕史)の節目となる試合を絶対に勝ってお祝いしよう」とひとつになっていた。
相手のトヨタVとはプレシーズンマッチで対戦し12-43というスコアで完敗している。フィジカルで前に出るトヨタVらしいスタイルが戻り、タフな戦いが予想される。先制したのは、トヨタV。立て続けに神戸Sに反則があり、自陣ゴール前に迫られると、6分ラインアウトからモールを押し込まれHO彦坂がグラウンディング。その直後のキックオフ。相手がボールを落として、10mライン付近でのマイボールスクラム。スタンドからKOBEコールが湧き上がる中で、縦への突進を繰り返し、ゴール前まで前進すると最後はLOレタリックがボールをねじ込み、トライ。ゴールキックも決まり、7-7と振り出しに戻る。序盤から激しい攻防が展開され、前半は取って、取られての拮抗した戦いが繰り広げられる。14分、自陣奥深く入られたところで、相手のパスミスに対してCTBレイナートブラウンが反応し、ボールをキックすると、SH上村が拾い上げてパスを繋ぎ、最後はCTB李がトライゾーンへ。23分にPGを許し14-10とされるも、27分にはゴール前ラインアウトからモールを押し込み、FLサベアがトライをマークする。この日の神戸Sは相手の強みとするフィジカルで負けていない。コンタクトの局面で真っ向勝負。自陣ゴール前に迫られても、FWが激しくファイトし、ボールを奪い返す。しかし、相手も離されまいと必死にくらいつく。33分、トヨタVにスクラムからの連続攻撃を受けてトライを献上。ゴールキックも決まり、21-17に。「今日はヤンブーさんのためにも前へ前へと出続けないといけない」(FLサベア)
直後のキックオフ、トヨタV陣22mライン付近で相手がボールをキャッチすると、WTBブルアがドミネートタックル。そこでボールを争奪し、HOディクソンからのパスを受けたLOカウリートゥイオティがトライ。28-17と突き放し、折り返した。

WTB植田に替えて、モエアキオラを投入し、後半40分の戦いへ。互いにキックを使いながら敵陣でプレーを進めようとする中、8分、相手のキックを自陣22m内でキャッチしたSOガットランドがボールをタップし、突進。右へとパスを回すと、大外のWTBモエアキオラが相手を交わして、ビッグゲイン、最後はFB松永がインゴールへ。会場から大きな拍手が湧き上がる。だが、相手がキックする前の一連の流れで、HOディクソンの防御が危険なプレーと見做されてイエローカードが提示されトライキャンセルに。1人少ない状況となり、ピンチを迎える。自陣ゴール前を背負う中で、神戸Sは必死のディフェンスを見せる。自陣22mライン付近でFWが相手に絡んで、モールアンプレアブル。15分、イエローカードのディクソンに代わってHOマウ、フランカーの位置にはWTBモエアキオラが入り、自陣22mライン中央付近でのマイボールスクラムとなる。
「試合の中のターニングポイントになりました」(山下)
そこで8人がスクラムをぐっと押し込み、相手の反則を取りながら、FLサベアが抜け出すと、パスをつないで、最後はFB松永のキックをSH上村が中央で抑えてトライ。ゴールキックも決まり、33-17と14人の神戸Sがリードを広げた。その後、自陣での反則からトヨタVにゴール前まで迫られる場面があるも、固い守りでトライラインを割らせない。逆に27分、スクラムで反則を獲得するとゴール前ラインアウトからモールを押し込み、FLサベアが2本目のトライ。さらに、30分にはCTBレイナートブラウンがトライマークし47-17とする。試合終了間際の39分、40分と連続トライを許すも、49-29で神戸Sが勝利し、勝ち点5を獲得。PR山下のメモリアルマッチに花を添えた。
試合後、レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチは
「ディフェンスも良かったですし、アタックでも決定機で丁寧にプレーをすることができました。最後の数分はボールキープのところでミスをしてチャンスを逃し、スコアを許しましたが、良いゲームになりました」と笑顔を見せた。共同キャプテンのレタリックも
「これまでの3試合でもっとも完成度の高い試合になりました。BKのスキルとプレーの実行力も良かったですし、セットプレーも安定していました。特にスクラムについては、前節ではプレッシャーを受けることもありましたが、今日は良いスクラムが組めて反則を獲得できたことも良かったです。バイウィークに入る前に5ポイントを取って勝利し、ヤンブーさんのリーグ通算200試合出場を祝うのに相応しい形となったことが嬉しいですね」と語った。
この日は神戸Sらしいテンポの良いアタックが随所で見られた。その要因となったのは、FWの奮闘だ。レニーHCは「相手はタックル後の動きが早いですし、バックローは3人ともボールに絡むのが上手い。そこで良いボールキャリーをして、サポートプレーヤーが相手よりも素早くポイントに入り、SH上村が良い形でボールを捌いてくれました」と話し、続けてプレーヤーオブザマッチに輝いたSH上村について「ラックへの到達スピードも早かったですし、パスの精度も高く、彼のパフォーマンスには非常に満足しています」と評価した。
レニーHCが「間違いなくチームのレジェンド」と表す山下の節目の一戦を最高の形で終えた神戸S。
次節は1月10日(土)味の素スタジアムで開催の東京サントリーサンゴリアス戦だ。今節はチームの進化が見られたが、終盤の失点など、まだまだ成長の余地はある。これからも神戸Sは進化の歩みを止めない。

PR山下 裕史
「自分のリーグ通算200試合よりもチームがホストゲームでしっかり勝てたことが何より嬉しいです。前半は反則が多く出るなどありましたが、トライを重ねて、神戸Sらしさを見せることができました。また、前節の三重ホンダヒート戦ではスクラムで後手を踏む場面が多かったのですが、今節はより“8人で組む”意識を高めて臨み、それがボディーブローのように相手に効いてきて、後半途中からフレッシュな選手が入ったことでよりプレッシャーをかけることができたのだと思います。特に後半14分、(上村)樹輝のトライの起点になる自陣22mライン中央でのマイボールスクラムは、良い形で組めて。反則をもらいながらボールを繋いでトライして、あれはFWのトライかなと(笑)。あのスクラムからのトライは試合のターニングポイントになりました。年末にもかかわらずスタジアムにご来場いただき、応援ありがとうございました!」

FLアーディ・サベア
「FWとしては前へ前へ進み続けないといけない大きな理由がありました。ヤンブーさんのために良い結果を得ようと、FW全員が前へ出ようという意識で戦い続けた結果、アタックに勢いが生まれました。そういう試合ができたのもサラマンダーズ(試合メンバー外の選手たち)たちが試合に向けての準備のところで頑張ってくれたお陰です。彼らの頑張りが、この結果に繋がりました。チームは私が所属した2年前と比べて、目指すラグビーの理解度が深まり、選手一人一人のプレーのクオリティが高くなっています。また、リーダーシップという点でも、若手もどんどん前に出て周りを引っ張ってくれています。良い循環が生まれていますし、そういう中で、私も貪欲に向上する意識を持って試合に臨み、チームに貢献したいと思います」

SH上村 樹輝
「相手がブレイクダウンでプレッシャーをかけてくることはわかっていました。そこでFWの選手が1対1の局面で相手を圧倒してくれて前に出てくれたので、僕はそのリズムに乗ってボールを出すだけで。FWの選手に感謝しかありません。プレーヤーオブザマッチ(POTM)に選んでいただきましたが、僕としてはFWの選手がPOTMです。今日はFWとBKが一体となって掴んだ勝利です。個人的にはヤンブーさんのリーグ通算200試合目という節目のゲームに先発で出させていただき、覚悟と責任を持って試合に臨んで、思い切ってプレーすることができました。チームに入団してから約10ヶ月が経ち、自分を出せるようになっています。これからもっとチームに貢献できるよう頑張ります!」

CTB李 承信
「試合序盤から取って取られての展開が続きましたが、これまでの2試合と比べて、敵陣22m内に入った時の決定力が改善できましたし、自分たちのキックオフから相手にプレッシャーをかけて少ないフェイズでトライを取ることもできました。特に良かったところは、相手ディフェンスに対して、自分たちが仕掛けてスキルを使いながら、オフロードパスを放ったりするシーンをたくさん作れたことです。ディフェンスについても、規律を保てていましたし、我慢強く守ってボールを奪うシーンもありました。その部分も成長できたところだと思います。今節はヤンブーさんのリーグ通算200試合目の試合ということで、リスペクトの気持ちをグラウンドで体現しようと話していました。ヤンブーさんのメモリアルマッチを勝利でお祝いできたことが嬉しいです。それに、トヨタVは今シーズン好調だったので、ホストゲームでこのような試合ができたことも自信になります。今シーズンのリーグワンはこれまで以上に拮抗しているので、順位という点でも勝ち点5を取れたことは大きな意味があると思います」

〜NEXT GAME〜
NTTリーグワン2025-26 第4節
1月10日(土)14:30キックオフ
コベルコ神戸スティーラーズ vs 東京サントリーサンゴリアス
@味の素スタジアム

〜NEXT HOST GAME〜
NTTリーグワン2025-26 第5節
大林組MAKE BEYONDマッチ
1月17日(土)12:05キックオフ
コベルコ神戸スティーラーズ vs リコーブラックラムズ東京
@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
特設ページはこちら
チケットの購入はこちら

loading