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試合後のコメント

【試合レポート】12月13日(土) NTTリーグワン2025-26第1節クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦

 取材日:2025年12月13日

【試合レポート】12月13日(土) NTTリーグワン2025-26第1節クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦

勝負どころで反則やミスが重なり、シーソーゲームを落とし黒星スタート

昨シーズン準優勝の強豪クボタスピアーズ船橋・東京ベイをノエビアスタジアム神戸に迎えて開催されたNTTリーグワン2025-26開幕戦。リーグワン初制覇に向けて好スタートを切りたいところだったが、28-33で競り負け、2022シーズンの第3節以来となるS東京ベイ戦での勝利はお預けとなった。

これまでのホストゲーム最高入場者数である15,292人(NTTリーグワン2024-25第2節横浜キヤノンイーグルス戦@ノエビアスタジアム神戸)の記録を更新する20,207人が見守る中で行われた一戦は、レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチ(HC)が試合後振り返ったよう互いに一歩も引かない「アームレスリング(腕相撲)のような戦い」となった。

「開幕戦はいつもと違った緊張感があると思うので、先に自分たちがモメンタム(勢い)を得て神戸のラグビーを展開していきたい。開始10分、15分が大事になってくると思います」とチームでは昨シーズンの第4節以来の『10番』で起用された共同キャプテンの李。その言葉通り序盤から神戸Sらしいアタックを展開するが、相手の固いディフェンスを破ることができない。スコアボードが動いたのは、15分。反則を得るとショットを選択。SO李が落ち着いてPGを成功させて、3点を先取する。18分にもPGで加点し、6-0に。しかし、神戸S陣での相手ボールラインアウトの際に反則を犯してしまうと、22分、22mライン付近でのラインアウトから大型FWに前進を許し、右端までボールを繋がれ、最後はWTB根塚がトライをマークする。32分にはSOフォーリーにPGを決められて6-8に。その直後、SO李のキックオフのボールを相手が弾いてマイボールにすると、そこからテンポ良く繋いで連続攻撃。最後はNO8フナキからパスをもらったCTBレイナートブラウンがインゴールへ。ゴールキックも決まり、13-8と再び試合をひっくり返す。38分にもPGで3点を加え、16-8とリードを広げた。そのままハーフタイムに突入するかと思えたが、相手のキックオフのボールを今度は神戸Sが落球し、相手ボールに。そこから連続攻撃を受けてトライを献上。ゴールキックも決まり、16-15で折り返した。

ハーフタイムにブレイクダウンで反則をしないよう話し合い、後半に臨むも、自陣での防御の際にノットロールアウェイの反則を取られて、開始早々PGを決められ16-18に。ここで、FLララトゥブアに代わって、2シーズンぶりにチームに帰ってきたサベアを投入する。真っ赤に染まったスタンドから歓声が湧き上がる。それに呼応するかのごとく、自陣10mライン付近での相手ボールラインアウトでLOカウリートゥイオティがボールに手をかけると、FLサベアがキャッチし迫力あるランで前進。左右にボールを動かし攻撃を展開し、最後は左中間からSH日和佐、SO李と繋いで、CTBレイナートブラウンが右端にポジショニングするWTB植田に飛ばしパスを送ると、そのまま激走しインゴールへ。21-18と再びリードした。さらに、11分にはS東京ベイのLOイエレミアに危険なプレーがあり、20分レッドカードに。相手は14人となり、神戸Sは一気に畳み掛けたいところ。だが、反対に神戸Sが立て続けに反則を犯し、それが失点に繋がる。16分にPGを決められ、21-21の同点にされると、21分にはFLサベアのプレーがラック内で手を使ったとされてイエローカードが提示されると、22分、S東京ベイにラインアウトからモールを押し込まれてトライを献上。ゴールキックも決まり、21-28と7点差に。互いに14人での戦いを強いられる中で神戸Sにチャンスが巡ってくる。ハーフライン付近でクイックスローから展開し、FW、BK一体となった連続攻撃を見せてゴール前へと迫る。最後は相手の反則を得てFWのサインプレーからボールを押し込み、PR前田(翔)がグラウンディング。ゴールキックも決まり、後半26分にして28-28と同点に追いつく。会場が沸いたのも束の間。その4分後、SH日和佐から代わった上村が蹴り上げたボールをFBスティーブンソンにキャッチされると、そこからカウンターアタックを仕掛けられ、WTB木田にトライを献上。ゴールキックも決まり、28-33に。追いかける展開の神戸Sは残り時間、怒涛のアタックを繰り出す。しかし、ゴール前まで迫るも反則やミスを犯しトライラインを割ることができない。時計の針は進み、スコアをできないままノーサイドを迎えた。

試合後、レニーHCは「フラストレーションの溜まる展開になりました」とひと言。共同キャプテンのレタリックは「プレシーズンから課題として出ている規律の面で自分たちの首を絞める結果になって、反則をして、相手からプレッシャーを受ける状況を作ってしまいました」と敗因の1つに規律の面を挙げる。指揮官も「簡単な反則を与え過ぎた」と苦い表情を見せた。反則数を減らすことは急務だ。レタリックの言葉にあるよう、プレシーズンマッチでも規律は常に課題として上がっていた。ただ、ポジティブな面も随所で見られ、中でもCTBレイナートブラウン、途中出場のNO8サベアという2人のオールブラックスの働きは圧巻だった。「アントン(レイナートブラウン)もスムーズにチームにフィットしてくれましたし、アーディ(サベア)はイエローカードが出てしまったことは残念ですが、ファーストタッチで大きなインパクトを与えました」とレニーHC。両選手がチームに合流したのは、わずか2週間前。チームにさらに馴染んでいき、その存在感はさらに大きくなることだろう。2万人を超える観客の前で勝利を見せられなかったことは残念ではあるが、勝ち点1をもぎ取ることができたことは大きい。シーズンはまだはじまったばかり。気持ちを切り替えて、神戸Sは次節三重ホンダヒート戦に臨む。

FLアーディ・サベア
「後半から出るということでインパクトを与えるようなプレーをすることが私の仕事でした。そういうプレーができたところもありますが、イエローカードを提示されてしまって。ラックの中でのプレーに対してのレフリングは柔軟に対応できるようにしないといけません。今日はこれだけ大勢の観客の前でプレーでき光栄でしたし、だからこそ勝利をもぎ取って一緒に喜びを分かち合いたかった。プレーの精度やスキルの実行力の低さは規律の面に影響したと思いますので、ここは修正しないと。今日の試合から学んだことを活かして、次節ではブチかますことができるよう、しっかり準備したいと思います」

SO李 承信(共同キャプテン)
「試合を通して不用意なペナルティが重なって勢いに乗れずにチャンスを逃してしまいました。また後半、敵陣22mライン内入ってから何度かミスや反則があって。フェイズを重ねて、相手の反則で終わるのではなく、自分たちの反則で終わるというところがありました。勝負どころでのプレーの精度は上げていかないといけないですし、チームとしてアタックの連携はさらに良くしていかないといけません。あと、相手が14人になった時にコンテストキックを蹴ってくることは分かっていたのですが、空中戦で負けてしまったところもありました。この部分も対応できるようにしていかないと。今日は地元・神戸で迎える開幕戦で2万人を超えるラグビーファンにご来場いただき嬉しかったですし、だからこそ勝ちたかったと悔しい気持ちでいっぱいです。2週間後もノエビアスタジアム神戸でのゲームになります。次節で勝利を上げて、地元に戻って来られるようにしたいと思います」

CTBアントン・レイナートブラウン
「大勢の観客の前でプレーすることは本当に気持ちがいいですし、ワクワクするような雰囲気でした。また、スティールメイツの応援は素晴らしいとチームメイトから聞いていましたが、それを実感することもできました。そこで勝つことができればよかったのですが…。今日はフラストレーションが溜まる試合になってしまって。ただ、1つ良かった点としては初戦から強豪と対戦し、学ぶべき点が多く出たことです。それを次節以降に活かしていくことが重要です。個人としては(後半6分植田への3人飛ばしパスは)ウイングとの連携はこれまでずっと取り組んできたことですので、それを体現できて良かったです。これからさらにチームのやろうとすることを理解し詳細を突き詰めていって、チームにどんどんフィットしていきたいと思います」

WTB植田 和磨
「(地元神戸開催の試合で初めてマークしたトライについて)スペースがあったので、内側の選手に声をかけていたのですが、まさかアルビー(アントン・レイナートブラウン)からパスが来るとは思わなくて。けど、アルビーが良い判断をしてくれて飛ばしパスを放ってくれて、あとは走り切るだけでした。ウイングとしてトライすることができたことは良かったです。ただ、個人としてはアタックもそれほどボールを持つシチュエーションがなかったですし、ディフェンス面でもミスがあって相手に抜かれたところがありました。この部分はしっかり修正していかないといけません。今日はホストゲーム開幕戦に2万人もの方々にご来場いただき、改めて大勢の方々に応援していただいているんだなと感じました。開幕戦は敗れましたが、まだ1試合。ボーナスポイント1を取ったことをプラスに捉えて、これからの試合ではしっかり勝っていけるようにしていきます。そして、僕自身も今後も出続けられるように頑張ります!」

〜NEXT GAME〜
NTTリーグワン2025-26 第2節
12月21日(日)12:25キックオフ
コベルコ神戸スティーラーズvs 三重ホンダヒート
@三重交通G スポーツの杜 鈴鹿

〜NEXT HOSTGAME〜
NTTリーグワン2025-26 第3節
12月27日(土)14:30キックオフ
コベルコ神戸スティーラーズvs トヨタヴェルブリッツ
@ノエビアスタジアム神戸
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