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試合後のコメント

【試合レポート】 2月22日(土) トレーニングマッチVSトヨタヴェルブリッツ

 取材日:2025年2月22日

【試合レポート】 2月22日(土) トレーニングマッチVSトヨタヴェルブリッツ

トヨタVとのトレーニングマッチ2戦目は、後半追い上げるも前半の失点が響き敗戦

Tリーグワン2024-25第9節の前に東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドにてトヨタヴェルブリッツとトレーニングマッチを行った。両チームともにアーリーエントリーの選手が出場することもあり、大勢のスティールメイツとVOLTsが詰めかけた注目の一戦は33-50で敗戦となった。

「試合メンバー入りに向けてアピールできるよう。全員でハードワークしよう」

ゲームキャプテンを務めたFL橋本はそう仲間を鼓舞し、グラウンドへと向かった。神戸Sは、開始5分、トヨタV陣ゴール前でのスクラムで反則を得ると、SH上村が速攻を仕掛けてSO伊藤へとパスを繋ぎ、WTB植田がディフェンスを切り裂き先制トライ。上々の立ち上がりを見せるも、その後、1対1のフィジカルで後手に回る。反則を繰り返し、12分、LO本橋にイエローカードが提示されると、13分、ゴール前ラインアウトからモールを押し込まれて、神戸SでもプレーしたHO有田にトライを献上。ゴールキックも決まり、7-7に。

「ダブルタックルで相手の強いキャリアーをしっかり倒していくこと」

円陣でFL橋本から具体的な指示が出される。しかし、なかなかうまくいかない。サポートが遅れて、相手にゲインを切られる場面が多くなる。そこで反則が出て、ゴール前へと迫られると、22分、ラインアウトからモールで前進を許して失トライ。さらに29分にも連続攻撃からディフェンス網を破られてトライを献上。終盤にさしかかり、神戸SはSO伊藤のキックカウンターからパスを繋いでチャンスを作る。ここはスコアできずに終わるも、ようやく神戸Sらしいテンポの良いアタックが見られた。攻守の歯車が噛み合ってきた中で35分、ターンオーバーからボールをつないで、最後はWTB船曳がトライをマーク。ゴールキックも決まり、14-19に。射程圏内に捉え、追い上げモードになるかと思えたが、自陣22mライン付近でのトヨタVボールスクラムで反則を取られると、速攻を仕掛けられて、アーリーエントリーのFB小村にトライを決められる。前半終了間際にもラインアウトからモールを押し込まれて加点を許し、14-31で折り返した。

大幅にメンバーを入れ替えて後半の戦いへ。自陣でハンドリングエラーが出て、22mライン付近で相手ボールスクラムとなり、いきなりピンチを迎えるも、粘りのディフェンスでしのぐと、9分、マイボールスクラムから連続攻撃を仕掛けて、FB山中からラストパスを受けたCTBファカトゥロロが左端へ飛び込む。後半に入り、ボールを動かす場面が増える神戸S。19分、ゴール前でFWにラックサイドを攻められてトライを奪われるが、すぐさま反撃。26分、CTBファカトゥロロのオフロードパスからCTB濱野がディフェンスを突破しトライゾーンへ。SO日下のゴールキックも決まり、26-38とする。しかし、その後2本のトライを許し、26-50と差を広げられてしまう。諦めない神戸Sは終了間際、SO日下からパスをもらったWTB植田が抜け出し、FB山中がトライを決めるも、33-50でノーサイド。

80分間出場したゲームキャプテンのFL橋本は

「前半は強いランナー相手にゲインを許して、受けに回ってしまい反則が出るという悪いサイクルに入ってしまいました。後半はディフェンスも機能し、ボールも動くようになったのですが、終盤ミスが続き、追いつくことができなくて敗戦という結果に終わりました。ただ、チームとしてはアタックすればトライを取れるという手応えは掴めた試合になりました」と総括した。

1週間前に行われたトレーニングマッチ レッドハリケーンズ大阪戦に出場したアーリーエントリーのFLフナキは、この日のリーグワンの試合でリザーブ入りを果たした。京都産業大学でフナキとともに共同キャプテンを務めたFB辻野は「良い刺激になっています!」と闘争心を燃やす。トレーニングマッチは試合出場に向けてのアピールの場でもある。今後の試合メンバーに、この試合に出場した選手らがどう絡んでいくのか楽しみにしたい。

LO本橋 拓馬
「大学で一緒にプレーした青木や小村と、試合前に『頑張ろうな』と話をしてグラウンドに入りました。試合には敗れましたが、彼らと対戦できて楽しかったです。自分自身のプレーについては、コーチ陣からフィジカルで勝負するように言われていたのですが、立ち上がり体が動かなくてタックルを外してしまいましたし、アタックでもボールを持つ機会がほとんどありませんでした。後半に入ってからはタックルでも体を当てることができましたし、キャリーの回数も増えて、良い感触を得ることができたのですが、それを前半からできるようにならないといけません。リーグワンは大学時代と比べてコンタクトの面では差を感じますが、経験を積んでいけば徐々に慣れていくと思います。もっとフィジカルを前面に出してプレーしていき、チームから必要とされる選手になっていけるよう頑張ります」

WTB植田 和磨
「1週間前に行われたレッドハリケーンズ大阪とのトレーニングマッチにも出場させていただき、ラインブレイクしたり、トライを取ったりできたので、トヨタVというフィジカルの強いチームに対して自分の力がどれだけ通用するのか対戦を楽しみにしていました。前半すぐにトライを取ることはできましたが、その後、ラインブレイクしてもトライにつなげることができなくて。また、ディフェンスについては、トイ面となったツイドラキ選手は大学時代に対戦したこともあり、彼に対しては体を当てて止めることができましたが、周りの選手とのコネクトという点でタックルを外されトライまでもっていかれた場面もありました。ディフェンス面は反省点が多いです。ただ、昨年夏にパリ五輪を経験させていただいたこともあり、ボールキャリーでも、タックルでも、フィジカルの面では負けていないと自信を持つことはできました。今後はアタックではトライを取り切るところ、ディフェンス面では周りの選手とのコネクトという課題を修正して、試合メンバーに絡んでいけるようアピールしていきます」

FB辻野 隼大
「前半40分出場したのですが、チームとしてフィジカルで受けに回ってしまって、前に出られなくて。FBとして最後部から声を出して勢いを生み出そうとしましたが、それができなくて力不足を感じています。自分自身のパフォーマンスもあまり良くなくて、もっとレベルを上げないといけないなって。その中で、コミュニケーションは周りとしっかり取ることができ、良かった点です。今日はFBでの出場となりましたが、UTBとしてどのポジションでもプレーできることが自分の武器であるので、これから経験を積んですべての面でレベルを上げていけるようにします」

〜NEXT GAME〜
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25第10節
3月2日(日)14:30 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズVS埼玉パナソニックワイルドナイツ@熊谷スポーツ文化公園ラグビー場
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〜NEXT HOSTGAME〜
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25第11節
3月15日(土)14:30 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズVS三重ホンダヒート@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
特設ページはこちら
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