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試合後のコメント

【試合レポート】 11月9日(土)プレシーズンマッチVSクボタスピアーズ船橋・東京ベイ

【試合レポート】 11月9日(土)プレシーズンマッチVSクボタスピアーズ船橋・東京ベイ

プレシーズンマッチ初戦は学びの多い一戦に

昨シーズンは、目指すラグビーの理解度が深まり、土台ができた1年になった。レニー体制2シーズン目は8月19日から始動。アタック、ディフェンス面とも、土台に上乗せをし、プレシーズンマッチ初戦に臨んだ。対する相手は、昨シーズンのリーグ戦で2敗を喫したクボタスピアーズ船橋・東京ベイだ。初戦からタフな相手との一戦となるが、これまでやってきたことをグラウンドで見せようと敵地に乗り込んだ。
前半は経験ある選手に加えて、HOターナー、WTBブルアといった注目の新加入選手が出場。
相手キックオフではじまった試合は、「よりアグレッシブなシステムに挑戦している」というディフェンス面が機能。ハンドリングエラーにより自陣でのプレーが続くも、 激しくプレッシャーをかけて相手のミスを誘い、そこから攻撃に転じる。緊張感あふれる攻防が続く中、先にスコアしたのは神戸S。14分、FWとBKが連携しながらボールを運んで、最後は右端にポジショニングしていたWTBブルアにパスが渡ると、そのまま走り切りトライ。その後も1人1人が自分の役割を全う。相手は今シーズン、プレシーズンマッチ4試合目ということもあり一体感あるアタックを展開するも、神戸Sは力強いディフェンスで応戦する。さらに接点でも負けていない。相手の反則を奪って、チャンスを掴むと、20分、モールを押し込んだ後、連続攻撃を仕掛けて最後はWTBブルアが右端にトライ。FB山中のゴールキックも決まり、14-0とする。26分、ゴール前中央でのスクラムから右へと展開されトライを献上し、14-7とされるが、S0ラファエレがキックを交えながら巧みにゲームをコントロールし、敵陣でプレー。追加得点がほしいところだったが、最後のパスが通らずに、14-7で前半を終えた。
後半はメンバーをがらりと変えて、残りの40分へ。SOに入った伊藤を筆頭に若手や昨シーズンほとんど出番がなかった選手らが出場。ポジション獲得に向けてアピールをしたいところだったが、その気合が空回りする。接点で分厚い圧力に合い、個々の判断、プレーが後手を踏む。リズムを掴み切れぬまま、相手にトライを重ねられてしまう。NO8ポトヒエッターのジャッカルなど、随所に好プレーも出るが、強いプレッシャーを受けてスコアすることができない。防戦一方となる中で33分、ゴール前ラインアウトからモールを押し込み、ようやく後半最初のスコアを上げる。ここから反撃を開始したいところだったが、さらに1トライを献上し、19-41でノーサイド。プレシーズンマッチは前後半で内容が一変するゲームになった。
試合後、レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチは
「前半は経験ある選手たちが良いパフォーマンスをしてくれて、特にフィジカルの部分は相手を圧倒でき、これまでのトレーニングの成果を発揮することができました。ただ、テリトリーの獲得率を考えたら、もっとスコアしないといけない。後半は経験の少ない選手を起用しましたが、相手から激しいプレッシャーもありミスが出て、精度高くプレーすることができず、逆に相手は丁寧にプレーしスコアにつなげていきました。結果は残念ですが、チームとして多くの学びがあった一戦です。今日の内容を次につなげていけるようにしていく」と総括。ゲームキャプテンを務めた日和佐は「前半でもっと差をつけて、後半の若いメンバーにつなげることができていたら」と悔やんだ。続けて「今日は良い部分もたくさん出ましたし、修正すべきところもたくさん出ました。良いところはさらに伸ばして、課題はしっかり修正する。この試合を次の糧にしていきます」と決意した。
残念ながらプレシーズンマッチを勝利で飾ることはできなかったが、それぞれ何が足りないのか、何をすべきなのか課題が明確になった一戦になったといえる。
プレシーズンマッチ2戦目は、11月16日(土)、マツダスカイアクティブズ広島との対戦だ。

PR前田 翔
「昨シーズンはプレシーズンに怪我をし、シーズン中はリハビリ生活を送っていたので、レニー体制になって初めての実戦です。ニュージーランド留学で試合は経験していましたが、レンズ(デイブ・レニー)の目指すラグビーはまったくの別物です。一人一人に明確な役割があって、それを全うすることを求められます。今日は試合に出てセットプレーもフィールドプレーもまだまだ詳細を詰めていかないといけないことがわかりました。何が必要なのか理解できたことも良かったですし、今日は何より神戸ラグビーを楽しめました。リーグワン開幕まで約1ヶ月半。ラグビーができる喜びを噛み締めながら、すべての面でレベルアップしていけるようにします」

HOジョージ・ターナー
「プレシーズンマッチとはいえ、新しいチームメイトと初めて試合をすることができ、結果はともかく楽しい時間になりました。できれば前半だけでなく後半も出たかったという思いが強いです。プレーについては、神戸スティーラーズに入って、2ヶ月半経ちましたが、システムにまだ100パーセント慣れていないところがあり、ボールになかなか絡むことができなかったですし、スクラムもスコットランドで組んでいた時よりも低くて適応している最中です。今日は試合に出場し、改善していかないといけないところやレベルアップしないといけないところがわかり、多くの収穫がありました。今日出た課題に取り組んでいき、個人としても、チームとしても成長していけるようにしていきます」

FL福西 隼杜
「1月に肩の怪我をし、10ヶ月ぶりの試合です。今日はシステムの中で自分の役割をしっかり果たすことを意識し試合に臨みました。ディフェンス面では持ち味であるタックルで相手を止める場面が何度かありましたが、その回数をもっと増やしたかったという反省があります。また、ブレイクダウンで相手の球出しを遅らせるという部分でももっとできたと思います。今シーズンはジャッカルの技術習得にも取り組んでいるので、オフシーズンから練習してきたことをもっと出せるようにしていきます」

SH日和佐 篤
「5月4日のNTTリーグワン2023-24最終節三重H戦以来の実戦となりました。オフシーズンからフィットネスを鍛えてきていたので、動ける自信はあったのですが、前半だけの出場とはいえ、体力的にかなりきつかった。ただ、ゲームフィットネスは今後試合を経験していくにつれ良くなっていくと思います。個人的には、パスの一貫性、コミュニケーションといった面で課題が出ました。今日は選手一人ひとりが、何ができて、何ができなかったのかに気が付いて、学びの多い一戦になったと思います。それを次に繋げられるようにしていきます」

WTBイノケ・ブルア
「フィジカル面を強化し、チームのラグビースタイルにも慣れてきて、今日は自信を持ってプレーすることができました。前半40分出場し、外でボールをもらって、スピードを活かした走りで2トライできたことは良かったのですが、もっとトライを取れる場面がありました。ボールタッチの回数を増やすことや、アタックのオプションになれるようにしていきたいですし、まだまだ良いプレーができるので、試合を重ねるごとにパフォーマンスを上げていけるようにしていきます」

〜NEXT GAME〜
2024-25シーズン プレシーズンマッチ
11月16日(土)13:00 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズVSマツダスカイアクティブズ広島
@コベルコ神戸スティーラーズラグビーグラウンド
(旧灘浜グラウンド)
同日10時より「コベルコ神戸スティーラーズフェスタ2024」開催!

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