Post-Game Comments

試合後のコメント

4月7日(日)NTTリーグワン2023-24第12節VS東京サントリーサンゴリアス

4月7日(日)NTTリーグワン2023-24第12節VS東京サントリーサンゴリアス

PO進出に向けた重要な一戦で、本来のパフォーマンスが出せずに敗戦

第11節を終えて4位のコベルコ神戸スティーラーズは、3位の東京サントリーサンゴリアスと対戦した。リーグ戦も残り5試合となる中で、プレーオフ進出に向けた負けられない一戦だ。前回の敵地で行われた対戦では、36-44で黒星を喫した。今節は今シーズン最後の地元神戸でのホストゲームだ。Steel Matesの前で勝利を収めて、プレーオフ進出に向けて一歩前進したいところ。
1万1792人が集まった注目の一戦は、SOガットランドのキックオフで開始された。5分、相手CTBのFB山中へのタックルが危険なプレーと判定され、イエローカードが提示される。6分、神戸SはPGで先制(3-0)。数的優位な状況でスコアが期待されるも、反則から自陣に攻め込まれると、10分、NO8コストリーのタックルが危険なプレーと判定されシンビンが言い渡される。両チームともに14人となる中、11分、東京SGにゴール前でのキックパスからトライを許し、3-5。16分、SOガットランドが約40m ロングPGを決め、6-5とひっくり返す。その後、神戸Sはキックを使いながら敵陣深く攻め込むも、相手の堅守に阻まれスコアをすることができない。互いにチャンスを作り出すが、スコアを刻めずに拮抗した展開が続く。35分、マイボールラインアウトをスティールされて東京SGに攻撃が移ると、NO8ツイにディフェンス網を破られ、ピンチに。相手を止めたところでLOレタリックのプレーが不当なプレーとなり、イエローカードが提示され神戸Sは再び14人。そこから4分間、自陣で懸命のディフェンスを見せるも、前半終了間際に反則が出てPGで加点を許し、6-8で折り返した。
前半の戦いぶりを「エナジーを感じられず、精度も良くなかった」とレニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチ(HC)。後半はギアチェンジしたいところだったが、後半6分、カウンターアタックからパスを繋がれ、最後はキックパスからトライを献上。10分にも、ゴール前10m付近でのラインアウトからサインプレーでトライを奪われる(6-20)。敵陣へ入ってもミスが出て攻撃が繋がらず、18分、PGで加点を許して6-23に。もうこれ以上、離されたくない神戸Sは流れを変えようとフレッシュレッグを次々と投入する。20分、FB山中のラインブレイクから敵陣へ入ると、最後はFB山中が「準備していた」という裏のスペースへキック。タッチライン際のFLサウマキが走り込んでボールをキャッチし、トライをマークする。ゴールキックも決まり、13-23に。しかし、24分、反則からゴール前ラインアウトのピンチになると、サインプレーからブラインドサイドを突かれてトライを奪われてしまう(13-28)。再びリードを広げられたが、神戸Sは諦めない。26分、ラウマペから代わったCTBリトルがハーフライン付近からディフェンスを交わしながら走り切り、左コーナーへ飛び込む。難しい角度のゴールキックをSOガットランドが決めて、再び20-28と8点差に詰め寄る。真っ赤に染まったスタンドから大声援を受け、勢いを盛り返す神戸S。ハーフライン付近でHO松岡がボールに絡んで反則を得ると、22mライン付近でのマイボールラインアウトのチャンスに。だが、ここはパスが繋がらずに相手ボールになってしまう。さらに、ハーフライン付近でハイタックルの反則を得るも、SOガットランドのキックがエンドラインを直接割り、蹴った位置から相手ボールスクラムに。守り切りたいところだったが、そこから連続攻撃を仕掛けられ、トライを献上。20-33と再びリードを広げられてしまう。さらに、38分にもPGで加点され、20-36に。41分、山下(楽)から変わったWTBラファエレが意地のトライを決めるも、27-36で悔しい敗戦となった。

試合後、レニーHCは「非常に残念。ここ数試合、ディフェンスが向上していましたが、今日はシステム通りに動いていない選手がいるなど、簡単にトライを許す場面がありました。プレーオフ進出に向けて大事な一戦でしたが、本来のパフォーマンスを発揮できずに敗れてしまった」とまとめる。
共同キャプテンのWTB山下(楽)は「規律を守れずにカードが2枚出て、そこで削られた体力が後半になって、相手との差として出てしまったところがありました」と振り返った。
試合に向けて準備してきたことを、いかに丁寧にやり続けることができるのか。精度の部分で相手の方が上回っていたと言える。
FB山中は「これまで相手に抜かれることはそれほどなかったのですが、今日は、3、4回ディフェンス突破を許す場面があって…。チームとしてタックルミス、コミュニケーションのミスがありました。アタックに関しても、やりたいことができなかった。そういう意味では、東京SGの方が用意したプレーができていたと思います」と反省する。
この敗戦で神戸スティーラーズは5位に後退し、4位の横浜キヤノンイーグルスとは、勝ち点「4」差となった。横浜Eの結果次第ではあるが、神戸Sのやるべきことはただ1つ。リーグ戦の残り4️試合を全勝しなくては、プレーオフへの道は拓けない。
山下(楽)は「やっているラグビーは間違っていません。精度高くやれば、勝てる。今日出た課題をしっかり修正して、残り4試合では攻守で精度高く神戸ラグビーをやり切って勝利したい」と決意する。
次節は、4月14日(日)リーグ2位の東芝ブレイブルーパスとの対戦となる。

〜NEXT GAME〜
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24第13節
4月14日(日)14:30 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズVS東芝ブレイブルーパス東京
@秩父宮ラグビー場(東京)

〜NEXT HOSTGAME〜
【ホストゲーム最終戦】
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24第15節
“K” LINE(川崎汽船)スペシャルサンクスマッチ
4月27日(土)14:30 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズVS静岡ブルーレヴズ
@東大阪市花園ラグビー場
チケットはこちら!
ホストゲームイベントはこちら!

loading