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試合後のコメント

10月21日(土)プレシーズンマッチVS三重ホンダヒート 試合レポート

10月21日(土)プレシーズンマッチVS三重ホンダヒート 試合レポート

規律面で課題が出るも、8トライを奪ってプレシーズンマッチ2連勝

「コベルコ神戸スティーラーズフェスタ2023」が開催され、大勢のSteel Matesが見守る中で行われたプレシーズンマッチ2戦目。相手は、NTTリーグワン2023-24開幕戦(於・ノアビアスタジアム神戸)で対戦する、今シーズンディビジョン1に昇格した三重ホンダヒート(三重H)だ。初戦のマツダスカイアクティブズ広島戦から先発メンバーを10人変えて臨んだ試合は、序盤ミスや反則が出て、自陣でのプレーが続く。6分、神戸S陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込まれて先制トライを献上し、神戸Sは追いかける展開になるが、すぐさま反撃を開始する。11分、三重H陣22mライン付近のラインアウトから展開し、WTBモエアキオラがディフェンスを突破すると、サポートしていたFL前田にパスを通し、そのままインゴールへ。SO日下のゴールキックが決まり、7-5と試合をひっくり返す。神戸Sは強化しているディフェンスでターンオーバーし、攻撃を展開するも、その後のプレーでミスや反則が出て、リズムを掴み切ることができない。それでも、22分、相手の反則からゴール前でのラインアウトを獲得すると、そのままモールを押し切り、HO松岡がトライ。さらに、28分、神戸S陣10mライン付近のマイボールラインアウトから粘り強く攻撃を仕掛け、最後はLO今村が左中間へ。残り10分、自陣でのプレーを強いられたが、意思統一されたディフェンスで相手にプレッシャーをかけ続け、得点を許さない。前半終了間際にラインアウトモールからゴールライン際まで迫られるも、守り切り17−5で折り返した。

FW1列目を総入れ替えするなど、大幅にメンバーを代えて臨んだ後半、先に得点したのは神戸S。神戸S陣10mライン付近での三重Hボールスクラムで反則を獲得すると、6分、三重H陣22mライン付近でのマイボールラインアウトになる。そこからモールをぐいぐいと押し込み、PR中島がトライ。その2分後には、ハーフライン付近でのターンオーバーからLOトゥイオティが一気に抜け出すと、サポートしていたWTBタプオシにパスを通し、そのままトライ。日下から代わったSOラファエレのゴールキックも決まり、29-5とリードを広げる。その後も神戸Sが主導権を握り、14分にLOララトゥブアが、22分、ループプレーを使って前進し最後はNo.8コストリーがトライを決め、43-5と突き放した。このあたりから、にわか雨が降り出す。雨が降る中で、三重Hにゴール寸前まで攻め込まれる。必死のディフェンスで凌ぐも、31分、スクラムを押し込まれて、トライを献上。残り時間、両チームともに1トライを追加し、48-17で神戸Sの勝利で試合を終えた。
終了後、レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチ(HC)は「開幕戦で対戦するチームではありますが、本番では互いにメンバーが違います。相手は意識せずに、自分たちのやってきたことを出すことにフォーカスしていました。試合を通してディフェンスが良かったですし、アタックのチャンスも多く作ることができました」と及第点を与えるも、規律の面に関して「反則が多く出たことで、相手に良いエリアでプレーさせてしまいました」と反省も。また、アタックについては「ミスによりトライを取り切ることができなかったところが多々あったので、そこはさらに精度を上げる必要があります」と語っていた。
ゲームキャプテンを務めた山下(楽)も同じように「前半は反則が多かったのでハーフタイムに修正していこうと話したのですが、後半に入ってからも反則が出てしまいました。ただ、前半は多くの反則が出て自陣でプレーする時間が長かったですが、1トライに抑えることができましたし、後半は相手も崩れて、全体的に夏から取り組んできたことを出すことができました。今シーズン2試合目にしては上出来だと思います」と総括した。
今シーズン活躍が期待されるルーキーの福西はFLで先発出場し、「自分の持ち味であるディフェンスで良さを出せたと思います。今後はチームの決まりごとをしっかり体に叩き込んで、さらにディフェンスの面でチームを引っ張れるようになっていきたい」と意気込んでいた。
また、プレシーズンはフィットネスの強化に力を入れており、山下(楽)は「神戸ラグビーをする上でフィットネスは不可欠です。これまでにないくらいキツイ練習に取り組み、個人としても、チームとしても、フィットネスの面では確実に底上げができていると思います」と手応えを感じている。今シーズン、初めてプレシーズンマッチでゲームタイムを得た松岡も「昨シーズンのリーグワン最終戦以来、6ヶ月ぶりの試合なのですが、久しぶりとは思えないくらい動くことができました。運動量という面ではこれまでのトレーニングの成果を発揮することができました」と体力面で自信がついたと話す。
チーム最年長の山下(裕)はチームの変化を感じ取る。
「まず雰囲気がいいですね。レニーHCの指導のもと、みんなハードワークして、チームに緊張感があります。そこで、初戦から若手が経験を積んで少しずつステップアップしています。今日の試合も若手が多く出場し、先制を許しましたが、その後すぐにスコアできました。また、反則が出て自陣でプレーが続く中でも、辛抱強くプレーできた。若手の成長がチームに相乗効果を生みますし、僕らベテランもうかうかしてられません。これまでになく良いプレシーズンを過ごせていますね」
プレシーズンマッチは、選手にとって絶好のアピールの場でもある。
レニーHCは若手を含め選手たちに自身の存在する意味をプレシーズンマッチで証明するよう声をかける。
次戦は、昨シーズンのリーグワン覇者、クボタスピアーズ船橋・東京ベイとのプレシーズンマッチだ。練習試合とはいえ、現状のチーム力を測る上でも重要な試合になるに違いない。王者に対して選手たちがどんなプレーを見せるのか。その戦いぶりに注目してほしい。

〜次回のコベルコ神戸スティーラーズ・プレシーズンマッチ〜
10/28(土)12:00 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズ vs クボタスピアーズ船橋・東京ベイ
@加古川運動公園陸上競技場
KOBE “SMILE” PARKを開催します!

 

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