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試合後のコメント

【試合レポート】2月15日(日) NTTリーグワン2025-26第8節東芝ブレイブルーパス東京戦

 取材日:2026年2月15日

【試合レポート】2月15日(日) NTTリーグワン2025-26第8節東芝ブレイブルーパス東京戦

手に汗握る大接戦を制し、BL東京戦においてリーグワン初勝利!

コベルコ神戸スティーラーズは秩父宮ラグビー場にて東芝ブレイブルーパス東京と対戦し、34-33で勝利した。
前節から次のバイウィークまでの4試合を重要なブロックと捉える神戸Sは、その初戦である静岡ブルーレヴズとの一戦をアーリーエントリーの上ノ坊ら若手の活躍もあり、10トライを奪って勝利し、連勝を6にした。今節対戦するのは、リーグワン3連覇を狙うBL東京。昨シーズン、神戸Sはプレーオフ準々決勝を含めて3度対戦し、3度苦杯をなめた。リーグワンがはじまってから6敗1分けと勝利がないBL東京に対し、今節こそ白星を上げたいところ。そのためには相手が強みとするフィジカルで圧倒し、正しいエリアで戦い、しっかり仕留め切ることが重要だ。
神戸Sのキックオフではじまった試合は、序盤から神戸Sがあらゆる面で相手を凌駕する。BL東京ボールのラインアウトではボールを奪って攻撃に転じ、スクラムでも反則を獲得。勢いを得た神戸Sは6分、BL東京22mライン付近でのスクラムから展開し、FB上ノ坊がゴール前まで迫ると、NO8ララトゥブアがボールを持ち出し、5点を先取する。12分にもハーフライン付近のスクラムからFLサベアが抜け出し、サポートしていたFLコストリーにパスが渡るとスピードある走りで敵陣22mライン内へ。そこからボールを繋いで、最後はWTBブルアが左コーナーにグラウンディング。SO李のゴールキックはポストに当たって失敗に終わるも、12-0と序盤で2トライを奪い、素晴らしい試合の入りを見せる。その後も『接点無双』を掲げるBL東京に対して、ブレイクダウンの攻防でもプレッシャーをかけて優位に進める。23分、好調のCTBイオアサがトライをマークすると、25分、PGで加点し、20-0に。33分にもCTBレイナートブラウンからパスを受けたCTBイオアサがタックルを受けながら前進し、最後NO8ララトゥブアがボールをねじ込むも、一連の流れの中でCTBイオアサにノットリリースザボールの反則があり、トライキャンセルに。前半終了間際にBL東京に大きくボールを動かされてFLリーチにトライを許すも、20-7で神戸Sがリードして折り返した。

後半も前半の勢いそのままに神戸Sが良い入りを見せる。6分、ゴール前でのマイボールラインアウトからモールを形成し、そこからボールを展開すると、SO李が右端に立つWTB松永へキックパス。ドンピシャのタイミングでボールをキャッチし、トライゾーンを駆け抜ける。ゴールキックも決まり、27-7に。しかし、この後、攻守で圧巻のパフォーマンスを見せていた共同キャプテンのLOレタリックがグラウンドを後にすると、様相が一変する。8分、HO橋本にラインブレイクを許すと連続攻撃を受けて、SH高橋にトライを献上。19分にはBL東京陣10m付近での神戸SボールラインアウトからSH上村が放ったパスをLOストーバーグにインターセプトされて、そのまま走り切られて失トライ。ゴールキックも決まり、27-21と6点差に迫られる。前節三重ホンダヒートに敗戦し、連敗は許されないBL東京。しかも、ホストゲーム。会場のボルテージが上がる。神戸Sは再度引き離しにかかるが、マイボールラインアウトではノットストレートをしてしまったり、スクラムでも反則を取られたりと、これまで安定していたセットプレーに綻びが生じ、アタックに転じることができない。すると、26分、LOカウリートゥイオティのラックでのプレーが不当なプレーとされて、イエローカードが提示される。14人の神戸Sは、その直後、連続攻撃を受けてCTBトンプソンにトライを献上。SOモウンガのゴールキックも決まり、27-28と、この試合初めてリードを許した。だが、神戸Sも徐々に落ち着き取り戻す。ハドルの中で途中出場のSH日和佐やSOガットランドといった経験豊富なベテランから「次の仕事に集中しよう」「自分たちのラグビーをやり切ろう」と声が上がる。その声にメンバーが応える。30分、相手がボールをタッチへ蹴り出し、BL東京陣10mライン付近での神戸Sボールラインアウト。FLコストリーがボールをキャッチしモールで前進し、SH日和佐からCTBレイナートブラウン、SOガットランドに繋ぐと、ガットランドがWTB松永へとキックパス。そのボールをキャッチし、トライゾーンまで走り切り、再び試合をひっくり返す。ゴールキックも決まり、34-28に。会場のスティーラーズファンが沸いたのも束の間、あと数分すればLOカウリートゥイオティが戻ってくるというところで、CTBレイナートブラウンがデリバレイトノックフォワードを犯し、2枚目のイエローカードが出されてしまう。13人の神戸Sは、76分、懸命なディフェンスを見せるも、左コーナーへトライを許して34-33に、再び1点差に迫られる。残り時間はあとわずか。BL東京に自陣深くに入られるも、相手のパスがタッチに出て、マイボールラインアウトに。ルーキーのHOマウが落ち着いてボールを投げ入れ確保すると、その後、相手に反則があり、再び神戸Sのマイボールラインアウトに。モールを形成し、最後はHOマウがボールを蹴り出しノーサイド。プレーヤーオブザマッチには、この試合でリーグ通算50試合を達成したWTB松永が選出された。
試合後、レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチは「勝ち切ることができてハッピーです」と切り出すと、「BL東京は良いコーチングをされていて素晴らしいチーム。腕相撲のような展開になることは予想していましたが、前半から神戸Sが自分たちのラグビーをして、チャンスも多く作ることができました。後半BL東京が巻き返してくることは想定していましたが、我々は13人になってもしっかり立ち上がってファイトし続けました。その姿勢が素晴らしかったです。今後戦っていく上でも、このような経験ができたことはチームにとってプラスになります」と総括。
また、LOカウリートゥイオティにイエローカードが出た後、SOガットランドを投入した意図については「チームとして落ち着きを失っている時間帯でした。冷静にプレーできるリザーブ選手が必要だということで、経験豊富なブリン(・ガットランド)を投入しました。それまでプレーした李も素晴らしい仕事をしてくれていましたが、ブリンも終盤本当に良い働きをしてくれました。後半の序盤にガズラ(ブロディ・レタリック)を失うことはチームとして大きなダメージでしたが、彼がいない状況でも勝ち切れたことも大きいです」と語った。
BL東京戦での勝利は「トップリーグ2020」以来。実に6シーズンぶりの白星となった。リーグワン王者に真っ向勝負し、大きな1勝を挙げた神戸Sは、次節、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場にここまで無敗で首位を走る埼玉パナソニックワイルドナイツを迎え撃つ。

FLティエナン・コストリー
「(前半12分のトライに繋がる走りは)アーディ(・サベア)がいい仕事をしてくれて、持ち味を出すことができました。ラインアウトスティールは、ダン(・マクファーランドFWコーチ)が考えたプランを遂行し、その予測通り動けたからです。チームとしては、神戸Sのラグビーをするためには、まずはFWがフィジカルで前に出ないといけません。それを前半から出すことができ、トライを取れてリードできたのですが、カズラがグラウンドを出た後、BL東京にプレッシャーをかけられて反則が多くなり、そこから苦しい状況にしてしまって…。イエローカードが2枚出た時は、しっかり連携しよう、自分の仕事にフォーカスしようと、日和佐さんやブリンが声をかけてくれて、全員がその言葉通りに動くことができ、最終的に逃げ切ることができました。特に最後の2本のラインアウトでは(シオネ・シメ・)マウが落ち着いてスローイングし、時間を使うことができて。森脇、マウ、本橋といった1年目、2年目の選手が良い努力をしてくれたことも良かったです。次はここまで無敗の埼玉WK戦です。良い準備をして、ベストパフォーマンスを発揮しないと勝てない強敵です。特にここ3試合は後半になって失点が多いです。原因は試合によって違いますが、次節は相手に隙を与えずに80分間通して集中力高くプレーしたいと思います」

CTBアントン・レイナートブラウン
「相手は昨シーズンのチャンピオンチームです。どんな時でもチャンピオンと対戦するのはチャレンジングです。その上で今日は相手が2連覇している理由を体感することができた試合になりました。BL東京のような強いチームに対して勝ち切ることができたことは、リーグ戦を戦っていく上でチームの勢いに繋がります。ただ、個人としては最後の最後でイエローカードを取られてしまったので、そこは悔しいところです。しかしながら全体的に見ると、イエローカード以外は、チームも自分自身も1週間準備してきたことをしっかりやり切ることができました。まだまだチームは課題がありますが、勝ちを積み重ねながら、学びを活かして前進することができています。これからも戦いは続きます。今日の試合で学んだことを次節に活かしていきたいと思います」

WTB松永 貫汰
「2本のキックパスからのトライについては、インサイドにいる選手がいい仕事をしてくれたお陰。いいキックが来て、いいキャッチができて、スコアすることができました。練習で準備してきたことを出せたなって。試合は2枚イエローカードが出るなど、終盤、相手からプレッシャーをかけられる場面がありましたが、最初から最後までフィジカルの部分でbrutality(容赦なく)を出せたところが1点差を守り切れた要因だと思います。後半76分に失点しましたが、シンビンで人数が少ない中でもフィジカルで前に出て外へ外へと相手を追い込んでいくことができましたし、最後もディフェンスラインを高く上げてプレッシャーをかけていき守り切ることができました。リーグワンがはじまってからBL東京戦初勝利になります。優勝を掲げている中で、チームにとって大事な通過点だったので、そこで勝つことができて良かったですし、兄(拓朗)にもやっと勝てて嬉しいです!次節はここまで無敗の埼玉WKとの対戦になります。埼玉WKも優勝するためには勝たないといけない相手です。強いチームですが、今日の試合のように最初から最後までフィジカルを出し続けて勝利したいと思います」

〜NEXT HOST GAME〜
NTTリーグワン2025-26 第9節
日本郵船スペシャルマッチ
2月21日(土)14:30キックオフ
コベルコ神戸スティーラーズvs 埼玉パナソニックワイルドナイツ
@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
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