INTERVIEW

試合後のコメント

2021年03月08日 | 取材日:2021年03月06日

ジャパンラグビートップリーグ2021第3節 vs日野レッドドルフィンズ戦のレポート

地元・神戸でキヤノンイーグルスを相手に11トライを奪い圧勝したコベルコスティーラーズは、第3節、前節と同じく神戸総合運動公園ユニバー記念競技場にて日野レッドドルフィンズと対戦。この試合には今村選手、マクカラン選手、井関選手が今シーズン初先発出場、また注目の新戦力、元ニュージーランド代表のクルーデン選手がリザーブ入りした。

相手キックオフで始まった試合は、開始早々反則を犯して、自陣ゴール前で日野ボールのラインアウトという窮地に立たされる。しかし、相手の反則により、ピンチを回避すると、徐々に流れはコベルコスティーラーズへ。12分、日野陣22mライン付近マイボールラインアウトからサインプレーを織り交ぜながら前進。最後はSOパーカー選手がディフェンスの裏へキックを蹴り込むと、CTBモエアキオラ選手が弾んだボールをうまくキャッチし先制のトライ。ゴールキックも成功し、7−0とする。ここでコベルコスティーラーズがリズムを掴んだかに思えたが、18分、神戸陣10mライン付近日野ボールのラインアウトから出たボールが相手WTBに渡るとそのままディフェンスの間を抜かれてトライを献上。ゴールキックも決まり、ゲームは降り出しに戻る。アタッキングラグビーを展開するも、ハンドリングエラーが出て、なかなか仕留めきれないコベルコスティーラーズだが、26分、反則で得た日野のキックがタッチを割らずにWTB井関選手がキャッチするとカウンターアタックを仕掛けて、FB山中選手、CTBラファエレ選手へとつなぎ、ラファエレ選手が裏へとキック。転々と転がったボールをNo.8ナエアタ選手が拾い上げてインゴールへと飛び込みトライ。30分には、日野陣22mライン付近神戸ボールのラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込んで、試合前に「トライを量産したい!」と意気込んでいた井関選手がグラウンディングする。ゴールキックも決まり、19−7に。さらに34分にもLOレタリック選手がトライを決め、リードを広げる。前半終了間際には、日野に神戸陣ゴールライン際まで迫られるも、FLマクカラン選手が相手のグラウンディングを阻止しピンチを脱し、26−7で前半終了。

後半は、パーカー選手に代わりSOクルーデン選手がグラウンドへ。そのクルーデン選手がいきなりトライに絡む。1分、相手のタッチキックをキャッチしたクルーデン選手がクイックスロー。ボールがWTB山下(楽)選手に渡るとそのまま40m走り切りトライをマークする。クルーデン選手のゴールキックも決まり、33−7。前半のキックを使った攻撃から一転し、自陣からでもパスをつないで積極的に攻撃を仕掛けるコベルコスティーラーズは、8分、井関選手のカウンターアタックからBK陣が阿吽の呼吸でボールをつないで前進し、最後は山中選手からパスをもらったナエアタ選手がインゴールへ飛び込む。どんよりとした天気を吹き飛ばすかのように19分には、日野陣22mライン付近の相手の反則で得たフリーキックからナエアタ選手が速攻を仕掛け突進すると、SH徳田選手がラックからパスアウトしたボールをモエアキオラ選手がキャッチし、そのままインゴールまで一直線に走り切りトライを挙げた。ゴールキックも決まり、45−7。途中、スクラムに安定性を欠く場面もあったが、27分には、日野陣ゴール前スクラムからナエアタ選手がサイドアタックを仕掛けてラックを形成し、そこからFL今村選手が突進。最後はラックから山下(楽)選手が持ち出してダメ押しのトライを決める。ラスト5分は、自陣でディフェンスの時間になるが、しっかり守り切りノーサイド。52−7でコベルコスティーラーズは開幕3連勝とした。

試合後、ディロンヘッドコーチは「日野は経験豊富な選手が多くチャレンジされましたが、勝利できて良かったです。試合内容については、相手はディフェンスラインのスピードを上げてくるだろうと想定していたので、前半は裏へキックを蹴っていくことにしました。後半は風が強く吹いていたこともあり、キックを使わずにボールを継続。また、この試合ではラインアウトの際、BKの選手が入ることがありました。同じことをやり続けると相手に予想されますので、それを上回るようなことをやっていこうとしました。これからも我々は革新的であり続けます」と語った。共同キャプテンのフランクリン選手は「うまくいったところ、いかなかったところが出ましたので、試合のビデオを見てしっかり分析し、それを成長につなげていきたい」ときっぱり。2トライを挙げ、マンオブザマッチに選ばれた山下(楽)選手は「後半最初のトライは、前にいる相手の選手を見て、『いける』と思い、クルーデン選手に『ボールを入れてくれ』とアイコンタクトして生まれました。これからもチームとしても個人としてもチャンスがあればどんどんトライを狙っていきます」と宣言した。日本でのデビューを果たしたクルーデン選手は「一緒に出た選手が神戸のシステムを遂行してくれたお陰で司令塔としてゲームをコントロールしやすかったです。基本的なスキルをしっかり行うことができたので、今日の目的は達成できたと感じています」とコメントし、次節では「チーム内の競争に勝ってメンバー入りをしたい」と意気込んだ。

第4節は、3月14日(日)、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場でリコーブラックラムズとの対戦だ。ディロンヘッドコーチやフランクリン選手のコメントからも分かるようにコベルコスティーラーズは勝利に気を緩めることなく、常に成長し続けるようとする姿勢を見せる。山下(楽)選手も「ファンの方が見て楽しいアタッキングラグビーを標榜していますが、つなぎの部分でミスが出ています。そこを修正していかないといけない」と話していた。コベルコスティーラーズは出た課題を1つ1つ修正していき、さらなる高みを目指す。

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