close-up KOBE -Long interview-

ロングインタビュー

退団選手インタビュー Part.3 ベン・スミス

 取材日:2022年5月13日

退団選手インタビュー Part.3 ベン・スミス

ベン・スミス

BEN SMITH

PROFILE
  • 1986年6月1日生まれ、ニュージーランド出身
  • オタゴ(NPC)→ハイランダーズ(SR)→ポー(仏)→コベルコ神戸スティーラーズ(2020年度)
  • ポジション/ユーティリティバックス
  • 2021−2022シーズンまでの公式戦出場回数/11
  • 代表歴/ニュージーランド代表(84キャップ)

「素晴らしい仲間と優勝に向かって努力し、 特別な時間を過ごすことができました」

今後はどうされるのでしょうか?

「今は何も決めていません。一旦ニュージーランドに帰って、家族とゆっくり過ごして、今後のことを考えようと思っています」

日本でプレーした期間はどうでしたか?

「文化も、ラグビースタイルも、ニュージーランドとは違うものでしたが、とても楽しむことができ、日本のことがさらに好きになりました」

コベルコ神戸スティーラーズはどういうチームでしたか?

「アタックする上でのマインドセットが素晴らしくて、才能ある選手が多い。それに神戸という街も素晴らしい。魅力あふれるチームです。今シーズン、もっと早くにチームに合流することができれば良かったのですが、息子の病気のことや入国制限の影響で3月末になってしまったことが残念です。ただ、短い期間でしたが、今シーズン再び仲間と一緒にプレーできて良かったと心から思います」

印象に残っている試合を教えてください。

「今シーズンの最終戦となったシャイニングアークス東京ベイ浦安戦です。試合に向けての準備も素晴らしかったですし、一体感を持って戦うことができました。最後の最後に神戸のラグビーをやり切って勝利し、良い形で締めくくれて、来シーズンにつながる試合になったと思いますね」

試合以外でチームメイトとの思い出は?

「コロナもあり、みんなで飲みに行くことは難しかったのですが、ロッカールームでいたずらし合ったり、ジョークを言い合ったり。個性的な選手ばかりで、クラブハウスに行けば、いつも笑っていたように思います」

コベルコ神戸スティーラーズはあなたにとってどういうチームでしょうか?

「ひと言で表現するならスペシャルなチームです。素晴らしい仲間と優勝という目標に向かって努力し、特別な時間を過ごすことができました。そういう機会を与えてくれたチーム、会社に感謝しています」

チームに期待することは?

「優勝以外は、目標を達成したとは言えません。そういう意味では、この2シーズンは、理想的な終わり方をすることができませんでした。今シーズンは、カンバーランドコーチの逝去もあり、これまで以上にタフなシーズンになってしまいました。優勝はできなかったですが、チームの努力や取り組み方は良かったと思います。それが、第15節横浜キヤノンイーグルス戦や第16節シャイニングアークス東京ベイ浦安戦の勝利につながったのではないでしょうか。スティーラーズは、自分たちのラグビーを精度高くグラウンドで表現することができれば、どこが相手でも間違いなく脅威に感じるチームです。今シーズンは、敗戦からたくさんのことを学んだと思いますので、教訓をいかして、さらに成長し、来シーズンは目標を達成するシーズンにして欲しいです」

チームメイトへメッセージを。

「コロナの影響で勝利の後のビールを味わうことができなかった2シーズンですが、元の生活に戻ったら、勝利の美酒を含めて、試合を楽しんでほしいと思います。皆さんの活躍をニュージーランドで祈っています」

ファンの皆様へメッセージをお願いします。

「いつも優しくサポートしていただき、ありがとうございました。この2シーズンは声を出して応援することができなかったですが、皆様の気持ちは届いていました。スティーラーズはこれからさらに強く、さらに良いチームになりますので、ファンの皆様も楽しみにしていてください!引き続きチームの応援をよろしくお願いします」

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