close-up KOBE -Long interview-

ロングインタビュー

退団選手インタビュー Part.1 ルカニョ・アム選手

 取材日:2022年5月13日

退団選手インタビュー Part.1 ルカニョ・アム選手

ルカニョ・アム

LUKHANYO AM

PROFILE
  • 1993年11月28日生まれ、南アフリカ出身
  • ボーダーブルドッグス(カリーカップ)→サザンキングス(SR)→シャークス(URC)︎→コベルコ神戸スティーラーズ(2021年度)
  • ポジション/センター、ウイング
  • 2021−2022シーズンまでの公式戦出場回数/6
  • 代表歴/南アフリカ代表(23キャップ)

「短期間でしたが、素晴らしい経験ができました。 いつかまた神戸に帰ってきたいですね」

今後はどうされるのでしょうか?

「母国に戻ってシャークスでプレーします。また、南アフリカ代表として戦うことも私にとって重要ですので、来年開催の『ラグビーワールドカップフランス大会』に向けてもしっかり準備したいと思っています」

短期間でしたが、日本でプレーした感想を聞かせてください。

「リーグワンは南アフリカのラグビーよりも攻撃的な印象を持ちました。プレーしていて楽しかったですし、日本での経験は素晴らしいものになりました。この経験は今後の私のキャリアに、必ずプラスになると思います」

コベルコ神戸スティーラーズというチームはどうでしたか?

「みんな、あたたかく迎えてくれて、才能あふれる仲間たちと素晴らしい環境でラグビーができたことは一生の思い出になります。欲を言えば、優勝という結果を出せていたら、最高だったのですが…。スティーラーズは、選手全員に情熱があり、成長しようと一生懸命ハードワークするチームです。それに、FW、BKかかわらず、ボールを動かすためのスキルが高い。優勝するポテンシャルを持っているチームですので、来シーズンこそトップ4に入り頂点に立って欲しいです」

その才能に感銘を受けたチームメイトはいますか?

「一人だけ選ぶというのは難しいですね。どうしても一人選ぶというなら、李です。彼のスキルの高さには驚きました。体は小さいですが、大きなハートとスキルを持ち合わせている。それらを使ってボールを持てば前に出て、ディフェンスでは体を張ってチームを鼓舞する。今回、日本代表候補に選ばれたと聞きました。このまま努力し続けたら、将来、上のステージでプレーできると思いますので、彼の成長が楽しみです」

印象に残っている試合を教えてください。

「チームに合流して間もない頃は、環境やラグビーにフィットすることに必死だったので、なかなか試合を楽しむ余裕がなくて。一番印象に残っている試合は、最終戦のシャイニングアークス東京ベイ浦安戦です。カンバーランドコーチのために、今シーズン限りでチームを去る仲間のためにプレーしようと、ひとつになって戦いました。1週間良い練習ができ、全員がやるべきことをやって勝利し、忘れられない一戦になりました」

チームメイトへメッセージを。

「短い期間でしたが、良い経験をし、皆さんと素晴らしい時間を過ごすことができました。残念なのは、コロナの影響で、飲みに行くことができなかったことです。将来、日本でプレーすることになったら、必ず神戸に帰ってきたいと思います。また、皆さんと会える日を楽しみにしています!」

ファンの皆様へメッセージをお願いします。

「ホストゲームだけでなく、ビジターゲームでもスタンドを見たら、スティーラーズの赤いウェアや私の顔がプリントされたTシャツを着ている方がいて、常にホームスタジアムにいるような感覚でプレーすることができました。ファンの皆様には感謝しています。これからもコベルコ神戸スティーラーズを応援よろしくお願いします」

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