close-up KOBE -Long interview-

ロングインタビュー

ジャパンラグビートップリーグ2020に向けて Part.2 デーブ・ディロンヘッドコーチ

 取材日:2019年12月21日

ジャパンラグビートップリーグ2020に向けて Part.2 デーブ・ディロンヘッドコーチ

1月12日(日)に幕を開ける「ジャパンラグビートップリーグ2020」。デーブ・ディロンヘッドコーチのインタビューをお届けします。

すべての試合で全員がやるべきことを遂行し、勝ち点を重ねていけるようにしていきたい

デーブ・ディロン ヘッドコーチ

Dave Dillon

トップリーグ開幕が目の前に迫りました。プレシーズンマッチで出た課題を教えてください。

「再始動してから練習試合を5試合行いました。試合では規律の面やトライを取れるところで最後にミスが出て取り切ることができないなど、いくつかの課題が出ました。特に規律の部分は修正しないといけません。大きなプレッシャーがかかったところで反則をしてしまったり、ターンオーバーされたりしました。開幕までにしっかり修正して、目指すラグビーの精度を上げたいと思います」

今日(12月21日)のクボタスピアーズとのプレシーズンマッチには、ニュージーランド代表のブロディ・レタリック選手が出場しました。

「合流してから1ヶ月も経っていませんが、練習を重ねるごとにシステムの理解度が上がり、チームにフィットしてきています。また、グラウンドの外でもチームに良い影響を与えてくれています。彼の加入でさらにチーム内競争は激しくなりますし、それがチームの成長につながります。彼だけでなく、この5試合では多くの選手が出場しましたが、皆、良いパフォーマンスをしてくれています。怪我人も少ないですし、トップリーグではいろいろなメンバー構成が考えられます。ファンの皆様方にはトップリーグでの我々の試合を楽しみにしていてほしいですね」

「ジャパンラグビートップリーグ2020」は昨シーズンとシステムが変わり、リーグ戦の15試合で優勝チームが決定します。

「タフな戦いになりますが、昨シーズン対戦する機会がなかったパナソニックやキヤノンといったチームと試合ができることは楽しみですね。今シーズンのトップリーグは16チームによる総当たりで順位が決定しますので、1週1週しっかり準備をしゲームプランを遂行することが重要です。すべての試合で最初から最後まで全員が自分たちのやるべきことを果たし、勝ち点を重ねていけるようにしたいですね」

追う立場から追われる立場になりました。今シーズン、トップリーグを戦う上で意識していることは?

「追う立場が目指すレベルよりも、さらに1段階2段階上回れるようにチームを成長させてトップリーグに臨もうと10月18日から練習を積んできました。それにファンの方々も昨シーズンのトップリーグやトップリーグカップ2019よりも、我々のラグビーが成長していることを求めていると思いますので、その期待に応えられるようにしていきます」

ラグビーワールドカップ日本大会で日本代表が史上初のベスト8入りを成し遂げ、ラグビー熱が高まっています。

「多くの方が練習試合の会場に来てくださり、ラグビー熱の高まりを感じますね。トップリーグの試合にもたくさんの方がスタジアムに足を運んでくれると思いますので、そこで日本代表に負けないくらい良い試合をすることが、我々の責任です。もともとコベルコスティーラーズには素晴らしいファンがいますが、エキサイティングなアタッキングラグビーをして初めてラグビーを観に来た人も虜にしファンを拡大したいですね」

最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。

「神戸のファンは、トップリーグNo.1です。どの会場でも赤いTシャツを着て、フラッグを振ってくれて、我々に力を与えてくれます。今シーズンは神戸で8試合開催されますので、皆様とスタジアムでお目にかかれることを楽しみにしています。応援よろしくお願いします」

loading