取材日:2019年2月3日
退部選手インタビュー Part.5
「プレーヤーとして、人として、成長できた10年間になりました」
清水佑
YU SHIMIZU
PROFILE
- 1986年4月8日生まれ、京都府宇治市出身
- 伏見工業高校→関東学院大学→神戸製鋼コベルコスティーラーズ(2009年入部/10年間在籍)
- ポジション/LO
- 2018-2019シーズンまでの公式戦出場回数/42
10年間、お疲れ様でした。今の心境をお聞かせください。
「10年というと、長いように思いますが、今、振り返るとあっという間でした。レベルの高い選手と切磋琢磨でき、プレーヤーとしても成長できましたし、いろんな指導者や多くの仲間に出会って考え方を吸収して、人としても成長できたと思います。現役最後のシーズンには優勝することもでき、素晴らしい10年間を過ごすことができました」
トップリーグデビューは、入部2年目の2010-2012シーズン第3節vsトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦です。
「1年目から橋本(大輝)や植村(始)といった同期が試合に出ている中で、どうやったら試合に出られるのかを考えて必死で取り組みました。そうしたら、2年目にチャンスをもらいました。ただ、デビュー戦は、7-16で敗れてしまって、悔しかった記憶しかないですね」
出場した公式戦42試合の中で、一番印象に残っている試合は?
「デビュー戦も印象に残っていますが、あえて選ぶなら、直近になりますが、現役最後の試合になったカップ戦総合順位決定トーナメント2回戦vs東芝戦です。システムを遂行しないとみんなに迷惑をかけてしまいますので、試合中、システムのことばかり考えていました(苦笑)。しかも、一緒に出ている選手は若手ばかり、ベテランの僕が足を引っ張るわけにはいかない。また、久しぶりに出場した公式戦にもかかわらず、80分フル出場となりました。それに、試合後の胴上げも初めてのことだったので、いろいろな意味で印象深い試合になりました」
ラグビーに取り組む姿勢等、影響を受けた選手を教えてください。
「吉田永昊さんです。もともと僕自身、ウエイトトレーニングが好きではなかったのですが、毎日、黙々とトレーニングに取り組む永昊さんの姿を見て、僕もやらないといけないと感じました。永昊さんのお陰で、身体も、ラグビーに取り組む姿勢も、変えることができたと思います」
同期では、橋本(大)選手がただ一人の現役選手となりました。
「彼は45歳くらいまで現役でプレーしてくれると思います!今シーズンも鋭いタックルを連発していましたから。これからは1ファンとして、橋本とチームのことを応援していきます!」
では最後にファンの皆様方へメッセージをお願いします。
「チームブースやイベント等でも声をかけていただき、ありがとうございました。チームは連覇を目指していますので、来シーズンも引き続き熱い応援よろしくお願いします!」