【神戸スティーラーズ】オールブラックスの最強LOブロディ・レタリック&世界最高NO8アーディ・サベアがチームに合流!「持っている力を100パーセント出して、チームを頂点へと牽引する」

チーム・協会

【コベルコ神戸スティーラーズ】

「ラグビーワールドカップ2023フランス大会」に出場し、ニュージーランド代表の準優勝に貢献したLOブロディ・レタリックとNO8アーディ・サベアが神戸スティーラーズに合流し、12月1日、灘浜グラウンドのスティーラーズ記念館にて記者会見を行った。いよいよ開幕が1週間後に迫ったNTTジャパンラグビー リーグワン2023-24。今シーズン、赤いジャージに身を包み戦うことになった両選手の意気込みをお届けする。(取材日:2023年12月1日)
2019-2020シーズンから2シーズン、神戸製鋼コベルコスティーラーズ(当時)でプレーし、今シーズン、山下 楽平とともに共同キャプテンを務めることになったブロディ・レタリック。204cmの長身をいかしてラインアウトやモールの核となり、ボールを持てばその体格からは想像できない圧巻のスピードを見せる。2014年のワールドラグビー年間最優秀選手にも選出され、オールブラックスとして109試合のテストマッチに出場する、リアルロックだ。

対するアーディ・サベアは、身長190cm・体重99kg。スピード、パワーを持ち合わせ、破壊力抜群のボールキャリーで勢いを生み出し、激しいタックルでチームのピンチを救う。今年のワールドラグビー年間最優秀選手に選ばれた世界No.1バックローだ。スーパーラグビーのハリケーンズではキャプテンを務め、高いリーダーシップを発揮する。

2人のスーパースターの合流を心待ちにしていたSteel Matesも多いことだろう。

福本 正幸チームディレクターは「レタリックは以前所属していた時からワールドカップを経験し、さらに成長したところを見せてくれることと思います。共同キャプテンとして、チームを勝利へと引っ張っていってもらいたい。サベアに関しては、ワールドカップでも大活躍し、ワールドラグビー年間最優秀選手にも選出されました。知識、経験をチームに落とし込み、神戸のために最高のパフォーマンスをしてくれることと思います」と期待を込めた。

サベアは「ラグビーワールドカップ2019日本大会の時に日本の文化に触れて、感銘を受けたことがリーグワンでプレーしようと思った理由の1つです。また、私にとって兄弟のような存在であるナニ(・ラウマぺ)がいたことも大きかったです。日本でプレーする素晴らしいチャンスをもらって光栄ですね」と日本でプレーすることに決めた理由を語った。
さらに、リーグワンのレベルについて「競争力の高いリーグだと思います。世界各国からタレントがやって来ていますし、そこで、どれだけのパフォーマンスができるのかチャレンジするのも楽しみです」と意気込んだ。

リーグワンの各チームには、両選手と同じくオールブラックスの選手をはじめ、決勝戦の相手であるスプリングボクスの選手も多数所属する。

対戦が楽しみなチームについてレタリックは、東京サントリーサンゴリアス、トヨタヴェルブリッツ、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの3チームだといい、「友人が所属していますし、彼らと敵同士として相見えることを心待ちにしています」とコメント。サベアは「初めて臨むリーグワンですし、すべてのチームとの対戦が楽しみですね」と語った。

前回、神戸スティーラーズでプレーした時はコロナ禍ということもあり、ファンと直接交流できなかったが、今シーズン、スタジアムでSteel Matesと写真を撮ったり、サインをしたりすることを楽しみにしていると語っていたレタリック。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

それぞれファンに見てほしい注目ポイントついては
「攻守においてアグレッシブにプレーするところと、ラグビー理解度の高さをもってスマートにプレーするところ。両方を見てほしい」(サベア)
「神戸スティーラーズのラグビーは、各選手が自分の強みであるスキルセットを駆使し作り上げる自由なスタイルです。そこで自分の持ち味を最大限に出していく」(レタリック)
と言い切った。

スーパーラグビーで何度も対戦経験のあるお互いについて
「アーディは人間としても選手としても素晴らしく、世界中のラグビー選手にとって憧れであり、手本となるような選手です」(レタリック)
「ガズラ(レタリックのニックネーム)はフィールドの外は優しいナイスガイですが、フィールド内では激しくて、優れたリーダーです。今シーズン、敵ではなく、同じチームで戦えることにホッとしていますね」(サベア)
と称え合う。

両選手ともに目標は、チームを頂点に導くことだ。

共同キャプテンに就任したレタリックは
「リーグ自体のレベルが上がっていて、厳しい戦いが予想されますが、昨シーズン9位だったチームを頂点という、神戸スティーラーズがいるべき位置に戻すのが私の役割です。そのために全力を尽くします」と決意する。
サベアも「高いレベルのパフォーマンスを全試合で発揮し、チームをリーグワンチャンピオンに導きたい。チームメイトとともに力を尽くして、トロフィーを勝ち取りにいく」ときっぱり。

両選手が、チームにどんな化学反応をもたらすのか。今シーズンの神戸スティーラーズは違う。それを確認するためにも、ぜひスタジアムに足を運んでほしい。

文/山本 暁子(チームライター)

神戸に来たのは、初めてというサベア。「これから街のことをもっと知って、神戸の人々やSteel Matesと交流できるのが楽しみですね」。ちなみに食べたい日本食は「神戸ビーフ」だそうだ。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

マスコットキャラクターのコーロクン人形を持って記念撮影。両選手のプレーを見にぜひスタジアムへ! 【コベルコ神戸スティーラーズ】

第1節 12/9(土)12:00 KICK OFF
コベルコ神戸スティーラーズ vs 三重ホンダヒート
@ノエビアスタジアム神戸
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著者プロフィール

兵庫県神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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