close-up KOBE

-Long interview-

2022/11/25 | 取材日:2022年11月4日

2022年度新加入選手インタビュー Part.13 マルセル・クッツェー選手

南アフリカ代表31キャップを誇り、Honda HEAT(現・三重ホンダヒート)でプレーした経験を持つマルセル・クッツェー選手が、11月3日、大分合宿よりチームに合流!長時間の移動による疲れも見せず、翌日から練習に参加し、選手、スタッフとコミュニケーションを取る姿が見られました。フィジカルを全面に出した激しいプレーとは打って変わって、グラウンドの外では明るくフレンドリーなナイスガイ。母国のブルーブルズではキャプテンを務め、リーダーシップにも定評があるクッツェー選手に、再び日本でプレーすることに決めた理由や神戸スティーラーズで達成したい目標などを聞きました。

「チームが目標とする優勝に向かって全力を尽くします!」

マルセル・クッツェー
MARCELL COETZEE

PROFILE

■1991年5月8日生まれ(31歳)、南アフリカ共和国・ポチェフストルーム出身

■ポートナタール高校→シャークス(SR)→Honda HEAT(現・三重ホンダヒート)→アルスター・ラグビー(PRO14)→ブルーブルズ(URC)

■ポジション/No.8

■身長・体重/191cm・116kg

■代表歴/南アフリカ代表(31キャップ)

また日本でプレーできることが楽しみです。
—2015年度以来の日本ですね。
「はい、そうです。神戸スティーラーズでプレーすることに決まってからYouTubeで神戸の街が紹介されている動画を見たり、レストランをチェックしたりしていました(笑)。三重Hの本拠地があった鈴鹿市とは地域が違いますし、今度は神戸で新しい経験ができるんじゃないかとワクワクしています!」
—まず7年ぶりに日本でプレーすることに決めた理由を教えてください。
「1シーズンですが、三重Hでプレーし、とても良い時間を過ごすことができました。日本はラグビーをする環境が整っていますし、親切な人ばかり。そして、文化も魅力的です。その時の印象が強く残っていたこともあり、もう一度日本でプレーすることに決めました」
—南アフリカ出身の選手に神戸スティーラーズのことを聞いたりしましたか?
「ジャック・フーリー(2012年度から2016年度まで所属)や昨シーズン、神戸スティーラーズでプレーしたルカニョ・アムと話す機会があり、チームのことや街のことを質問しました。彼らの話は、とてもポジティブで、特にアムは、神戸スティーラーズでプレーしたのは数ヶ月間でしたが、チームの歴史の深さやファンの方の熱心さなどに心から感銘を受けている様子でした。彼らの話は、私の決断を後押ししてくれましたね」
—2015年に三重Hでプレーした時の日本のラグビーに対しての印象はどうでしたか?
「ゲーム展開の速さにまず驚きました。それに、どの選手もスキルが高い。南アフリカはご存知の通り、フィジカルを前面に押し出すプレースタイルが主流ですので、初めて経験するラグビーでした」
—とはいえ、「ジャパンラグビー トップリーグ2015-2016」で、クッツェー選手は10試合中9試合に出場し、タックル成功率94.6%を残すなど大活躍されました。日本のラグビーにフィットするために工夫したことなどがあれば教えてください。
「特別なことはしていないのですが、とにかく毎日の練習に一生懸命取り組み、日本のラグビーのスピードに慣れて、自分のプレーをより良くしようとしました。チームメイトやスタッフからの期待に応えたいという一心でプレーし、持ち味であるタックルで良い数字を出せて嬉しかったです」
—2015年度、三重Hと神戸スティーラーズはトップリーグでは対戦する機会がなかったのですが、灘浜グラウンドでプレシーズンマッチを行っています。覚えていますか?
「もちろん、覚えています!日本に来て初めての試合だったので、印象に残っています。試合は神戸スティーラーズが勝利しました。とても良いラグビーをしていたと記憶していますし、神戸スティーラーズは長い歴史の間に、何度も日本一になっています。輝かしい歴史を持つチームの一員として、今シーズン、プレーできることを光栄に思いますね」
—プレシーズンマッチにはアンドリース・ベッカーコーチも出場していたと思うのですが…。
「ジャック・フーリーは出ていなかったのですが、アンドリースは出場していましたね!まさか7年後、私のボスになるとは思ってもいませんでした(笑)」
フィジカルの強さでは負けない!
—チームに合流したばかりですが、神戸スティーラーズの雰囲気はどうですか?
「アットホームな中にも、選手、スタッフから意識の高さを感じられ、優勝という共通のゴールに向かって邁進するプロフェッショナルな集団ですね」
—ラグビーの印象は?
「テンポが早いというのはあらかじめ予想していましたが、運動量が豊富で、スキルを駆使し、クリエイティブなラグビーをしています。決め事はありますが、ある程度、個人の判断に委ねられていますので、自分の強みを発揮して、チームに貢献できればと思います」
—先ほどタックルが持ち味だと言われていましたが、ほかには、どういうプレーでチームに貢献しようと思われていますか?
「フィジカルの強さでは負けませんので、ディフェンスではタックルやジャッカルで流れを変え、アタックではボールキャリーでゲインラインを越えていく。ラグビーというのは、そもそも体を当てるスポーツですし、私自身、コンタクトが大好きですので、コンタクトシチュエーションで優位に立って、チームに勢いをもたらすようなプレーをしていきたいです」
—ブルーブルズで一緒だったヴィリー・ポトヒエッター選手が、クッツェー選手のことをリーダーシップがあって、グラウンドでは人一倍体を張る“戦士”のような選手だと話していましたよ。
「嬉しいですね。私のモットーは、常にハードワークすることです。誰よりもハードワークし、チームを成功に導いていけるよう頑張ります」
—現在のコンディションはどうですか?
「9月に開幕した『ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ2022/23』に7試合フル出場しました。ゲームフィットネスという点ではいつでも試合に出られるくらいバッチリです。開幕に向けてゲームフィットネスを維持したまま、神戸のラグビーをより深く理解し、グラウンドで最高のパフォーマンスを発揮できるようにします」
チームの成長の手助けをしていく
—リーグワンには南アフリカ出身の選手も多いですが、対戦が楽しみなチームはありますか?
「すべてのチームとの対戦が楽しみです。私がプレーした2015年度よりも日本のラグビーはレベルが上がり、リーグワンでは、よりタフな試合が続くことになると思います。日本のラグビーがどのような進化を遂げているのか、それを体感したいですね」
—日本ラグビーの進化を感じるのも楽しみだと。
「楽しみですね。日本代表は、2015年のワールドカップで南アフリカ代表を倒し、2019年にはアイルランド代表、スコットランド代表に勝利し、ベスト8に進出しました。先日行われたニュージーランド代表戦も勝利まであと一歩というところまでオールブラックスを追い詰めました。代表の強化とリーグ全体の質の向上は繋がっていると思いますし、実際、世界のトップ選手が日本に来ています。リーグワンは競争力の高いリーグだと思いますので、早く試合がしたいです。もちろん、試合に出るには、チームの競争に勝たなくてはいけません。私は負けず嫌いですので、練習から高いスタンダードを出して、コーチ陣から信頼を得てポジションを獲得したいと思います」
—クッツェー選手は、2019年のラグビーワールドカップ前に怪我をし、メンバー入りが叶いませんでした。来年に迫ったワールドカップ出場を目指しているのでしょうか。
「怪我を含めて、ラグビーですからね。今はワールドカップ出場よりも、神戸スティーラーズの成功に貢献したいと思っています。これまでの経験を活かして若手にアドバイスするなど、できることはすべてやって、チームの成長の手助けをしていきたいですね」
—ズバリ神戸スティーラーズで達成したい目標とは?
「これまでのラグビー人生でもそうだったように、チームの目標が、私の目標です。神戸スティーラーズが目標として掲げるリーグワン優勝を達成できるように、チームメイトと一緒に力を合わせていきたい。長いリーグ戦の戦いの中では、良いことばかりではないと思いますので、そういう時にチームが自信を持てるようなメッセージを発信していきたいですし、試合中には予想外のことが起きることもありますから、チームを落ち着かせるような役割を担っていければと思います。優勝という目標に向かって、自分の持っているすべての力を出し切ります」
—では最後にいつも応援してくれるSteel Matesへメッセージをお願いします。
「神戸スティーラーズの一員としてプレーできること、リーグワンを戦えることが楽しみで仕方がありません。チームの優勝に貢献できるよう全力を尽くしますので、応援よろしくお願いします!」
—ありがとうございました!

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